福島第1原発停電事故は重大事故だ。東電、国の無責任を許さない!

img005 3月18日に発生した福島第1原発事故は、最悪の場合、使用済み燃料の冷却プールが冷却できなくなり、燃料が溶融し、放射性物質を大量に放出する危機をもたらすとてつもない大事故であった。地元を始めすべての人々が戦慄した。

 原因は、ネズミの侵入・感電による配電盤ショートであったという。3・11事故後、屋外のトラックの荷台に仮設したものをそのまま使用し続けてきた。しかも、バックアップ用の電源も用意されていない。そもそも地震と津波により、全電源体制の崩壊が直接的な原子炉爆発の原因であったにもかかわらず、東電はここから学ぼうとしない。責任をとろうとしないし、その能力もやる気もないことを暴露している。因みに、ネズミの配電盤侵入による感電死・ショートは日常的にどこでも起こっている事態東京新聞0320核心だ。蟻一匹の侵入させも許されないはずの原発諸施設で、こんな無責任がまかりとっている。仮設のまま2年間も使い続けている!!

 国・規制委員会も東電の「電気系統も含めすべての項目で『対策は十分』」という報告にメスを入れることもしていない。本当にこんな連中の「再稼働」「安全の確保」など信じることはできない。

 事故の「収束」などほど遠い状況だ。福島の怒りとつながり、すべての原発なくせの運動をさらに大きくつくりだしていかなくてはならない。

 

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