北島邦彦 すぎなみ未来BOX 3月号外

杉並から反原発の新たなうねりを

【3・1原発いらない杉並集会(セシオン杉並・午後6時半~)へ】

未来BOX2013年3月版 1954年3月1日、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験による死の灰はビキニ諸島の住民や周辺で漁をしていた第5福竜丸はじめ多くの乗組員を犠牲にしました。この事件を契機に「原水爆を禁止せよ」の声が湧き上がり、杉並から始まった原水爆禁止署名運動は、瞬く間に2000万筆を数える反戦平和の運動となって世界に広がりました。 しかし、アメリカ・日本の支配者たちは、この被曝の事実を徹底して隠蔽し、被害者を分断して黙らせてきました。また「毒をもって毒を制す」と「原子力(核)の平和利用」を掲げて原発を推進し、日本の労働者民衆の「核アレルギー」(反戦意識でもある)を押さえ込み日本を原発大国へしていきました
 一昨年3・11福島原発の大事故はあらためて「原発とは何か」を私たちに問い、「原発は地上に置かれた原爆」であることを突きつけました。いまこそ、59年前の人々の原水爆への湧き起こる怒りと廃絶への闘いを甦らせ、「いますぐ原発なくせ」「原爆・原発を廃絶せよ」の闘いをまき起こそう。 「ノウモア・ヒロシマ、ノウモア・ナガサキ」に「ノウモア・ビキニ、ノウモア・フクシマ」を加えて、それを日本の労働運動・市民運動の常識にしていかなくてはなりません。反原発100万デモを実現して、原発に頼らなくては成り立たないこの社会そのものを根本からひっくり返していかなくてはなりません。昨年末の衆院選・山本太郎さんに投じた7万の杉並区民の決起は、今その時が来たことを知らせています。 NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)は、その闘いの先頭に起ちます。福島の怒りを共有し、「被ばくは心配ない。黙って生活しろ」と高線量下に福島県民を投げ出す「福島圧殺」政策と闘います。「子どもを守れ」「命を守れ」を軸に、被ばく労働を絶対許さない運動を原発労働者とともに作っていきます。何よりも労働組合を甦らせます。全原発廃炉の闘いも、原発のない社会を作っていくのも、本来の社会の主人公である労働者階級が決起して可能になります。
  3・1杉並集会は、そうした運動の出発です。

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ビキニ水爆実験・被ばくから59年 

原発いらない杉並集会

3月1日(金)午後6時半~                                         セシオン高円寺・杉並ホール(杉並区梅里1-22-32)                          地下鉄・丸の内線:東高円寺駅、新高円寺駅

◇福島県郡山市からの報告                                         井上利男さん(ふくしま集団疎開裁判の会)「原発被災地をおおう『国際原子力ロビー』の影」

◇VTR上映(山本太郎さんによるインタビュー)                             大石又七さん(第5福竜丸元乗組員)

主催/3・1原発いらない杉並実行委員会                               (呼びかけ/すべての原発いますぐなくそう!全国会議・NAZEN杉並、8・6広島-8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会)

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【2013年の闘いの展望と決意・都革新旗開き(1/27)】

大増税、賃下げ・解雇、改憲の安倍政権を打倒しよう                     国鉄、原発、沖縄闘争を爆発させよう

未来BOX2013年3月版2<北島邦彦の訴え>安倍政権の打ち出している政策はきわめて凶暴だが、世界の帝国主義の危機は底なしだ。反原発闘争の巨大な爆発を通して、青年労働者・学生をはじめ、あらゆる年代・階層の人々が政治に引き入れられ、怒りが広がっている。3年前に半世紀にわたる自民党支配を倒した労働者民衆の怒りは、昨年末に民主党政権を倒した。これまでの議会と政治に対する根本的な不信と拒否は山本太郎氏の衆院選挙で鮮明に表された。山本氏に票を投じた7万人の決起は、本物の労働者党を求める熱い思いがこもっている。
 福島の怒り、3・11への怒りは体制変革への展望を必ず切り開く。「まともに生きていけない」怒りが、世の中に溢れている。それが資本主義体制を根っこから転覆する力として爆発することを支配階級は恐怖している。だから労働者の団結破壊に必死なのだ。資本は生き残りをかけて外注化・非正規職化で労働組合と団結をつぶそうとする。今こそ労働組合が踏ん張る時です。
 労働者の力を集めて2・17労働者集会から6・9国鉄闘争全国運動集会を成功させよう。3・1ビキニデー集会で「原水禁運動の発祥の地・杉並」から新たな反核反原発を作りだそう。星野さんを取り戻す全証拠開示運動、沖縄、三里塚闘争、西郡・八尾北闘争勝利、橋下打倒、 改憲阻止を闘かおう。6月都議選~7月参院選に猪瀬都政批判・弾劾の闘いで選挙情勢にかみ込んでいこう。

