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都政を革新する会の新年旗開き、160人の参加で成功。4月区議選へ!

 

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「戦争阻止! 全世界の労働者と団結して首切りも原発もない社会を!」
「4月区議選に圧勝し、新しい労働者の政党をつくろう!」

1月18日、荻窪タウンセブンにて、都政を革新する会と東京西部ユニオン・鈴木たつおとともに歩む会の3者共同による新年旗開きが開催され、杉並区内外から160人もの人々が集まってくださいました。4月統一地方選・北島邦彦必勝へ、そして戦争・改憲に突き進む自民党・安倍政権打倒に向けて、激動の2015年を意気高く闘う場となりました。皆さまに厚く御礼申し上げます。

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旗開きは、東京西部ユニオンの青年労働者が司会を務め、都政を革新する会の長谷川英憲代表が開会のあいさつ。
続いて東京西部ユニオン副委員長で元杉並区議の北島邦彦が、4月統一地方選出馬に向けて決意を表明しました。
さらに、昨年の衆院選に杉並から立候補して1万6981票を獲得した鈴木達夫弁護士がマイクを握り、フランスでの銃撃事件と「反テロ」デモの情勢について、「労働者の国際連帯こそが戦争を止める力」と熱弁をふるいました。
会場の熱気が高まる中、ふくしま共同診療所の松江寛人名誉院長の音頭で乾杯!歓談に。
後半に入り、JRの闘う労働組合・動労千葉の繁沢敬一副委員長が連帯あいさつ。また、杉並区民の方から「北島さんのトップ当選をかちとろう!」と熱烈な応援アピールをいただきました。
さらに、東京西部ユニオン委員長で鈴木コンクリート工業での解雇を撤回した吉本さんが「この選挙を通して労働組合の拠点をつくろう」と熱弁。三里塚反対同盟からのメッセージが読み上げられた他、全学連の坂野陽平書記長、全国水平同盟杉並支部、婦人民主クラブ全国協杉並支部、杉並・星野文昭さんを救う会、東京労組交流センター、ストライキ会議の青年労働者からそれぞれ発言が行われました。
最後に青年労働者の団結ガンバローで熱気あふれる新年旗開きを締めくくりました。

以下、主な発言の要旨を紹介します(出典は、労働者の新聞「前進」速報版2015年号第1号より)。

 

長谷川英憲(元都議/都政を革新する会代表)の開会あいさつ

s201501-2-2 昨年は鈴木達夫さんの2月都知事選への決起から始まり、6月には北島邦彦さんの杉並区議補欠選挙、12月にはこの杉並を舞台にして鈴木達夫さんの衆院選への突入となりました。労働者、学生のみなさんが先頭に立ってこの闘いをやり抜きました。この闘いを引き継いで、4月区議選で北島さんの勝利をかちとっていきたい。
情勢は波乱に満ちています。フランスの、いわば人種差別、宗教差別をもとにした370万人のデモ。先頭にはフランスのオランド大統領を始め44人もの各国首脳が立っている。実に異様な光景です。この首脳たちはみな戦争をやっている人たちです。
日本で言えば安倍首相の「戦後70年談話」。これは戦争宣言にほかならないと思います。私たちはこの2015年、安倍政権を絶対に倒さないといけない。
衆院選で鈴木さんが渾身の訴えをされました。「労働者が主人公の社会をつくろう。安倍政治を断ち切ろう。そのために新しい労働者の政党をつくろう」。この訴えは区民に新鮮な驚きをもって受け止められ、1万7千人が熱い支持を寄せました。
北島さんの選挙は都政を革新する会にとってもこの杉並の労働運動、住民運動の拠点をつくりながら、新しい政党への飛躍をみなさんと一緒にかちとっていきたいと心から願っています。

