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福島の怒り・想いにつらなり すべての原発を廃炉に!6・23杉並集会が大成功

 6月23日、NAZEN杉並は「福島の怒り・想いにつらなり すべての原発を廃炉に!6・23杉並集会」を杉並産業商工会館講堂を満杯にする165名の参加で勝ちとりました。
  3・11郡山の感動と興奮を受け、NAZEN運動の本格的前進、とりわけビキニ被爆を契機に爆発した労働者人民の原水禁運動-大署名運動の発火点となった杉並の地から、新たな反原発運動を創造する闘いをつくろう、その中心にNAZEN運動がなろうという決意のもと、転換的な集会を実現しようと青年を軸に毎月の地元でのデモや、街宣行動を積み上げて集会を準備してきました。
 「3・11福島県民大集会」のビデオ上映から始まり、ついで「被曝列車をストライキで止めた」動労水戸の石井真一委員長のビデオメッセージ紹介が行われた。              集会は、「子ども福島」の佐藤幸子さんとガン総合相談センター所長であり、「福島診療所建設委員会」の松江寛人医師の講演を中心に、休憩を挟んで、部落解放同盟全国連合会杉並支部の青年労働者から映像を駆使した原発から20キロ圏の「南相馬」での支援行動の特別報告。東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会内尾稔分会長、福島出身の西部交流センターの女性自治体労働者、NAZEN吉祥寺の青年、「沖縄民権の会」の座覇光子さん、全学連から齋藤郁真委員長からそれぞれの闘いの報告と同時に7・16、10万人集会の爆発に向かって先頭に立つ決意が述べられた。会場からのひと言アピールでは、大飯現地闘争・青森・大間現地闘争を闘った地域の仲間が発言。集会には、労組交流センター・西部ユニオンの仲間や地域の様々な運動を担っている仲間、東京各地のNAZENの仲間、街頭で知り合った方などの参加を得て、若い力があふれる集会として圧倒的な高揚感を持って勝ちとられました。
 「子ども福島」の佐藤幸子さんは、1年3カ月たった今福島現地での「分断」攻撃、自分を含め家族の「分断」の現実、それを撃ち破る闘いの大変さを語られ、3・11前までのご自身の食と農業・健康と医療を本来の姿に取り戻す取り組みなどを交え、原発事故がそれらのすべてを奪いとった怒りを語り、福島の切り捨て「分断」をうち破る砦としての「診療所」の重要性が強調されました。なによりも野田首相の「国民の生活を守るのが自分の責務」発言に怒り叩きつけ、「何年も先の未来に責任をとれるのか」と弾劾しました。松江医師からは、ガン治療に長く関わってきた経験から、「どんな微量な放射線であっても人体に悪影響を与える」とし、「放射線安全」デマをまき散らし、福島県民・子どもたちを切り捨てる極悪の福島県立医大副学長・山下俊一を徹底的に批判された。そして福島の人たちの念願である診療所を、現地の仲間と一体となってこの秋頃には開設したいと決意が述べられた。
 集会最後に、東京西部ユニオン青年部が立ち、第一に診療所建設運、第二に被曝労働を許さない運動、第三に7月13日10万人結集の実現をしようとの集会アピール読み上げた。北島邦彦・NAZEN杉並事務局長の行動提起と7・16の大成功、10万決起に向かっての団結がんばろう!で集会を締めくくった。(写真・上:発言する佐藤幸子さん。中:松江寛人医師。下:団結がんばろう!北島邦彦)

