科学館の廃止は許せない! 地域住民の声

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連日、北島邦彦の街頭演説が続いています。今回の杉並区議選は、「戦争絶対反対、安倍たおそう」とともに田中区政が進める児童館廃止をはじめとした「区立施設再編整備計画」の撤回をかけた決定的な場になっています。
「児童館をなくすな!」子どもたちが集団で署名をしていきます。

「区立施設再編整備計画」では、あんさんぶる荻窪や科学館の廃止も盛り込まれています。あんさんぶる荻窪の廃止(「荻窪税務署との財産交換」)に対して、地元町会住民から「地域破壊だ」と強い反対の声もあがってきています。

杉並科学館閉館:東京新聞記事そして科学館の廃止です。田中区政は、「建物」をなくして機能だけを継続し,未­来の科学教育を「さらに発展・充実」させると称しています。しかし、東京新聞で「実質閉館」と報道された通り、実態は廃止であり、労働­者の非正規化です。

これについて、今日の北島邦彦の荻窪駅前での街頭宣伝では、地域の女性がマイクを取り、その正体について訴えました。ぜひこの声を聞いてください。

田中区政による科学館の閉館→廃止を許してはいけません!

杉並区立科学館は、ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんが名誉館長を務め、小中学校の理科学習支援および区民向け講座を行ってきました。

しかし、この4月1日をもって理科移動教室などの主な事業やプラネタリウムの終了を決定。常設展示見学と講堂等の貸出のみとし、指導員16人全員をなくしてしまいました。実質解雇です。「事実上閉館」と東京新聞で報道されています。
その上に田中区政は、老朽化などを理由に今年度末で施設そのものを廃止し、跡地に特別養護老人ホーム整備を検討しています。

杉並区には杉並区立科学館条例があり、科学館設置が定められています。これを変えないと廃止はできないため、田中区長はこの3月末では「廃止ではない」というポーズを取りながら、実質的には廃止に踏み込んでいるのです。こんなだまし討ちはありません。
この科学館閉館は、児童館廃止をはじめとした「区立施設再編整備計画」の大きな一角であり、こうした区民をだますやり方に、田中区政の杉並まるごと民営化の正体がはっきりとあらわれています。
今からでも遅くはありません。区議選後に田中区長は科学館条例を変えようとするでしょう。絶対反対の声をあげましょう!

すぎなみ教育報臨時号

「『すぎなみ教育報』は区長のサギ」と住民が弾劾しています

区は、そのことを押し隠すように、「すぎなみ教育報」臨時号を発行し麗々しく「新しい科学教育の拠点づくり~次世代型の科学教育を目指して」として「学校理科室等への出前授業」などなどを打ち出しています。

裏面には「学校における理科教育の充実」「地域における科学教育の新たな展開」とも強調されています。

ところがどうでしょう。同じ裏面の左隅には小さく「現在の科学館の施設について」と題して、科学館の廃止を宣言しているではありませんか。地域住民の方たちが、これを「田中区長のサギだ」と弾劾しているのはまったく当然のことです。

すぎなみ教育報「科学館の施設について」

「移動式プラネタリウム」の実態は、指導員の解雇の上での非正規化

区は、科学館の目玉だったプラネタリウムは「移動式プラネタリウム」にするとして、4月7日まで済美教育センター理科指導員の募集がされていました(広報すぎなみ3月21日号)。

済美教育センター募集しかしその実態は、嘱託非常勤で月給17万4000円~。これで年間120カ所を指導員自ら運転して回れというのです。
これまで多くの専門研究員を輩出していった科学館の指導員が解雇された上、、こんな強労働・低賃金でなら雇ってやるというのは、労働のあり方としても、杉並の科学教育のあり方としてもまったく間違っています。

 

 

以前にアップした、科学館前での北島邦彦インタビューを再録します。

 

「児童館をなくすな!」「区立施設再編整備計画の白紙撤回を!」の旋風を巻き起こしましょう。北島邦彦はその先頭にたってたたかいます。

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