大飯原発再稼働を絶対に止めよう

大阪橋下のウソとペテン

 原発は地上に据えられた原爆だ。被爆労働抜きに作動できないものは、人間労働としてあってはならないものだ。                                       にもかかわらず政府は、橋下大阪市長を先導役にして、大飯原発再稼働に邁進している。橋下こそ、一握りの資本家階級の利益を代弁する存在であり、「再稼働反対」を振りまいて、反原発・脱原発運動に混乱を持ち込み、反原発・脱原発運動を根絶するために登場した。橋下の「脱原発・再稼働反対」は、澎湃とわき上がっている人民の反原発・脱原発の想い、東電や政府・官僚、原子力ムラへのとめようのない怒りに便乗し、支配党派として崩壊している民主党や自民党への怒りや絶望をウソとデマとペテンで組織し、労働者人民・民衆の怒りが、現体制=資本主義体制打倒に進むことを阻む役割を持っている。「疑似変革者」然として登場し、政党政治の腐敗への批判を取り込み、政治的影響力を拡大しようという下卑た目論見を持って、「再稼働反対」のポーズをとっていたにすぎない。「調子にのるな」「計画停電するぞ」と電力資本を先頭にした資本家階級から恫喝・諫められ、早々と「再稼働反対」の旗を降ろし、「再稼働賛成」(期限付きであろうと同じだ)に立ち返ったのだ。地金が現れたのだ。ウソとデマの橋下は根っからの新自由主義の信奉者であり、公務員全員解雇・総非正規職化をもって破綻した新自由主義攻撃をより絶望的に、凶暴に推進する資本家や支配階級の忠実な番犬=先兵だ。橋下への怒りが、階級の深部から沸き始めている。足下から、大阪市の労働者が「団結破壊のためのアンケート」を粉砕し、「君が代」不起立闘争をたたきつけ、「入れ墨調査」を弾劾して闘っている。八尾北医療センターに対する八尾市の明け渡し攻撃を粉砕した裁判での勝利こそ、“団結の勝利!”であり、橋下打倒に向けた号砲だ。大飯原発再稼働賛成で馬脚を表した橋下打倒に向かって、さらに労働組合の団結と闘う団結を強化しよう。労働者の団結した力が勝負を決める」。6・10国鉄闘争全国運動の大集会を成功させ、7・16さよなら原発!10万人集会を実現し、8・6ヒロシマを国際的広がりで闘い、9月橋下打倒の「大阪決戦」に突き進もう。

命を「経済」「電力」で脅かすな! 

 野田は「日本の経済社会の安定と張ってのため原子力発電は必要だ」といい放った。原発推進をむき出しにし、棄民政策で福島を切り捨て、資本が生き残るために、「経済の安定」「電力なくていいのか」と恫喝し、「脱原発依存」のペテンなどかなぐり捨てた。原発事故原因の真相も隠されたままだ。事故を引き起こした責任を誰もとっていない。福島第1原発事故は、いまだに進行中だ。現場での収束作業は困難を極めている。さらに1号機の格納容器の水位が40センチしかないことが明らかになった。毎時6トンもの水を注入しているのに、ほとんどが垂れ流されている。4号炉の使用済み燃料保管問題は深刻だ。放射線量が高すぎて人が、格納容器に近づくこともできない。重層的な下請け・孫請け構造の下で、無権利・低賃金の非正規労働者が被爆労働を強制されている。労働者の命など平気で使い捨てる、そんなやり方で原発が稼働させられるのだ。                    大飯原発もインチキなストレステストや安全基準の何一つ現実的に進行していない。ベントもない、津波防止の防波堤も「基準」の高さになるまで2年かかるという、なにが「安全だ」ふざけるな。 労働組合を先頭に、再稼働阻止・原発なくそうの力ある意志をたたきつけよう。 大飯原発再稼働阻止へ、あらゆるところから行動を起こそう!                        

写真上;経団連総会で挨拶する野田首相と米倉経団連会長。写真中:さよなら原発の署名集約集会2800人が集まる。写真下:集会後、「大飯再稼働阻止」のデモ。学生とともに先頭に立つ北島邦彦前杉並区議。                                

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