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 「6・23NAZEN杉並集会   集会アピール」

 大飯原発の再稼働を絶対許せない!7・16反原発集会に10万人を集め、その力で再稼働を絶対に阻止しよう!原発事故は終わっていない!昨年12月の「収束」宣言、再稼働表明を強行した野田政権をぶっとばそう!
6月16日、野田首相は関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決定しました。8日の記者会見では「福島県民の気持ちは理解できる」と言ったうえで、「人々の日常の暮らしを守る責務を放棄することはできない」と言いました。絶対に許すことができません。原発事故によりどれだけ多くの福島県民が、子どもたちが命の危険にさらされ、働く場を奪われたでしょうか。福島県民に対して避難も賠償も行わず、何が責務ですか!さらに再稼働表明は福島第一原発労働者の強いられている極限的被曝労働に全く触れられていません。もともと原発労働こそ、第7次、第8次とも言われる下請け労働、派遣、偽装請負によって低賃金で被曝労働を強制し、潤ってきた新自由主義そのものの利権構造です。年間50ミリシーベルトを越えた労働者はもう原発で働けないため、偽名を使って他の原発で作業をさせる。その繰り返しで成り立ってきた産業です。福島第一原発事故の現場では、防護服を着せない。私服のままで瓦礫撤去に被災地の労働者をかり出しています。飯舘、南相馬などの作付けできなかった農家が防護服もなしに除染作業員をやっています。ここでも、潤うのは大手ゼネコンです。税金で東電やゼネコンが儲けて、被災者が被曝労働をさせられる!これが今、福島で行われている「復興」です。
 さらに野田首相は「原発を止めたままでは社会が成り立たない」「雇用の場が失われてしまう」と言いますが、今、2千万人の若者の大半が非正規雇用に突き落とされ、2百万人以上が生活保護を受給せざるを得ない貧困にたたき込まれています。野田首相は99%の犠牲の上に、1%が金儲けする新自由主義社会を成り立たせるために再稼働を決定したのです。そのために福島の人々は犠牲になれ、若者はおとなしくしていろと言っているのです。生活保護を不正受給と言うのなら、違法な派遣労働、偽装請負で潤い、消費大増税による輸出還付金でボロ儲けを狙っている資本家こそ不正受給者であり、富を全額返金すべきではありませんか?
 原発とは民衆の生命を奪い踏みにじる新自由主義の電源であり、源泉であることがはっきりしました。もうこんな社会に未来はない!原発をなくすために、原発を必要としている社会を根本からひっくり返す運動を、杉並の地から大きく発展させていきましょう。
 第一に、福島診療所建設を提起します。福島のお母さんたちは「責任をもって体調管理をする医者がいない、福島医大の山下教授は信用できない」と訴えています。診療所建設は福島県民のよりどころとなる拠点をつくる運動です。最悪の御用学者・山下教授を福島からたたき出し、国の責任逃れと被曝の隠蔽を許さない運動です。
 第二に、被曝労働を絶対に許さない運動をつくることです。一人の労働者に大量被曝をおしつけるのか?人海戦術で廃炉にするのか?しかし国は原発労働者を人として扱わず、使い捨ての道具としています。この国の現状、労働の現状と向き合わずして原発をなくすことはできません。わたしたちは廃炉作業に立ち向かう労働者と手を取り合い、原発労働者の非正規雇用を許さず、健康管理、被曝防御の装備を国・東電に要求します。それは、わたしたち自身の職場で、仲間の解雇撤回と非正規雇用をなくす運動と一体で日常的に進めることが決定的です。すべての職場に労働組合という民衆の武器をよみがえらせ、全原発を廃炉にしよう!
 第三に、7・16反原発集会に10万人を集めることです。仲間を集い、集い、集い、首都を埋め尽くす巨大デモの先頭に、NAZEN杉並は立とうではありませんか!
 NO NUKES!NO WAR! 沖縄米軍基地オスプレイ配備と普天間基地の固定化、辺野古新基地建設を阻止しよう!
すべての核・原発をなくすまで、NAZEN杉並は団結して闘おう!」

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動労水戸・石井委員長 メッセージ

 「すべての原発を廃炉へ」6・23杉並集会に連帯のメッセージを送ります。            まず、野田総理が大飯原発再稼働を決めたということについて、絶対に許すことができません。福島第1原発事故は何も終わっていないし、この現実を完全に無視していると言うことです。1号機は格納容器の水位が40センチで、2号機は60センチしかありません。毎時6トンの水を入れているにもかかわらずです。6月13日、2号機から880mSv/hの放射線が観測されました。全然危機は去っていないのです。収束などしていませんし、何も解決していません。野田政権は高放射線量を百も承知で、次々に避難区域を解除し、電車を走らせ福島県民をとても住めない地域に戻れと言っています。許されないことです。                                                 昨年10月動労水戸は、広野駅に半年以上放置された汚染された電車の検査を強制するJRに対して、二度のストライキ闘争で阻止し、職場の仲間を守ってきました。その中で青年が動労水戸に結集しました。そのことにより、その電車は今も勝田車両センターに放置されたままになっています。その後JRでは、3月いわき駅から広野駅まで乗務する20代の女性車掌の持つ積算線量計から、15マイクロシーベルトが計測されました。女性車掌は、「これから結婚をし、子どもを産むことに不安です。もう乗務したくない」と区長に訴えました。しかし区長は、「わがままは言うな、君だけ特別扱いはできない」とはねつけました。その事に動労水戸は怒り、いわき運輸区前に登場し弾劾行動を行いました。JRは現在、動労水戸の闘いによって、放射線量は測定するように「なりましたが、年間被曝量は管理しないとしています。郡山など仙台支社は、放射線量を測定していますが、公表しません。社員がどれだけ被曝してもかまわないという姿勢です。それは今も変わりません。                                          その上、JR東日本は10月1日から車両メンテナンス部門で働く労働者を外注化すると言っています。これまで郡山工場や勝田車両センター、大子運輸科で被曝労働を強制しながら、他の会社に出向して働けと言うのです。JR東日本は、車両メンテナンス部門を外注化・非正規職化して、金儲けのために安全を切り捨てようとしています。許すことなどできません。                                                福島第一原発で働く労働者は、1ヶ月で年間被曝量を超えてしまいます。その周辺で働く労働者も、被曝しています。労働者階級の利益を守る労働組合に変えていく事が必要です。もう時代は変わっています。従っていれば何とかなるという殻を自ら打ち破りましょう。原発廃炉まで、ともに闘いましょう。                               

   2012年6月2日  国鉄水戸動力車労働組合  執行委員長  石井真一            (写真;被曝労働に反対しストライキで闘う動労水戸。2011/10/13)                                         

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