三里塚・産直の会総会かちとる-3・24三里塚現地に集まろう

三里塚産直を担っているフロムアスの仲間より、産直総会成功の報告がありましたので掲載させていただきます

 13年三里塚産直総会開催

 IMGP13233月3日、三里塚有機農法産直の会 三里塚産直の会の2013年度産直総会が東京と千葉で開かれました。産直総会は年に一度、農家の状況や野菜の状況、会員からの要望や意見を出し合い新年度のスタートを切る大切な集まりです。東京総会は総勢50名の参加で開催されました。今年は、緊迫する三里塚現地攻防の中、3・24三里塚現地集会を前にして、まる2年を迎える原発・放射能との闘い、そして市東さんの農地裁判の正念場の中での開催でした。

 司会は、昨年のお連れ合い・謙太郎さんの急逝から娘さんと力を合わせて頑張っている鈴木加代子さん。まず萩原富夫さんから昨年の野菜作りを振り返って「猛暑と乾燥の夏・長雨の秋・大寒波の冬・多難な一年でしたがなんとか乗り切れたと思います」「天候不順に悩まされた、でも野菜の味は一級品」と報告があり、続いて市東孝雄さんから農地取り上げ攻撃について、「違法だらけの裁判で農地を取られてたまるか!取り上げの対象になっているのは、約6割の畑と、作業場、育苗ハウス農機具置き場。これを全部取られることは、農民として死ねということです」と怒りをもって報告されました。萩原進さんからは、原発・放射能・TPPについて、「福島の仲間と一緒に、命と引き換えの原発はいらないと発信し続ける」「出荷野菜の放射能検査に全力をあげてきた、今後もみなさんに支えられながら、放射能問題と真剣に向き合いながら農業を続けてゆく」「放射能汚染問題での行政の事なかれ主義・放射能隠しを追求してゆく」と決意を語られ、「TPPは農民だけの問題ではなく、国民全ての生活がまるごとかかった問題、TPP反対の声を上げてゆく」「産直農業を守り、継続してゆくために、乗り越えなければならない課題は、農地裁判をはじめいくつもある。被災地では復興特区の名で農民から農地が奪われ企業の利益のために使われ始めている」「放射能汚染と無縁に生きられない現状の中で、農薬や科学物質を除いて免疫力を高めることは最大の防御です、人と自然を大切にする農業を取り戻してゆきましょう」「スジを曲げることなく、野菜作りに取り組みます。皆さんの力で、三里塚産直を支えて下さい。」と訴えがありました。   

 その後の活発な討論では、初参加の若いお母さんから「いろいろ勉強する中で星野も、大間も、三里塚も全部つながっていることがわかってきた。3・11福島、3・24三里塚には参加する、現地で声を上げるのが大切」との発言があり、また西部ユニオンの青年労働者からは「三里塚野菜で職場の仲間を増やしている」と報告がありました。小学3年の参加者から「ヤーコンのきんぴらが大好き、ほっぺがおちそう、おいしいものを変化させて三里塚野菜を増やしてゆきましょう」との可愛い提起に全体大爆笑で元気に終了。

農家の皆さんは、あわただしく午後の千葉総会に向かいました。                         3・24三里塚で会いましょう。

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