北島邦彦の4月杉並区議選への決意表明

s201501-1-2 4月の杉並区議会議員選挙に向けて地域、街頭、職場を回ってきました。「とにかく安倍政治はどうにかしてくれ」というやり場のない怒り、焦り。こういうことをひしひし感じます。
今年こそ安倍政権を倒し、安倍政治を断ち切らないといけない。安保・戦争・改憲と対決する動きはどこにあるのかはっきりさせる。それがこの選挙です。
区議選においては、当選ということをもって総括する以外ありません。今回の選挙ほど大きな社会的な転換点を切り開ける選挙はない。「新しい労働者の政党をつくろう」と出しています。「それがここにある」と誰にもわかる形で勝利する。
今、田中区長のもとで「区立施設再編整備計画」が実行に移されようとしている。全部の区立施設を統廃合するものです。私たちは児童館の全廃問題を最も重要だと思っています。民営化、外注化によって膨大な非正規職労働者をつくり出そうとしている。これを絶対に許してはならない。
児童館の職場を回って感じることは、労働者は自分の職場が奪われること、仕事への誇りを踏みにじられること、同じ仕事をしているのに正規・非正規の違いで賃金にも違いがつけられている状況に我慢ならないと思っていることです。現場で働いている人たちとどれだけ議論ができて、「民営化なんか絶対に認められない」と一緒に闘っていける仲間をつくっていけるかが大きな勝負です。
1票で勝負が決まる選挙になります。地域をしっかり回り、朝夕の街頭に立ち続けます。そして杉並区の職場で働いている人たちとともに闘うことができるような活動をつくっていく。
今回の選挙は本当に激しい戦いです。あらゆる力をともに生かして、なんとしても勝っていきたい。安倍政治を倒して本当に世の中を変える。新しい労働者の政党に向けての流れを一緒につくっていきましょう。

衆院選を闘った弁護士 鈴木達夫さん

s201501-2-7みなさんへのお礼と、今年前半の闘いについて私の考えを述べたいと思います。
「絶対反対」と「労働者の新しい政党をつくろう」とほえている妖怪(ようかい)が現れていると言われています。そういうところにみんなの怒りと期待と、それを集約する私たちの選挙戦があったと考えています。
年が明けると、すさまじい時代が始まっています。資本主義の「自由、平等、博愛」というものの化けの皮が一気にはがれています。フランスでの襲撃事件がアメリカやフランス、ヨーロッパの中東侵略、爆撃に対する弾劾の表明であることは間違いないと思います。ただし、私は人類が生き延びていく中心軸は、イスラムにはないと思う。労働者の団結こそが今の時代の危機を突破していく力だと思います。
フランスのオランド大統領は、空母「シャルル・ドゴール」の艦上で1万人の軍隊、5千人の警察で国内で戦争状態に入る、中東の戦争をますます徹底的にやると演説しました。その空母はそのままペルシャ湾に行きました。
事態が何であるかということは明らかです。大変な時代です。第3次世界大戦に入ろうとしていることを絶対に阻止しなければならない。何がその力なのか。労働者を中心とする人民の団結、連帯こそが戦争を阻止できる唯一の力だと私は思います。

■戦争国家に踏み込む安倍「談話」
衆院選での自民党291議席は安倍政権の崩壊の始まりだと私たちはとらえました。沖縄県知事選と同様に、佐賀県知事選の結果は、農民、そして人民が国会で何が決まろうとも私たちの運命をそんなところに託すつもりはないという断固とした宣言です。杉並の1万7千票、そして沖縄、佐賀で安倍は大打撃を受けています。
中東をめぐり、いわゆる帝国主義、大国の分捕りあいが始まり、これに遅れまいと安倍は必死に乗り込んでいます。その中で発せられようとしているのがいわゆる「戦後70年」の安倍の談話と称するものです。今年の8月に向かって安倍が戦後史をまったく転換して戦争国家に踏み込んでいく。去年の7月1日の集団的自衛権行使容認を実際に発動できる態勢に入っていく。その鍵が「存立事態」です。国家の存立が危うくなった事態であれば「自衛」の名をもって地球の裏側まででも軍隊を派遣できるというのです。

