北島邦彦 すぎなみ未来BOX 2012年10月号外

11・4労働者集会に集まろう!

原発推進と消費大増税、戦争・改憲の野田政権を倒そう!

 時代が大きく動き出しています。資本主義の最後の姿である新自由主義がガタガタとなり、大恐慌が世界中を襲っています。「緊縮財政」など1%の資本家が生き残るための攻撃に全世界の労働者の怒りが爆発しています。失業と非正規化で未来が閉ざされている青年の怒り、原発への怒り、貧困・差別、戦争への怒りです。反原発・反失業デモ、あるいは「愛国デモ」や「宗教デモ」という形で、こんな社会は根底から変えよう、「生きさせろ」と立ち上がっています。もはやおしとどめることはできません。革命の時代が激しく始まっています。
民主党・野田政権は、反原発の数百万のデモやオスプレイ反対の沖縄の怒りにグラグラになりながらも、資本家やアメリカの言うなりに原発再稼働・推進、オスプレイ配備を強行しました。あげくには「領土問題」を使って排外主義をあおり、戦争・改憲の道に突き進んでいます。そのために労働者の団結を破壊し、労働組合を叩き潰すことにこれまで以上に躍起になっています。労働者が団結して、ストライキやデモに立ち上がったら革命になってしまうことに恐怖しているからです。
JR東を先頭にした外注化・非正規職化は、金儲けのためには安全など無視する原発推進の理屈と同じです。同時に労働者の誇りを奪い、闘う労働者の団結を破壊し、戦争に駆り立てるものです。労働者は、闘う労働組合を甦らせたなら、社会の主人公として、自分たちの社会を作り出す力を持っています。今、世界中で99%が、団結して自分たちの社会をつくる闘いが始まっています。外注化阻止・非正規職撤廃、反原発の団結をつくる集会に集まろう!

雇い止め解雇許すな!非正規職撤廃!

◆鈴コン分会支援連帯共闘会議結成!

 西部ユニオン・鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議が7月15日に結成されました(赤羽会館)。
呼びかけ人の花輪不二男さんが分会と一心同体となってよびかけ、関西生コン支部の高副委員長、動労千葉の田中委員長や呼びかけ人各氏から熱のこもった挨拶をいただきました。集会には260名の結集、何より地元の労組から参加してもらい大成功しました。東京・首都圏から多くの闘う仲間が参加し、鈴コン分会の明るい、力強い団結と一体になって勝利の日まで闘うことを誓い合いました。レセプションでも多くの方が参加し、熱い発言で溢れました。翌日の代々木集会を控え、短時間でしたが、濃くて明るくて弾けるような集まりになりました。

◆東京西部ユニオン第11回大会

今年の西部ユニオン大会のハイライトは、新入組合員が続々と加入していることが報告され、その大半が青年労働者であり、具体的に資本との闘いを始めていることが全体化されたことです。労働組合はさまざまな闘いの蓄積によって強化されるわけですが、その最深の環は組織拡大にあるということですね。新しい顔が参加すると、やっぱり全体が一気に活性化します。さらに、鈴木コンクリート工業分会闘争が幅広い人々を惹きつけ、支援・連帯・共闘の輪が大きく広がっていることも示されました。9-11月闘争の展望を切り開く大会となりました。

◆安全投げ捨てるJRの外注化。反対の闘いが爆発!

組合つぶし・第2の尼崎事故の道を許さない!
JR東日本が、10月1日から列車の検査・修繕部門(検修)を子会社に丸投げしようとしています。列車の検修は、安全輸送の根幹です。JR東全体で57カ所・5000人が働いている重要職場です。JRは自社での検修を投げ捨て、何の技術も実績もない子会社に全面委託するというのです。同時に職員を子会社に出向させ、非正規職にしていくのです。外注化は「偽装請負」のオンパレードです。一方、外注化は労働組合の団結破壊が狙いです。JR職場から闘う労働組合を根絶しようとしています。 JR東の全職場で外注化反対の闘いが爆発しています。「何のための外注化なのか?」に管理職は何一つ応えられません。動労千葉や動労水戸をはじめ出向拒否の怒りが爆発し、ストライキに突入しています。「若い人たちの出向だけでも止められないか」と青年の未来のためにと古参の労働者が闘い抜いています。「外注化阻止は労働者の未来をかけた闘い」と青年も組合の枠を越えて闘っています。

アメリカ資本のアパレル産業。非正規の仲間に解雇通告。組合つくって団交。解雇を撤回させた。

原発なくせ・再稼働反対、戦争反対の大運動を!

  野田政権は、9月14日、2030年代の原発ゼロを目標とする発表しました。使用済み核燃料から新たな核燃料をつくる再処理事業は「原発ゼロ」なら不要になるにもかかわらず継続。原発の稼働は原則40年に制限するが、安全が確認されれば再稼働を認め、30年時点での原発依存度は15%に。ほとんどの人々が求めた「全原発ただちにゼロ」をなきものにするものです。経済界やアメリカの要請でそれすら「閣議決定」しない。政府の動きに怒りはさらに爆発。金曜デモはいっそう熱を帯びて全国100カ所以上に拡大しています。もはや政党頼み、政治家頼みでは世の中は全然変わらない。戦争のための核と原発、基地を必要とするような国と社会を根本から変えることになる闘いです。自分たち自身の闘いで社会を変え、国のあり方を変えていこう。それがすべての原発をなくす道です。

