杉並の「つくる会」教科書採択、田母神講演会をぶっ飛ばそう!

「国鉄1047名解雇撤回!労働者派遣法撤廃!改憲阻止!麻生内閣打倒!」を掲げて全国労働者総決起集会(6月14日、代々木公園)

 6.14集会後、2100人が渋谷デモに出発!

労働者・学生1200人が法大を包囲! 監獄大学糾弾デモに立つ(6/15)

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 6/14-15闘争は開放感あふれるたたかいになりました。国鉄1047名の解雇撤回、派遣法撤廃6.14労働者総決起集会は2100人が参加しました。新自由主義=国鉄分割・民営化攻撃と闘って、勝利宣言をした動労千葉が団結の中心になって、労働者・学生がこの団結を拡大していくことが社会を革命する原動力になっていくということを体感できる集会でした。実力で公安警察を叩きだした空間に、獄壁を打ち破って奪還された法大生のアピールが響き渡り、職場で闘いぬいて参加した青年労働者の指導部たちが、資本の鎖を引きちぎるためにたたかう労働組合を甦らせようと高らかに宣言しました。
 翌日の6.15法大弾圧粉砕集会は1200人が参加。法政大学ではビラをまけば処分、それに屈しなければ警察に差し出す、これが3年間続いてきました。どうして学生が大学で「戦争反対」を訴えることがいけないのか。逮捕者は110人、33人が起訴。しかし、全員が完黙非転向で闘っています。多くの労働者が、この闘いに感動し、休暇をとり、監獄大学=法政大は労働者を物のように扱う自分の職場と同じという思いで、駆けつけました。林立したのぼりと、青年労働者の弾けるようなデモが沿道の労働者の注目を集めました。

 杉並の「つくる会」教科書採択、田母神講演会をぶっ飛ばそう!

 杉並区の北朝鮮拉致被害者家族への支援事業は、民間団体による田母神前航空幕僚長講演会とも一体のものとして、今夏の中学教科書採択において、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導して制作した扶桑社版歴史および公民教科書の採択をねらうものでもあります。許すことはできません。
 4年前、「つくる会」教科書の採択率が歴史0.39%、公民0.19%というきわめて低率に終わったことから、扶桑社は次回学習指導要領の改訂に伴う出版をとりやめると言っています。また、そうした事情にも影響されて、「つくる会」は醜悪な人事抗争を内部で繰り広げ、分裂によって自由社版歴史教科書が制作される事態ともなっています。
 扶桑社版にしろ自由社版にしろ、「つくる会」中学歴史教科書は、古代から現代までありとあらゆる歴史的事実をねじ曲げ、かつての日本の侵略戦争を「アジアの解放に役立った」と賛美し、逆に、広島・長崎の原爆については「投下した」のたった一言。総体として天皇中心の歴史記述で、民衆のエネルギーが歴史をつくっていくといったダイナミズムはまったくありません。
 また、扶桑社版中学公民教科書は、国民主権・平和主義・基本的人権の尊重という日本国憲法の3原則を否定し、憲法改悪を公然と主張しています。領土・拉致・不審船問題などで排外意識を煽り、自衛隊の海外派兵や国防の意義を強調し、世界の労働者が怒りを突きつけている民営化を絶賛しています。
 「つくる会」教科書は、お国のために死ねる教育をすること、資本に滅私奉公ではたらく人間を育成することを目的に制作されています。次代を担っていく子どもたちにいかに生きかを教えるどころか、子どもたちから未来を奪い、労働者を戦争の担い手にしていく教科書です。こうした教科書の採択には絶対反対です。
 山田区長は「必ず今年度中に制定する」と宣言していた愛国心、改憲、滅私奉公の杉並教育基本条例の条例化を断念しました。大恐慌の中で沸き上がる労働者の怒りに震え上がったのです。こどもを企業の食い物にしてきた山田区長の戦争と民営化の教育がほころび始めています。労働者の団結が戦争を止める力です。

採択反対の署名を広げ、戦争・改憲と民営化・労組破壊の「つくる会」教科書の採択を阻止しよう!

署名用紙はここからダウンロードできます。http://www16.plala.or.jp/kyoukasyo/pdf/syo090607.pdf

田母神講演会粉砕!「つくる会」教科書採択を阻止しよう!労働者集会に参加しよう

時/7月12日(日)13時30分
所/杉並区産業商工会館 3F
集会後、杉並区役所に向けたデモと「つくる会」教科書採択反対の署名街宣を行います。

主催/7.12集会実行委員会
呼びかけ/東京西部労働組合交流センター・東京西部ユニオン

 

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