ふくしま共同診療所の報告-松江寛人院長

  共同診療所というのは、医療関係者だけではなく来院しているすべての人と一緒になって、健康と命を守るという意味です。 12月1日開院前から、子どもたちの「甲状腺ガン」を心配するお母さんたち、避難している人も福島に住んでいる人からも予約が入っていたことに驚いている。外で遊ぶのが健康なはずの子どもたちがマスクをし、外で遊ばせない現実がある。
 福島の人たちが、3・11以降、福島の医療機関に不信感を持っている。「100ミリシーベルトでも心配いりません」など言っている県立医大の山下俊一などへの不信は大きい。県立医大も信用できないと言っている。医大の検診は時間が短い、5秒で終わったこともあるという。私は、最初に3・11とその後の2ヶ月位どこに住んでいたかを被ばく線量地図で確認してから診察する。福島では医大以外では検査をやるなと自治体を通して通達だしている。
 甲状腺検査を保険診療として扱わないとされると診療報酬が入ってこないという事態が起こる。山下や国とのケンカに入っている。
  東京にいると、100ミリシーベルトと言ってもピンとこないが、福島の人たちはとんでもない1ミリでも許さないといっている。単なる数字の問題ではなく核とか原発を許さない闘いにしていかないと福島の人たちの健康も命も守ることはできない。
 これからも皆さんの力をお借りしたい。

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【労働者が闘って、組織して、生き抜く  1・19東京西部ユニオン団結旗開き】

鈴コン分会に続く、東京西部ユニオンの青年たち

未来BOX2013年3月版3 3ヶ月雇用の非正規の鈴木コンクリート工業の労働者が組合をつくって闘いを開始したことに対して会社側は、役員3名の解雇攻撃に出た。鈴コン分会は直ちに反撃に立ち上がり、仮処分裁判で、「解雇は不当、賃金を支払え」の勝利判決を勝ちとり、闘いの輪を拡大しています。鈴コンの闘いは支援・連帯共闘会議として支援・連帯・共闘の輪を広げています。さらに「運輸」関係職場の労働者が鈴゙コン分会に学ぼう、鈴コン分会と一緒に闘いたいと立ち上がっています。  

団結して解雇撤回! 雇い止め攻撃を許さないぞ                       東京西部ユニオンでもやはり非正規の青年たちが、鈴コン「妹分会」・アメリカン・アパレル分会を立ち上げ、解雇攻撃を打ち破り、さらに3月末雇い止め攻撃と闘って、仲間を増やしています。

未払い賃金19万9100円取り戻したぞ!                            昨年末の衆院選・山本太郎選挙を先頭で闘った青年は、介護職場で西部ユニオンとしての団交を実現し、未払いだった深夜夜勤の割増分を支払わせました。本人だけではなく、同じ職場の仲間たちの未払い賃金を取り戻しています。
 鈴コン分会の「非正規だって組合つくって団結して闘えば勝てる」ことを身をもって実現しています。
 資本の理不尽な攻撃は、労働者や労働組合が反撃しないことが前提になっています。一人でも、二人でも組合として団結すれば、こうした攻撃を打ち破ることは全く可能です。この社会は、私たち労働者が動かしているんだ。社会の真の主人公は、われわれ労働者だ。労働者が団結すれば、社会も資本も変えることができることを示しています。
   組合つくって闘おう。西部ユニオンに入ろう。

ボーイング787事故-外注化と軽量化が原因

 787型機は、翼やかじ、ブレーキなど、従来は油圧で動かした部品を電気信号とモーター駆動に置き換え、徹底した軽量化で燃費を向上させた。全日空などは中型機を全部787型機に変えると年間利益が100億円も増える。無理な軽量化が重大な結果を招いたのだ。

 設計・開発・製造を丸投げ外注化                                 最大の原因は、「外注化」だ。
 ボーイング社は10数年前にダグラス社と合併。短期的な利益を最優先して外注化による費用節約にのめり込んだ。設計・開発・製造のすべてを外注化して製造コストの大幅削減。設計と重要構成部分の製造を日本や中国。欧州などの国内外の部品メーカーに丸投げ。自社ではほとんど製造せず、部品をメーカーから購入して組み立てているだけだった。設計や製造を監督する能力は完全に低下していた。
  金儲けのためなら、「安全でよい物をつくる」という思想・理念は二の次なのだ。これがJR東を先頭にした「外注化」の姿だ。絶対反対で闘おう!

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【再稼働阻止!未来のために立ち上がろう】                           3・11福島反原発行動に参加しよう

3月11日(月)12時開場 12:30 プレイベント 13:00集会 15:15デモ出発    福島県教育会館大ホール(福島市上浜町10-38)                          主催:3・11反原発福島行動実行委員会未来BOX2013年3月版4         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何もかも根こそぎ奪われた福島の地
収束されないままの原発
何ごともなかったかのように
また動かそうとするのか
これ程危険な原発を。
私たちはあきらめてはいけない
未来のために!
未来を担う若者のために!
何の罪もないこどもたちのために!
立ち上がろう!何度でも
この福島の地から、叫びつづけよう
  『原発はもういらない』と!
     (集会呼びかけ人 会田恵・陶芸家・伊達市)  

星野さん再審に向け、全証拠開示運動を進めよう  ☆1972年11月、ペテン的な沖縄返還協定批准反対の渋谷暴動闘争での警察官死亡の罪で、学生だった星野文昭さんは38年間獄に捕らわれている。無実は明白だ。無実を示す証拠がある。検察が隠し持つ全証拠を開示させよう。署名にご協力を。  

オスプレイ反対・普天間基地撤去 ☆1月27日、日比谷野音で「NO オスプレイ東京集会には沖縄行動団を先頭に4000人の労働者が、配備強行・辺野古基地建設を進める安倍政権への怒りを爆発させた。都革新から仲間が参加。 

3・24三里塚現地に集まろう!  ☆闘う農民・市東さんの農地強奪の攻撃が強まっている。緊迫する三里塚現地に全国から駆けつけよう。これまで三里塚に行ったことのある人は総決起しよう。  ☆当日は、地域の仲間とバスでいきます。参加希望者は、北島までご連絡下さい。

                                             

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