ヨーロッパ23カ国で1千万人を超える空前の一斉ゼネスト・デモ-11・14

民営化・首切り、大増税・福祉切り捨てに抗し、労働者の生き抜く闘いが燃え広がる-緊縮財政政策への怒り



24時間ストに突入したスペインでは、2大労組の労働者委員会(CCOO)と労働総同盟(UGT)の呼びかけで、自動車、エネルギー、造船、建設部門のほとんどの労働者がストに立ち上がりました。
民営化が予定されている学校、病院でも、ほとんどの労働者がストに突入。2大労組の発表によれば、900万人がゼネストに参加。マドリッドでは35万人、バルセロナでは100万人以上がデモを行い、マドリッド、バルセロナ、バレンシアでは機動隊と激突しました。
ポルトガルでは、最大労組の労働総同盟(CGTP)の呼びかけで、この8カ月の間に2度目の24時間ゼネストに突入しました。
ブリュッセル、ロンドン、パリを結ぶ高速鉄道網もストで大混乱に陥りました。
フランスでは、労働総同盟(CGT)など5つのナショナルセンターの呼びかけで、100ヵ所以上でデモが行われました。
このゼネストは、新自由主義に対するヨーロッパの労働者の怒りが極限に達していることを示しました。大恐慌が深まり、資本主義が最後的な崩壊の時を迎える中で、今や全世界で労働者階級の闘いが新たな段階に突入しています。世界は革命情勢です。日本の階級情勢も世界の動向と一体です。


写真:上から、①スペイン・マドリッド11/14。②スペイン・バレンシア11/14。③ポルトガル・リスボン11/14。④イタリア・ミラノ11/14。⑤イタリア・ローマ11/14。⑥韓国・ソウル11/11。⑦東京・国会前11/11。
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