■労働者の団結で「新しい社会」を
しかし、安倍が何を言おうと日本人民はもはやだまされない。怒りに怒り、いかに倒すかと手ぐすね引いて待っています。それが今です。
どうやって安倍を倒すか。国鉄を中心とする国鉄労働運動の復権、それを軸とする労働運動の復権です。世の中を実際に動かしているのは労働者です。労働者が職場で団結して、搾取の現場、それぞれの職場で力関係を変える。そしてその集大成として労働者を中心とした新しい社会をつくろうというのが安倍に対する最大、唯一の回答です。
労働者を食わせられなくなった、戦争しかなくなった資本主義を足元からひっくり返して私たちが新しい社会をつくることは十分に可能だしその準備はできています。
最後に訴えたいのは、衆院選での1万7千人をもっともっと増やして北島さんのトップ当選をかちとろうじゃないですか。2010年代中期に絶対に安倍を倒す。そのためには新しい労働者の党が必要です。これは闘いの中で、労働者自らが生み出すものです。
その大きな一歩が都知事選であり衆議院であり、今度の統一地方選挙だと確信しています。絶対に4月の選挙で勝つことを、あらためてともに決意を固めたいと思います。

ふくしま共同診療所名誉院長 松江寛人さん

s201501-2-5 ふくしま共同診療所に毎週行っています。行くようになってから週に1回は鼻血が出る。鼻からのどにかけて非常に違和感がある。しょっちゅうせきやたんが出る。私だけでなく福島に生活している人たちに同じような症状がある。これは明らかに放射能なんです。
ところが政府も福島県も福島医大の医者も、放射能は問題ではないと言う。最初は「100㍉シーベルト以下は安全・安心」と言っていた。さんざん社会からたたかれて今度は20㍉シーベルトと変更している。ところが、世界で20㍉シーベルトが安全なんて言っている国はない。実際にはかなりの放射能がある中で生活していると思ってください。
福島県で子どもの甲状腺のがんが87例出ています。これはとんでもない数字です。公の機関では「放射線と関係あるという証明ができないであろう、証明できないものに関して危険だと言うのは冗談じゃない」という言い方なんですね。
放射能があってがんがあるといったら、これは放射線のせいだと考えてそれに対してどう医療機関が対応するのかを考えるべきなんですが、「関係ない、安全・安心である」と言い続けている。
ふくしま共同診療所で無報酬でがんばっている医者が6人います。診療所は全国からの支援のカンパで成り立っています。どんな妨害があろうと絶対に負けないでこれからもがんばりますので、ぜひともご協力をお願いしたいと思います。

動労千葉副委員長 繁沢敬一さん

s201501-2-4 去年の鈴木達夫さんの都知事選、そして衆院選への挑戦は安倍政権と真っ向から対決して闘う者は誰かをはっきりさせたと思います。それが1万7千という数に表れました。その意味でも北島さんを当選させなければいけないと思います。
動労千葉について言えば、3月のダイヤ改定で千葉管内では特急列車がかなり減らされます。館山には休日に特急が行きません。JRは地方を切り捨て、金がもうかるところだけで会社を運営するというあり方になっています。
特急が廃止されることに付近の住民は怒っています。銚子や館山でも自治体の市長などが先頭になって抗議の声を上げています。そうした中でやっぱり中心になるのは労働組合だとわれわれは考えています。
国鉄1047名解雇撤回ではまだ最高裁は判決が出せないでいます。2月15日には国鉄分割・民営化で首を切られてから28年になります。もうすぐ30年になる闘いの勝利をかちとりたいと思っております。
今、JRは国鉄採用者の大量退職を迎え、戦後的な労資関係を完全にぶっつぶそうとしてきています。われわれはなんとしても国鉄闘争を守り抜いて闘っていきたいと思います。