◆「負ける気がしない!勝ちにいきましょう」

9・16大阪の橋下打倒集会で、「入墨調査拒否」で橋下から処分された青年は、こう宣言しました。
「橋下は許せん!」「橋下を倒そう!」大阪の労働者誰もがそう思っていながら口に出せなかった言葉を、公々然と大阪のメインストリートでぶちあげました。「そうや、橋下ぶっ倒せて言うてええんや」。そう気づいた大阪の人たちもたくさんあったことでしょう。その根拠となっているのは、大阪市職A君の存在とアピールです。闘う意志をもつ労働者が存在すれば、橋下のようなファシストは必ず倒すことができます。

◆第五福竜丸展示館見学

東京西部ユニオン恒例の夏合宿は、東京・夢の島にある第五福竜丸展示館見学とバーベキュー大会となりました。
24人の参加者が第五福竜丸平和協会の方の説明を受け、1時間強の見学会を終えました。何回目かの訪問となった組合員も、長年東京に住んでいてもこれが初めてという組合員もありました。しかし異口同音に、「来てよかった!」との感想が述べられています。ビキニ事件が日本における反核運動の原点であること、ヒロシマ・ナガサキを掘り起こしたのもビキニ事件に端を発する原水爆禁止運動であること、そして福島の現実…。これがスッとつながった想いの明瞭さが「よかった」と確信させてくれているのだと、自分自身の感覚からもそう思います。(8/19)

◆三里塚闘争支援産直野菜に取り組もう!

 空港建設という「国策」に屈せず47年、今も闘いつづけ、空港完成を阻みつづける農民=敷地内農家・市東孝雄さんの農地を取りあげ、住居を追い出す攻撃が激化しています。「沖縄の基地、福島の原発、成田空港-国策ならどんなことをしてもいいという傲慢を絶対許さない」(市東さん)。完全無農薬、農地を守り抜く農民の心を込めて育てた野菜です。連絡は、03-3329-8814 ふろむあす まで。

福島の怒りとつながろう!福島に診療所を建設しよう!

◆命を守る診療所を

国を挙げた「復興」キャンペーンの中で、放射能の危険性を口にすることができない重圧に被災者である福島県民がおかれています。この現実を何としても変えなくてはなりません。国の責任で安全な地域に避難されるべき子どもたちが、日々高線量下での生活を強いられ、命と未来が脅かされています。

今、福島のお母さんたちが一番欲しているのは正確な情報です。定期的に検査ができ、その結果を正確に教えてくれて、データを保管してくれるところです。 (福島・高校生の母親)

福島の子どもたちの命と未来を守ろう。人々の心と闘いの拠りどころを建設する活動が広がっています。 私たちもこの運動に協力しています。
※北島事務所・都革新に資料請求を。

◆こんな暴言を許さない!

山下俊一(福島医大副学長)を弾劾する

福島県民の甲状腺検査で18歳以下の子どもが甲状腺ガンになっていたことが明らかになった。にも関わらず、山下は「…日本という国が崩壊しないように導きたい。チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健康影響をめぐる訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ」と言い放った。
原発事故による被害の補償を求めて何が悪い。国家予算を圧迫してでも補償するのは当然だ。国のために福島の子どもたちを犠牲にしてもいい、福島を切り捨てていいというのか。この山下の指導で、子どもたちの命が日々危険にさらされているのだ。絶対に許せない!子どもを守ろう!

2012年春~夏・北島邦彦活動報告

3/11 原発いらない福島県民大会(郡山市)
3/18 八尾北診療所民営化・西郡住宅追い出し反対集会(大阪・八尾市)
3/24 さよなら原発アクション
3/25 三里塚総決起集会(千葉県成田市)
4/ 1 東京労組交流センター総会
4/11 大飯原発再稼働阻止日比谷デモ
4/15 東京西部ユニオン花見(善福寺公園)
4/22 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流会(横浜市)
5/ 1 全労協メーデー宣伝活動。反原発・反失業メーデー
5/15 「復帰40周年」沖縄闘争
6/ 6 さよなら原発1000万アクション日比谷野音集会
6/16 国鉄闘争全国運動大集会(文京シビックホール)
6/23 反原発杉並集会(産業商工会館)
6/26 杉並・星野さんを救う会総会
7/ 1 星野闘争東京高裁包囲デモ
7/ 9 在留カード反対法務省包囲デモ
7/12  NAZEN杉並・阿佐谷デモ
7/22 反戦・反核東京集会
7/28 朝鮮第9初級学校(阿佐谷)納涼大夜会
7/29 反原発国会包囲大行動
8/ 5  NAZEN結成一周年集会(広島)
8/ 6  ヒロシマ大行動
8/15 靖国デモ。8・15労働者市民集会(中野ゼロ)
8/19 東京西部ユニオン夏合宿・第5福竜丸展示館訪問(夢の島)
8/23 NAZEN杉並・阿佐谷デモ
8/24 部落解放全国蓮杉並支部大会
8/30 自治労大会闘争(函館市)
8/27 西部ユニオン・アメアパ分会団交
9/ 9 東京西部ユニオン第11回大会
9/16  橋下打倒・大阪集会・御堂筋デモ
※その他首相官邸前行動。ユニオン団交に参加。
※荻窪駅前を中心にJR各駅での宣伝活動。

 

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