杉並区議会予算特別委員会ほらぐち区議質疑

杉並区議会で予算特別委員会が開催されています。新型コロナウィルスの影響で出席議員の数が制限され、質問時間を自主的に削減している党派も続出しています。「社会機構の崩壊的状況」はここまで来ています。

ほらぐち区議は3月5日、一般質問からさらに突っ込んで、自衛官募集業務への杉並区の協力実態について質しました。区内在住の15歳(男)・18歳(男女)・22歳(男女)約1万人の一覧表を作成し、区職員立会いの下で自衛隊に閲覧させているとのこと。「便宜供与」が相当進んでいる実態が明かされました。そのなかで突然田中区長が答弁に立ち(都政を革新する会所属の議員に対して、区長が直接答弁するのはきわめて異例!)、「ほらぐち委員を支援している中核派は武装組織をもっている。それなのに自衛隊を否定するのはおかしいのではないか?60年安保や70年安保の騒動の時も自衛隊は出動しなかった。災害時に自衛隊に助けられた人たちはたくさんいる。募集業務に協力するのは当然だ。右翼じゃない中道の私だってそう思う。ほらぐち委員は自衛隊が嫌いなのだろうが…」など長々と述べました。さすがに予算特別委員会委員長(自民党所属)から、「区長は質問に関係のない答弁はしないでください」とたしなめられる始末でした。「(中核派の武装組織は)国家権力の暴力とは意味が違うだろう!」のヤジも。ほらぐち区議は次の質問に移る前に、「自衛隊員は軍服を着た労働者です。仲間である労働者を戦場に行かせることには絶対反対です」と切り返しました。

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