荻窪北口前大街頭宣伝！～民営化には絶対反対しかない

去る６月１日、北島邦彦は、前日のいわき集会から帰って息つく間もなく、荻窪北口前での街頭演説会を行いました。

この日は、東京各地から労働者の仲間が、なんと７０人も集まってくださり、さながら選挙本番の大集会となりました。

なによりも、職場で民営化・外注化、そして非正規化・解雇と闘う仲間たちが、６月杉並区議補選は自分たちの労働現場のための闘いだと駆けつけてくれたこと、そして真っ向から訴えてくれたことです。

自治体で働く仲間は、「公務員の岩盤を崩す」と称して、公務員の「解雇自由」化を通して全労働者の解雇自由化と10割非正規職化を進めようとする安倍政権への怒りを語り、杉並・田中区政が進める「区立施設再編整備計画」は児童館の全廃であり公務員のクビ切りであり絶対に許せない、とアピールしてくれました。

医療現場ではたらく青年は、病院にも新自由主義の嵐が吹き荒れているが、賃金カットの就業規則改悪を許さない攻防を闘っていることを報告し、福島の怒りとともに闘おうと訴えました。また、郵政で入局１年足らずで解雇された青年も、「数字が人格だ」と言いなす郵政資本を弾劾し、必ず職場に戻る、と宣言しました。

鈴コン闘争共闘会議の花輪代表も駆けつけてくれました！

集会の全体を東京西部ユニオン青年部がつとめ、こう宣言しました。

「私たちは、闘う労働組合をよみがえらせるために一つの決断をしました。６月２９日に行われる杉並区議補選に私たち東京西部ユニオンから北島邦彦副委員長を押し立て挑戦します！」。

「すき家」など非正規化と闘う青年たちの息吹が、荻窪駅前に満ちました。

北島邦彦は、「戦争と改憲、『残業代ゼロ』の安倍政権をたおそう」「被ばくさせない－ふくしま共同診療所と杉並をつなぐ」「児童館廃止・保育園委託化の田中区政と対決する」「解雇・非正規化、安全破壊とたたかう労働組合を職場につくろう。東京西部ユニオンの分会を杉並につくろう」など、４つの柱で今回の杉並区議補選の課題を提起しました。

※参加した仲間が動画をアップしてくれました↓

解雇撤回・ＪＲ復帰の最高裁署名は、またたくまに２００筆以上集まりました。

昨年９月、東京高裁が不当労働行為を明確に認定しました。一審判決に続く高裁での不当労働行為の認定は、〈国鉄分割・民営化における解雇は間違いであった〉ことを認めさせる画期的判決です。しかし、職場復帰は認めませんでした。

最高裁で、戦後最大の労働運動への攻撃だった国鉄分割・民営化（１９８７年）に対して不当労働行為と解雇撤回の判決を出させれば労働運動全体の復権へ大きな力となります。６月３日には、JAL不当解雇撤回裁判の控訴審で棄却の反動判決が出されています。なんとしても新自由主義の出発点である国鉄分割・民営化体制をひっくり返しましょう。解雇撤回へ10万筆署名へのご支援、ご協力をお願いします。

明日６月８日には、文京シビックホールにおいて、国鉄闘争全国運動大集会が行われます。

ここには、韓国の鉄道労組からオム・ギリョンさんが参加されるそうです。鉄道労組の元本部委員長であり、昨年の23日間の歴史的なストライキをソウル地域本部長として闘った方です。

ＫＴＸ（高速鉄道）を分割し、新たな株式会社に運営させるという民営化案に反対して起ち上がり、１万１５０人もの労働者が参加したそうです。国家をあげた民営化攻撃に真正面から、団結を守りぬいたこともすごいことですが、何よりもこのストライキが世論の７割が支持したことです。

民営化がもたらすものは、ＪＲ北海道事故や尼崎事故、そして韓国のセウォル号の大事故です。保育所民営化によって全国各地で子どもたちの死亡事故も激発しています。

民営化・外注化と非正規職化が、すべての労働者と家族を貧困にたたき込み、安全を破壊し、青年たちから未来を奪っています。

「命より金もうけ」というあり方が、原発大事故、そして今や改憲と戦争の足音さえ響かせています。こんな社会をつくりかえることができるのは、労働者の力です。労働組合をあらゆる職場によみがえらせることです。

都政を革新する会と北島邦彦は、「区立施設再編整備計画」で児童館・学童クラブ、保育園などの全面民営化を進める杉並・田中区政と真っ向から対決し、今度の杉並区議補選に挑みます。「児童館機能の存続・拡充」と民営化・クビ切りの田中区政を翼賛する立場も、「区民サービスの後退」一般に切り縮める考え方もダメです。「子どもの命を奪い労働組合を破壊する民営化には絶対反対」で闘いましょう！

新自由主義とたたかう６・８国鉄闘争全国運動大集会（文京シビックホール・１３時開会）に集まりましょう。

いつでも東京西部ユニオンに労働相談の連絡をください！

電話：０３－３２２０－７４７３

相談無料・秘密厳守です！