北島邦彦 すぎなみ未来BOX 1月号

大激動の2012年ともに闘おう!  反原発・反失業・非正規職撤廃

労働者の力で社会を変える時が来た。

原発再稼働・輸出と消費大増税の野田政権を打倒しよう!

野田政権は年末、福島第一原発の「事故収束」宣言を行い、放射能の地に福島県民を強制帰還させ、原発再稼働、原発輸出に突進している。何が「収束」だ。フザケルナ!。原子炉建屋は、高線量で近づくこともできない、溶けた核燃料がどういう状態かも分からない。汚染水が海に放出され続けている。膨大な人々が内部被爆を強制され、粉ミルクからも放射性セシウムが検出された。被曝労働に従事している多くの非正規労働者がいる。子どもたちの命や福島の労働者・農漁民の生活など一切省みようとしない野田政権。消費大増税、社会保障切り捨て。沖縄新基地建設のためには手段を選ばない。武器輸出原則の緩和など、自民党政権ができなかったことを実現する政権だ。
本来なら労働者民衆の声を代表して闘うべき労働運動のナショナルセンター連合が、「原発は必要。資本と闘うな。国際競争に勝とう、そのためには資本や国を守ろう」と民主党・野田政権を支えている。いまこそ労働者・労働運動が根底からの怒りに燃えて決起する時だ。
福島の女たちは、再び「経産省前座り込み」を闘っている。原発立地町村の住民が「東電の責任追及と完全賠償求める集会」を開き、子どもの親たちが「原発事故賠償指針の一律同額に怒り」を燃やし「自主避難の実費賠償」を求めて立ち上がっている。12・10日比谷野音の「さよなら原発」集会に5500人が集まり、原発なくせ!のデモを行った。福島の怒りとひとつになって反原発・反失業の大運動を作りだそう。
JR職場や学校、自治体現場から被曝労働反対、「子どもたちを守ろう」の闘いが始まっている。非正規職撤廃の闘いも開始された。労働者民衆の力で腐りきった社会を根底から変えよう。大恐慌の下、世界中で労働者・青年の「生き抜くぞ」のゼネストやデモが爆発している。合い言葉は「99%の俺たちが社会の主人公」だ!労働者には社会を変える力がある。団結して闘おう!3・11福島・郡山の「さよなら原発」大集会に参加しよう。写真:世界中から6000人が結集。反原発・反失業の闘いを誓い合った(11/6)

 

解雇撤回・非正規職撤廃を!東京西部ユニオン・鈴コン分会の闘い

東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会(3ヶ月更新・非正規のミキサー車運転手の組合)に対し、資本は分会員への解雇攻撃を連発し、亡くなった組合員も含めて、分会7人のうち4人に解雇攻撃をかけています。分会は、賃金・手当の削減反対、仲間の解雇撤回、組合への分裂工作と闘ってきました。「ストライキを行なった」「社前や駅頭などで会社の名誉を傷つける宣伝活動を行なった」が解雇理由です。首切り企業に対して、労働者が怒りを爆発させて抗議・糾弾するのは当然です!これは「組合活動をするな、組合活動すれば解雇だ」と言っていると同じです。しかも「3ヶ月契約のアルバイトで契約期限が来たので更新はしない」“合法的”な措置だと主張する悪質さです。本当に許しがたい! もう20数年も契約を更新し、続けて働いてきた仲間も解雇されています。
 この攻撃は非正規労働者が労働組合を結成し、団結することを否定するものです。たんに一企業の非正規労働者にかけられた攻撃ではなく、全国・全世界の非正規労働者、それだけではなく正規労働者に対しても仕掛けられたものです。 鈴コン分会の闘いは、1200万すべての非正規労働者の「俺たちは奴隷じゃないぞ!」という怒りと誇りをかけた闘いです。世界中の労働者がこの課題で闘っています。鈴コン分会の仲間は明るく、粘り強く、団結して闘っています。非正規労働者のみなさん、とりわけ青年・非正規労働者のみなさん!組合を作って闘おう。団結し、組合を作ってはじめて資本と対等になれます。東京西部ユニオンに入ろう。
労働相談も受付ます。(電話&FAX 03-3220-7473または北島まで)。写真:仲間の解雇撤回を求めてストライキに立ち上がった分会(9/27)