東京西部ユニオン委員長 吉本伸幸さん

s201501-2-3 きょう荻窪駅で労働相談を出して街頭宣伝をやった時に女性の方が国鉄集会のビラを受け取り、「安倍さんって絶対許されないわよね」って言うんですよ。28年前の国鉄分割・民営化から今の攻撃は始まっています。
きのう、合同・一般労組全国協の仲間と吉崎製作所で門前闘争を行ったんです。解雇攻撃を労働組合をつくって押し返したが、今度は経営が赤字だから工場の存立ができないから全員解雇という国鉄方式の攻撃が始まっています。沖縄の新聞ではコールセンター33人の全員解雇という攻撃が出されました。ダイエー八王子店も全員解雇です。
何をやっていくか。俺らが胸を張って、労働者が職場を動かし地域を動かし社会を動かしてるんだ、だから闘う労働組合をよみがえらせて労働組合が権力を奪い返す。本気で闘いに決起する。
鈴コンの善さんと俺と内尾分会長は昨年11月17日に職場に戻りました。職場に帰った3人がすべての職場の仲間と団結して職場支配権を奪い返す。まだまだ闘いは続きます。
北島を勝利させ、杉並から首都・東京にのろしを上げる。労働者の政党をつくって権力奪取に立ち上がっていこうじゃありませんか。

革命的共産主義者同盟 天田三紀夫書記長

s201501-2-6 ここに集まられたみなさんがともに闘うために革共同に結集してほしいと心から訴えます。革命的共産主義運動は社会党や共産党をのりこえて党と労働組合が一体的に進む、すなわち労働組合運動をやれる党になる、最高の団結形態を実現する、そういう党として登場しています。
今年の課題についてはなんといっても1〜3月の国鉄決戦に勝利することです。3月ダイヤ改定をとおして起こることは安全の完全な崩壊です。動労千葉を先頭に外注化粉砕を闘い抜くことは安全を守るために絶対に必要です。さらに動労水戸の被曝労働拒否の闘いは世界に例のない労働運動です。仁王立ちして闘い抜いている動労千葉、動労水戸の支援を確立して階級闘争の基礎の基礎をつくる。そして今年こそは全学連の時代です。
杉並での闘いの蓄積は鈴木選挙での1万7千票として現れました。この勝利を北島さんの勝利に結びつける。統一地方選は戦争絶対反対、改憲絶対反対を掲げて、その質で住民の方々と一緒に闘い抜くならば勝利は間違いない。
戦後70年の政治を変えようとしている安倍政権に対して、国鉄決戦で勝利し杉並で勝利して拠点をつくることで改憲決戦に真に勝利できる勢力として登場することができると思います。その一切合財の力を持っているのは労働者階級、杉並の住民の方々だと思います。

杉並区民の方の応援アピール

フランスではなんと、「テロ行為賛美罪」というのがあって、それも単に「言論の自由ということで挙国一致態勢とるのはどうなの?」と皮肉ったような人が54人も逮捕されている。その法は去年、対テロ法の一環として制定された。じゃあフランスってまっとうな左翼はいないのか! 誰も反対しなかったんか! これが世界の実態だと思うんですよ。
けど日本は唯一、ここに左翼らしい左翼がおるということで、私は絶大な支持を送っておるわけです。やっぱり左翼は左翼らしくならんとあかん!
ここの区長、田中は杉並のオランドみたいなもんです。杉並からトップ当選で北島さんを送り出せばすごいインパクトになりますよ。本当の左翼らしい左翼がトップ当選したら絶対にニュースになります。それを目指してみんなでがんばっていきたいと思います。

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戦争を阻止し、全世界の労働者と団結して、首切りも原発もない社会をつくりましょう!

4月杉並区議選に勝利し、新しい労働者の党をつくりましょう!

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