2・15労働者集会を起点に春闘が各職場でたたかわれる!

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2月15日、国鉄闘争全国運動が主催する2・15労働者集会」がすみだ産業会館で開かれ、630人が結集しました。北島邦彦も、東京西部ユニオンや都政を革新する会の仲間たちと参加しました。

B94AdHECEAAwPon2月16日は、国鉄分割民営化で7628人の国鉄労働者にJRへの不採用通知が出された1987年2 月16日から28年を迎えるという、忘れることのできない日です。ここから、現在につながる民営化・外注化と非正規職化、解雇自由の流れが始まったのです。この原点にこだわりきることが重要です。この原点とたたかわずして、労働運動も社会変革も口先だけのものでしかありません。

20150216a-2国労旭川闘争団の成田昭雄さんは、厳寒の北海道で不採用者の家族が抗議の座り込みを行ったことを振り返り、「俺たちは全労働者の問題を抱えて闘っている。命のある限り闘い続ける」と言い切りました。その姿に、本当に涙が出る思いでした。

動労千葉の田中康宏委員長は、「国鉄1047名闘争は戦後最大の労組解体攻撃に対する、戦後最大の労働争議だ。総評が解散し連合になったが、100万人規模の労働者が1047名闘争のもとに結集し続けた。その闘争は国家的不当労働行為の真相を暴き、最高裁を追い詰めた」と述べました。
また、「政府は再び戦争に踏み出した。労働者が非正規職に突き落とされ、社会のすべてが崩壊している。労働組合に力があれば、こんなことは許さなかった。分割・民営化との闘いは、新しい闘いをつくった。一つは外注化と非妥協的に闘ったこと。二つは動労水戸の被曝労働拒否の闘いだ。すべての労働者が被曝労働を強いられているが、ストで闘ったのは動労水戸だけだ。分割・民営化との闘いがこうした地平を切り開いた」と述べ、「われわれは1047名闘争をついに復権させた。戦争阻止の力、労働組合を復権させる力はここにある」と力説しました。

この後の各職場からの決意表明にも、闘いの前進があらわれていました。

20150220i-1合同労組八王子ダイエー分会の女性は、この日に強行された店舗の閉鎖に対しストを貫徹したと報告し、「ダイエーはなくなるが、これからも一緒に闘っていく」ときっぱりと述べました。

ダイエーは2015年1月にイオンの完全子会社となり、業績の上がらない店舗を再編していくことになります。
イオンは、ダイエーグループ内のスーパー事業のリストラを加速しています。イオンの社長は「ダイエーは過去10年、リストラに次ぐリストラだった」と語り、ダイエーを首都圏と京阪神エリアで食品に特化した店舗として再生させるとしています。しかし、「これでイオンは茨の道に入った」と言われるように、業績の低迷から抜け出せないのはイオンも同じです。ダイエーの2千億円もの負債を抱え込むことになるからです。今後全国285店舗がスクラップアンドビルドされ、2万数千人のダイエーグルー
プの労働者が解雇にさらされることになります。もはや闘っていくしか生きていけません。

yosizakimaeまた2月11日には、東京東部ユニオン吉崎製作所分会は、吉崎製作所の親会社である山下ゴム本社に対して、会社解散撤回の団体交渉申し入れを行いました。

 山下ゴムは「最廉価調達」といって、国内生産を縮小して、海外生産にシフトしています。コストダウンのために人件費の安い地域をさがして東南アジアを荒らしまわっています。2014年にはベトナム工場が完成し、将来的には本社機能をベトナムに移転するとしています。生産を海外移転させて、国内工場の閉鎖―クビ切り・強制配転を労働者に強いてきたのです。労働者の生活など一顧だにしていません。

昨年、荻窪郵便局で労働者が立ち上がり、郵政非正規ユニオン荻窪分会を立ち上げましたが、さらに各地域、各職場でたたかう春闘が拡大していることを感じました。

「官製春闘」を打破し、たたかう労働組合を甦らせましょう!

西部ユニオンに加入し、一緒にたたかいましょう。


 

3・1ビキニデー杉並集会
 3月1日(日)午後1時30分開場 2時開始
 杉並区産業商工会館 3階講堂(杉並区阿佐谷南3―2―19)
 主催 すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)東京

 

 

 

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