沖縄で辺野古新基地建設反対の3900人の大集会開かれる

3月21日、「止めよう辺野古新基地建設! 美ら海を守ろう! 県民集会・海上行動」(主催:止めよう辺野古新基地建設実行委員会)が名護市大浦湾に面する瀬嵩の浜で3900名の大結集で開催されました。3月12日から再開されたボーリング調査に対して、沖縄の労働者民衆の怒りがさらに大きく燃え広がっているのです。現地でたたかうユニオンの仲間からの報告を掲載します。

20150324c-2.jpg3月21日当日は、集会開始の一時間以上前から大型バスが沖縄全島から次々と集まり、集会参加者は集会が始まる午後1時をすぎてもとぎれることはなかった。その数は「二見以北十区」の人口約1600人を倍する結集だ。
瀬嵩の浜から見える大浦湾にはオレンジ色のフロートと海上保安庁の船舶・ボートが並び、その奥ではスパット台船がボーリング調査を強行して、集会参加者と対峙する構図となった。集会参加者は大浦湾に向けて怒りのシュプレヒコールを繰り返した。
集会では開催地代表として「二見以北住民の会」の会長が「この美しい大浦湾に100年、200年耐用の基地は似合わない」と安倍政権の工事強行を弾劾した。「若者たちからのメッセージ」として4人の青20150324c-3.jpg年・学生が壇上に立った。名桜大学の女子学生は、「私の子や孫の世代まで基地を残したくない」と語り、宜野湾出身の男子学生は「世界中で辺野古に新基地はいらないという声を上げ続けていこう」と呼びかけました。
現地での集会は昨年8月から数えて4回目となるが、回を重ねるごとに労働組合の旗が多く掲げられるようになっている。沖縄の労働者階級が闘いの主人公として再び三度登場し始めた。そして青年労働者と学生の結集も始まっている。安倍政権の辺野古への新基地建設の強行は、「オール沖縄」を乗り越える沖縄の労働者の新たな怒りの決起を生み出しているのです。
20150324c-4.jpg 会場ではコールセンター職場での解雇撤回をたたかうIJBS労組支援共闘ニュースと星野絵画展のビラがまかれた。集会参加者が次々と手を伸ばしてビラを受け取っていく。準備したビラは瞬く間に集会参加者に吸い込まれていった。星野絵画展を呼びかけるビラを見て、「星野さんね」と話す参加者も数多くいた。星野さんの闘いは沖縄の労働者階級の中に広く知られている。絵画展の成功へ、会場でも多数のカンパが寄せられた。この沖縄の労働者階級の怒りを本当に解き放つのは階級的労働運動と国際連帯闘争だ。辺野古新基地建設を阻止しすべての米軍基地の撤去へ、労働組合の拠点を作り出し国際連帯を掲げた全島ゼネストを実現しよう。

この集会で、4月28日に現地集会、5月17日に那覇市での1万人県民大会の開催が発表されています。95年の米兵による少女暴行事件後の県民大会は、バス労組が取り組んでチャーターバスが組まれ、なお交通渋滞となり、沖縄全土がゼネスト状態となりました。2015年の4・28‐5・15沖縄闘争は、それ以上の規模で安倍政権の辺野古新基地建設強行と安保関連法制国会と激突する構図が確定しました。

杉並の地で、安倍倒せの統一地方選に必勝し、5月沖縄に駆けつけたいと思います。ともにたたかいましょう!

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