 

高線量芝生シート セシウムは9万ベクレル  杉並の小学校

11月はじめ、堀之内小の校庭の芝生養生シートの高濃度の放射能汚染の報道があった。12月、丸めて保管されていたシートから毎時9万ベクレルの放射線が検出された。区内広範囲に原発事故の放射能が降り注いでいたのだ。子どもたちを守るためにも原発再稼働阻止、すべての原発なくせ!の声を上げていこう。(右:12/13朝日新聞)

区はこのシートを焼却するという。各自治体で焼却残留物から高線量の放射能が検出され、灰の処理ができない状態だ。労働者の被曝の可能性すらある。

「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。したがって東電は除染に責任を持たない」

福島県のゴルフ場が、放射性物質の除去と損害賠償を求めて東京地裁に仮処分を申請。そこでの東京電力の主張だ。飛散したものは「もともと無主物(所有者がない物)」、ゴルフ場の土地に付着しているからゴルフ場の物、東電には除去の責任はないと。裁判所はこの主張を認めた。大事故を起こし、福島の人たちの生活を奪い、命の危機に落とし込んでいることに何の反省もない。本当に腐敗した許し難い連中だ。東電と裁判所、政府の責任を追及し、監獄にぶち込もう。

 

全ての原発の停止・廃炉を!

福島の子どもたちの命を守るため、労働者・市民・民衆の手で自分たちの医療施設をつくろうとのアピールが福島のお母さんたち、労働者・農民や全国の闘う医師たちから発せられています。杉並でも、ナゼン西部(すべての原発いますぐそう全国会議)を先頭に建設運動が始まりました。私たちもこの運動に賛同し、診療所建設の大運動を福島の人たちと一体で進めます。みなさんのご協力をお願いします。
以下、アピール(抜粋)掲載します。

写真:11・6労働者総決起集会で登壇した被災地の仲間たち

福島診療所建設に向けたアピール

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう                  2011年12月1日

子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
福島第1原発事故は、広島型原爆168発分にあたるセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。子どもたちの放射線被曝、とりわけ内部被曝は重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
子どもたちの被曝を心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被曝は心配ない」などという山下俊一福島医大副学長などの言葉を、だれも信じてはいません。
だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。
今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
福島の子どもたちは放射能汚染による被曝に日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
未来をつくる子どもたちが、病気を心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。
福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。
★よびかけ人
〈福島から〉清野和彦(元福島県教組委員長)、佐藤幸子(NPO法人代表)、椎名千恵子(とつきとおかテント村代表)、橋本光一(国労郡山工場支部書記長)、市川潤子(ふくしま合同労組委員長)、鈴木光一郎(酪農家)、佐々木信夫(桜の聖母短大名誉教授)、渡辺馨(福島県労組交流センター代表)
〈全国の医師から〉 吉田良順(広島高陽第一診療所)、杉井吉彦(本町クリニック院長)、松江寛人(がん総合相談センター所長)、吉本哲郎(熊手町クリニック院長)、末光道正(八尾北センター院長)、布施幸彦(館林厚生病院医師)

 

反原発を中心に2011年を激しく、全力でたたかう!2012年の展望切り開く!

 

 

 

 

 

左上:杉並区議選出陣式・1764票の得票、惜敗(4/23)。左二段:「つくる会」教科書採択を阻止したぞ!(8/10)。左三段:「さよなら原発」6万人集会(明治公園・9/19)。左下:「ケンカの仕方教え ます!講演会」(9/2)多くの青年と合流。右上:高円寺デモ(10/23)。右下:福島の怒りと合流!福島市内デモ(6/19)

 

 

 

 

 

 

 

 

都政を革新する会・2012年旗開き

★2012年 1月29日(日)   午後2時~4時
★荻窪タウンセブン8F(JR荻窪駅ビル)
★参加費 1500円

◆挨拶       長谷川 英憲  都政を革新する代表(元都議)
◆情勢・区政報告  北島 邦彦  前杉並区議・都革新事務局長

◆連帯の挨拶
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会
国鉄千葉動力車労働組合

※お誘いあわせ、お気軽に参加ください。

 

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