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7・16反原発大集会に自衛隊治安訓練

 自衛隊の「通信宿泊訓練」の実態はどうだったのか     北島邦彦 杉並未来BOXより

 今月16~17日に強行された自衛隊の災害時における通信宿泊訓練の実態について、杉並区の実態について調べてみました。実際に行なわれたことは、16日の夜21時30分頃自衛隊員2名が区役所に到着し、防災担当職員がその報告を受けたうえで、自衛隊員は庁舎1Fと屋上から指揮所と区内に展開している部隊との通信訓練を行ないました。そこで自衛隊員はいったん撤収し、翌17日に再度来庁して屋上から通信訓練を行ないました。宿営などのために公園や施設を利用したいという要請はなかったそうです。
 そもそもの発端は自衛隊からの電話連絡でした。「16日の夜間に、通常は訓練を行なっていない東棟屋上での通信訓練を実施したい…」と。杉並区としては、訓練に使用している西棟屋上での通信訓練ならば(日常的にやってるんだな!)夜間警備員で対応できるが、そうではない東棟屋上を使用するならば担当管理職以下の職員体制をとる必要があるが、祝日なので…と若干の難色を示したところ、自衛隊は「そうですか」とあっさり引き下がって電話を切ったというのです。杉並区はこの時の電話のやりとりでは、今回の訓練が23区全体を対象にした大規模なものであるとの認識はもたなかったようです。その後再び自衛隊から電話で訓練協力の要請があり、すでに述べたような訓練が実施されたのです。
 このような経過を見てみると、自衛隊の訓練計画―自治体への協力要請がきわめて杜撰で、バタバタと訓練計画が立てられたとしか思えません。やはり7・16反原発行動にぶちあてる形で立案し、まさしく治安出動訓練、いや治安出動そのものとして強行されたと断言することができます。防災訓練と銘打ちながら東京都が介在した影も見えず、自衛隊主導の行動だったという点でも、二重三重に許しがたい自衛隊の暴走だったということです。

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 17万人が大結集した7・16さよなら原発!大集会の当日、自衛隊は都内全域を対象に史上初の治安出動待機態勢に入るとともに、20日まで日米防災演習を行った。反原発闘争が燎原の火のように拡大し、もはや止むことのない闘いとして、「社会や国を変える」闘いとして発展していくことへの恐怖となんとしてもこれを踏みつぶそうという対抗がこの治安訓練だ。                                 

 何よりも10万人以上が結集することが間違いないこの日(7・16)、早朝から陸自第1師団(練馬駐屯地)に事実上の治安出動待機態勢をとらせたことが重大だ。「首都直下型地震の想定」のもと緊急有事・非常事態に備え、当日午前9時、都内23区役所に各2人の連絡兵を配置し、夜7時まで23区全域を対象にした自衛隊史上発の治安出動待機態勢を敷いた。住民の中止要請と抗議の声を無視して、都内全域で迷彩服を着て夜間行軍を強行。さらに翌17日早朝からの陸自駐屯地との通信の確保のためと称して、7区役所(板橋・文京・練馬・葛飾・荒川・足立・台東)で連絡兵各2人が庁舎内の会議室などに宿泊した。 

 また一方で、16日から20日まで「自衛隊統合防災演習」を口実に非常事態に対応する5千人を動員した日米統合運用による「指揮所演習」が行われた。要するに、首都制圧の治安訓練を、16反原発10万人集会の日、日米軍が一体で動く訓練をぶつけてきたということだ。

 重要なことは、日米軍隊の統合治安出動によっても労働者階級人民の根底的な怒りを鎮圧することはできないということだ。反原発・原発再稼働への怒りは全国に拡大している。オスプレイ配備への沖縄の怒りは8・5県民集会を機に一層の爆発は不可避だ。なによりも消費大増税の怒り、非正規職や半失業状態で「生きていけない」青年の怒りは、間違いなく社会の大変革を求めて爆発する。

 過酷な任務を担う自衛隊兵士も、軍服を着た労働者だ。70年安保闘争過程で、治安出動に反対して多くの自衛隊兵士が対内から反乱を起こし、労働者人民の闘いに合流した。99%の階級・階層に属する兵士は労働者民衆の「再稼働反対!原発なくせ!」に大合流する存在であるし、何よりも被災地や福島で過酷な現実や「被曝」そのもとと立ち向かってきている。治安出動によって兵士たちは銃を向けるべき本当の敵が帝国主義ブルジョアジー(1%の連中)であることをつかんでいく。労働者階級の大運動に合流する存在である。

 国鉄・反原発闘争を基軸に外注化阻止・非正規職撤廃・改憲阻止・オスプレイ配備反対を掲げてストライキをうてる労働組合を再建しよう。

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