アメリカンアパレル渋谷本社と代官山店に解雇撤回命令の履行を申し入れしました

東京都労働委員会での完全勝利命令を受け、アメリカンアパレルの渋谷本社と代官山店に、「都労委命令を即時履行しろ」「今すぐ職場に戻せ!」と当該のハナコ分会長を先頭に申し入れを行いました。
会社側は、「弁護士に相談している」としか答えられず、対応不能でした。ハナコ分会長の勝利感に満ちたアピールが圧倒しました。
アメリカン・アパレルという会社は米ロサンゼルスに本社があり世界的な展開で、世界同一の”公正な賃金、安全な労働環境”とキャンペーンしていますが、実際にはとんでもない実態で、新自由主義そのものです。ごく一部の本社スタッフを除く全従業員が1年契約のパート・アルバイトです。そのもとで多くの青年労働者が使い捨てにされ、不当に首を切られ、泣き寝入りをさせられてきました。
アメアパ職場に組合を立ち上げた東京西部ユニオンの青年たちに対し、雇い止め解雇などがおそいかかりましたが、ストライキも駆使して立ち向かい、かちぬいてきました。
そしてハナコ分会長の二度目の雇い止めから2年。ついに解雇撤回労働委員会命令をかちとったのです! 本当に感動的な勝利です。
(ハナコ分会長、解雇を撤回し職場復帰をかちとっている鈴木コンクリート工業分会の善さんと。)
解雇撤回・原職復帰をかちとった鈴木コンクリート工業分会の勝利に続き、労働者は正規・非正規を問わず、団結して闘えば勝てるのだということを示しました。東京西部ユニオンは、さらに意気があがっています。
青年たちの団結で、職場と社会は変わる!
今、街頭では統一地方選を前に様々な党や候補者が「ブラック企業を規制する」「若者と女性の雇用保障」などと述べています。しかし、一体その主体は誰なのでしょうか? 職場の外でそんなことを政策的に実現するなどということは、「美辞麗句」を越えて欺瞞ですらあります。
職場の中で労働者自身が団結して資本とたたかうことなしに、絶対にブラック企業はなくなりません。
そして、青年を先頭にした労働組合の団結でこそ、職場も社会も変わります!
私は、東京西部ユニオン副委員長として、鈴コン分会やアメアパ分会の解雇撤回のたたかいを共にし、勝利を実現して、そのことをあらためて実感しています。
「児童館をなくすな!」一緒に声を
杉並・田中区政は、前山田区政とは違うというような姿勢を標榜しつつ、その実「区立施設再編整備計画」によって杉並をまるごと民営化する計画では、山田区政時代以上に激しく進めています。児童館を全廃するというのはその最たるものです。
ところがこれに対しても議会のなかで絶対反対を貫く勢力はいません。「児童館事業は拡充される」などとごまかしたり、学童クラブの委託化には口をつぐむ勢力ばかりです。
労働者のクビ切り・非正規化と地域破壊に対しては、絶対反対以外にありません。杉並区職の労働者と地域の人々が手を結んで声をあげましょう! 「児童館をなくすな」署名運動を地域・街頭で集めています。一緒に行動しましょう!
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