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外環道は「1%」を肥え太らせるだけー東京オリンピック口実の生活破壊は許さない

5月14日、東京都市整備局は、外環の地上部街路(外環の2)練馬区間について、「都市計画に関する方針」を発表し、都市計画変更の手続きに入りました。
これは、「都市計画ネットワーク」という東京都自身が標榜してきた建前をかなぐり捨て、とにかく大型道路を建設しようというものであり、杉並で「地上部街路に関する話し合いの会」が続けられていることを無視しての暴挙です。

「外環の2」練馬区間の方針化は杉並を直撃

お隣の練馬区は、すでに事業化されている大泉ジャンクション周辺1キロ部分~今回の練馬3キロ区間の方針化~外環道本線の青梅街道インターと、地上部道路・施設が縦断する計画になりました。その影響は杉並にも直撃します。「都市計画ネットワーク」の前提が崩された以上、杉並区内での地上部街路計画も水面下で進んでいるとみなければなりません。杉並区・田中区政の姿勢が根本から問われています。

 

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外環本線は環境破壊・生活破壊

そして、外環道本線(地下トンネル)の問題も重大な段階に来ています。3月28日には、大深度地下使用に関する事業認可が行なわれました。事業認可の説明会では、トンネル工事に伴う地権者への建築制限や届け出義務とともに、家屋調査等の方針が示されました。家屋調査とは、「工事によって建物や工作物に損害等が発生し、工事の施工に起因すると確認された場合には、補償をするため、工事実施前の建物等の状況を把握する」というものです。これは、「地下トンネルだから地上には影響はない」と言い続けてきた国土交通省自身が、地上の家屋などに被害が及ぶ可能性があることを認めたということであり、重大なことです。

外環道本線の地下トンネルは、杉並区内では善福寺の桃井第4小の直近から東京女子大付近を縦断します。トンネル幅16メートルもの構造物が地下に建設され、地下水脈はズタズタ。善福寺池などの環境が壊されます。

しかし、「大深度地下」使用認可に対して、1000人を超える地権者をはじめとした沿線住民の方が異議申し立てを起こし、徹底抗戦しています。
setagaya-tekkin5085月7日には、外環道の世田谷区の工事現場で、男性作業員3人が鉄筋の束の下敷きになり、1人が亡くなられています。大手ゼネコンだけが利益を得る無理な公共事業ゆえに、必ずそれはとんでもない安全破壊をもたらすのです。外環道建設には絶対反対です。

青梅街道インターも大問題!

また、外環道本線は地下だけでなく、青梅街道にインターチェンジが設置される計画になっています。練馬区側のみの「ハーフ・インター」とはいっても、大気汚染では杉並側も変わりません。窒素酸化物などのぜん息の原因となる大気汚染物質が広範囲にまき散らされます。ただでさえ環境問題が深刻になっているのに、子どもたちの未来はどうなるでしょうか?

693115bd30f0d4e6889db739f885409a私は、昨年11月に始まった青梅街道インター予定地域での測量への抗議行動に参加しました。建設に反対している住民の怒りは激しく、長時間にわたり国土交通省の官僚を追及し、測量を止めています。杉並と練馬が一体となって反対運動をつくっていく必要があると強く感じました。

ブラジルでは「ワールドカップより医療と教育を」のストライキとデモ。新自由主義への怒りは世界中同じです

AS20140516001179_commL 石原・猪瀬を引き継いだ舛添都知事は、「2020年東京五輪」招致決定から、長年の住民との話し合いを無視し、一気に大型道路建設に踏み切っています。
オリンピック「経済効果」などの軽薄な言辞が飛びかっていますが、6千億とも言われる経費の捻出をどうするのでしょうか。必ず私たちの税負担となり、「1%」の特権層に利益独占されるだけです。東京五輪では「羽田・成田空港の発着枠拡大」「外環道などの道路整備」と「五輪特区による規制緩和」-特に「解雇の自由・時間外労働の野放図化 」=超低賃金労働と首切り自由が狙われています。
五輪の安全開催を口実にした治安管理(弾圧)強化は、反原発運動や青年の非正規職撤廃の闘い、労働者民衆の「生きさせろ」の決起への抑え込みでもあります。
ワールドカップを控えたブラジルでは「ワールドカップよりも医療・福祉に金を使え」とデモやストライキがわき起こり、なんと国内開催支持率が半数を切っています。「命よりもカネ」の新自由主義への怒りは世界中一緒です。

たおそう! 民営化推進の田中区政

財政難を理由に福祉や医療費を削っておきながら、外環道に2兆円、青梅街道インターに1000億円もの巨額を投じることなど許されません。儲かるのは一部ゼネコンだけです。
杉並の「地上部街路に関する話し合いの会」では、住民から「1,000兆円もの国の借金があり、前のオリンピックのときにつくった道路や橋が古くなっているのに、新しい道路などなぜ作るのか」「外環の2は町会の半分を壊してしまう。私は立ち退かない」と次々と声があがっています。

f070225_03 田中区長は、外環計画そのものには何一つ反対していません。外環を白紙撤回させ、また「外環の2」地上部街路建設をストップさせましょう。
私は、成田空港建設に反対する三里塚闘争をライフワークとしてたたかってきました。外環道建設に絶対反対し、労働者住民のみなさんの怒りの先頭でたたかいます。

外環道計画絶対反対を貫く 北島邦彦君を推して闘います

c184_1_02sm元都議会議員・長谷川英憲

都政を革新する会は、私が杉並区議を務めてきた70年代~80年代にかけて、外環道計画や高井戸インター開設、高円寺北口再開発問題など、杉並の住民闘争を全力で闘ってきました。
85年に初めて都議に挑戦した時、『軍事都市に変貌する東京』という本を出しました。今、まさにその通りに、戦争に突き進む安倍政権ののもとで、恐るべき政治が進行しています。安倍政権の「国土強靱化」政策とは、まさに「命よりもカネもうけ」で大企業を肥え太らせるものであり、同時に軍事政策です。そして新国立競技場建設と同じく、2020年東京オリンピックを口実に、「1%」の利益にしかならない外環道計画の正体がいよいよはっきりしてきました。
大企業本位の政治のもとでたえず苦しめられている地域住民の怒りや苦しみを我が身に引き受け、住民無視の生活破壊に対しては、最後の一人になっても身を挺して闘う議員でありたい――
都政を革新する会のこの原点を引き継いで区議会でたたかってくれるのは、北島邦彦君をおいていないと確信します。
外環道と「外環の2」地上部道路、青梅街道インター計画白紙撤回へ、皆さんの期待に応えて闘います。

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