福島原発告訴団1324人が決起
福島県民1324人の方たちが、原発犯罪に先頭で手を染めきた33人に対して責任を徹底的に追及する告訴・告発を行いました。
2012年6月11日
今日、私たち1324人の福島県民は、福島地方検察庁に「福島原発事故の責任を問う」告訴を行ないました。事故により、日常を奪われ、人権を踏みにじられた者たちが力をひとつに合わせ、怒りの声を上げました。
告訴へといっぽ踏み出すことはとても勇気のいることでした。人を罪に問うことは、私たち自身の生き方を問うことでもありました。しかし、この意味は深いと思うのです。
・この国に生きるひとりひとりが大切にされず、だれかの犠牲を強いる社会を問うこと
・事故により分断され、引き裂かれた私たちが再びつながり、そして輪をひろげること
・傷つき、絶望の中にある被害者が力と尊厳を取り戻すこと
それが、子どもたち、若い人々への責任を果たすことだと思うのです。 声を出せない人々や生き物たちと共に在りながら、世界を変えるのは私たちひとりひとり。 決してバラバラにされず、つながりあうことを力とし、怯むことなくこの事故の責任を問い続けていきます。
<告訴宣言文要旨は 救援本部ニュース310号でお読みください。> http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/8819346.html
非告訴・告発人(合計33名)
【国】 ◆経済産業省原子力安全保安院 3名 ◎院長 寺坂信昭 ◎元院長 松永和夫 ◎広瀬研吉(元院長・現内閣参与)
◆原子力安全委員会 3名 ◎委員長 斑目春樹 ◎前委員長 鈴木篤之(日本原子力研究開発機構理事長) ◎委員: 久木田豊(元名古屋大学教授) ◎久住静代(元財団法人放射線影響協会放射線疫学調査センター) ◎小山田修(元日本原子力研究開発機構原子力科学研究所所長) ◎ 代谷誠治(元京都大学原子炉実験所所長) ◎専門委員 衣笠善博(東京工業大学名誉教授)
◆原子力委員会 1名 ◎委員長 近藤駿介(東京大学名誉教授)
◆文部科学省 4名 ◎坂東久美子(前生涯学習政策局長) ◎山中伸一 (審議官) ◎合田隆史(生涯学習政策局長) ◎布村幸彦(初等中等教育局長)
【放射線専門医】 3名 ◎山下俊一(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・福島県立医大副学長、長崎大学教授) ◎神谷研二(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・県立医大副学長、広島大学原爆放射線医学研究所所長) ◎高村 昇(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)
【東京電力】 15名 ◎ 勝俣恒久(現会長) ◎西澤俊夫(現社長) ◎清水正孝(前社長) ◎相澤善吾(副社長) ◎田村慈美(元建設部長) ◎南直哉(元社長、顧問) ◎荒木浩(元社長・会長、顧問) ◎鼓 紀男(副社長) ◎小森明生(常務取締役) ◎藤原万喜夫(常任監査役・監査役会会長) ◎武藤栄(前副社長、顧問)
◎武黒一郎(前副社長、国際原子力開発(株)社長) ◎服部拓也(元副社長、財団法人原子力国際協力センター理事長) ◎榎本聰明(元副社長) ◎吉田昌郎(前福島第1原発所長)
この記事へのコメントはありません。