北島くにひこは訴えます 戦争と民営化  小池都知事を倒せ

安倍・小池と真っ向から対決し、都議会議員選挙(7月2日投票)に杉並区から立候補する北島くにひこ・東京西部ユニオン副委員長の訴えを紹介します(5月28日のJR阿佐ケ谷駅前)。

●腐った政治打破しよう

7月2日の都議会議員選挙に私は断固立候補して闘います。私はこの選挙の中で、戦争・民営化推進の安倍首相と小池都知事を打倒することが、最も重要な課題だと思います。

安倍政権の戦争と改憲の政治は絶対に許せません。加計学園事件などは、まさに安倍政権による権力犯罪です。その安倍の反動政治を首都東京で行おうとしているのが小池都知事です。
小池都知事は、あたかも都議会自民党と対決しているかのような構図をつくり、都議選を「都民ファーストの会」なるもので闘おうとしていますが、言っていること、やっていることは、全部、安倍首相と同じです。

小池都知事は安倍首相と同じ、日本会議という右翼反動団体の大幹部です。憲法を変え、日本を戦争をやれる国にすることを主張しています。さらに共謀罪法案にも全面的に賛成しています。賛成しているどころか、警視庁、公安警察の指揮・命令権者として、共謀罪法の具体的適用の先頭に立とうとしています。なぜか。それは、東京を戦争のできる軍事都市にしようとしているからです。

小池都知事は自身のホームページで「日本は核武装という選択肢を持っている」「それまでは米軍の核ミサイルを東京に配備すればいい」と主張しているのです。

自民党から始まって日本共産党まで、すべての政党、立候補予定者が、このことをひとことも批判しません。既成の全政党が戦争と改憲の政治に総屈服しているのです。

●解雇した張本人は小池

しかし、この状況を打ち破る現場労働者の決起が、都庁の中から始まりました。都庁議事堂レストランで働いていた非正規の女性労働者が、小池都知事によって不当にも解雇されましたが、これを絶対に許さないと闘いに立ち上がりました。彼女の決起が大きく燃え広がっています。小池都知事は福島原発事故の「自主避難者」への住宅補助を3月末で打ち切りました。だからこそ、被曝と帰還の強制に反対して立ち上がった女性労働者の闘いを恐れ、4月冒頭に解雇したのです。まったく許せません。

女性労働者は「皆さん、一緒に闘ってください。あなたの大切な誰かを守るために、ともに生きられる世界をつくりましょう」と呼びかけています。不当解雇を許さない闘いは、小池都知事による労働者の権利破壊、都労連解体攻撃を打ち破る闘いでもあります。ともに闘いましょう

●民営化は雇用・安全破壊

小池都知事は市場、保育、都営交通など、都政のすべてで民営化と外注化をやろうとしています。私は、労働者の立場として、民営化と外注化を進める小池都知事を絶対に許せません。民営化と外注化は膨大な非正規職労働者を生み、膨大な労働者の首を切ります。

ここでも小池都知事は、新自由主義政策を進めてきた自民党の政治とまったく一体です。いや、小池都知事こそ、破綻した新自由主義政策をごり押ししようとしているのです。

水道、学校給食、医療、保育など自治体業務の民営化・外注化は、一握りの資本のために労働者の命と生活、安全をとことん破壊するものです。待機児童問題についても、小池都知事は今年度に1800億円程度の予算をつけていますが、小池都知事がやろうとしていることは、徹底した民営化です。保育事業に民間の事業者を参入させるための規制緩和・規制撤廃が小池都知事の保育政策のすべてです。これを今、加計学園事件で問題になっている「国家戦略特区」という制度を使って、やろうとしています。

保育所が民営化されて民間に投げ渡されたらどうなるのか。保育労働者の労働条件はますます切り捨てられます。非正規の保育労働者が膨大に生み出されます。その結果、保育労働者が団結して声をあげることが全部否定され、森友学園のような、とんでもない事業体が保育の世界を牛耳って、莫大(ばくだい)な利益を上げていくんです。そして、保育所に預けられる子どもたちの命が危機にさらされます。安全が崩壊していくのです。

これが「都民ファースト」なる小池都政の真の姿です。絶対に許せない。都の業務の民営化・外注化を進める小池都知事を今こそ、この都議選の中で打倒しましょう。

今こそ私たち労働者が、地域の民衆とも一体となって団結をとり戻しましょう。その団結をもとにして、共謀罪絶対反対、戦争なんか絶対許さないゼネストで闘うことです。それこそ共謀罪法案を打ち砕く最大の力です。

そして、都議選の闘いをとおして新しい労働者の政党をつくって、この腐りきった政治と社会を根本から変えましょう。共謀罪法案を葬り去り、小池都知事を倒すために、みなさん、ともに行動しましょう。

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