11・2全国労働者集会、圧倒的な高揚で成功しました(北島邦彦)

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この2ヶ月あまり、杉並の職場・街頭・地域で、11・2全国労働者総決起集会への参加を呼びかけてきました。その11月2日の日比谷野外音楽堂には、日本・韓国・アメリカ・ドイツ、クルドやビルマの滞日外国人労働者など、世界中から闘う労働者5700人が集まりました。

IMG_0397「戦争反対!民営化と労働者の非正規化反対!」世界中で闘う労働者にとって、これは共通のスローガンです。こうした労働者の国際連帯がさらに進展していけば、戦争は必ず止めることができ141102yd085_240x180るし、労働者が主人公となる社会の建設も可能だと確信します。

圧倒的な集会の成功に追いつめられた安倍政権の手先である警察権力は、集会後の東電前を通るデモ隊に対し、学生に目をつけてでっち上げの弾圧をしかけ、3名の学生を逮捕しさりました。これについては別途報告します。

杉並からも、東京西部ユニオンやNAZEN杉並(すべての原発いますぐなくそう!全国会議・杉並)の仲間をはじめ、多くの人たちと一緒に参加できました。

141102yd083_240x180東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会の仲間と荻窪郵便局非正規労働者のM君が登壇して発言し、5700人を前にして堂々と闘いと勝利の報告をしています。高齢者も多数参加し、労働者の団結を軸にして「生きるための団結」を地域に創りだそうという、杉並区議補選で打ち出したテーマの具体的実践にも入っています。

11月2日の日は、東京でも様々な政治イベントが開催されています。しかし、「7・1」(集団的自衛権行使容認の閣議決定)情勢に対決できる団結=主体が具体的かつ鮮明に登場したのは、この日比谷野音での労働者集会以外にはありませんでした。グラグラになっている安倍政権を痛撃する集会とデモでした。さらに、労働者の団結をとりもどすことと闘う労働組合の再構築が、世界中の実践として多様な形で報告されるようになったのも、闘いの着実な前進を実感させるものでした。

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安倍政権は女性2閣僚辞任をはじめ、いまや危機的事態に陥っています。危機突破のギャンブル―黒田日銀の追加緩和による株高も、早晩吹き飛ぶことでしょう。

うちわ、観劇、ワイン……。こんなくだらない人物たちが閣僚として参画した集団的自衛権行使容認の閣議決定など、何の正当性もありません。このような権力者によって戦争が始められ、自衛隊員が戦場で命を落とすなど、絶対に「容認」できません。

しかし、メディアで云々されているように、この事態を「政治とカネ」に切り縮めてはなりません。安倍政権の本性、自民党政治の矛盾と腐敗の噴出、もっと言えば、新自由主義という政治・経済体制の破綻の現われです。政治資金規正法改定で事が済むような事態ではなく、問われているのは安倍政権を倒すことであり、この社会の根本的変革=革命なのです。

集団的自衛権―日米安保ガイドライン(防衛協力の指針)再改定…。ウクライナやイラク・シリアでの戦争。そして、最悪の危機をはらんでいるのは東アジアです。その戦争情勢を促進しているのは、一方ではバブル崩壊の危機に立つ中国共産党スターリン主義権力であり、新自由主義の破綻の淵にある日本帝国主義・安倍政権です。問われているのは「戦争か平和か」ではなく、「戦争か革命か」です。

戦争を起こさなければ延命できない(金もうけができない!)社会のありように対しては、その体制そのものを変革していかなければなりません。それは、戦場に兵士として送られる労働者自身が、国際連帯を求めてやまない労働者の国際的団結をつくりだし、あらゆる国で労働者権力を打ち立てることです。その萌芽はすでに身近なところに生み出されています。

11・2日比谷野音大集会の成功をバネにして、「戦争反対!民営化と労働者の非正規化反対!闘う労働組合を杉並の地につくろう!」を掲げて、来春杉並区議会議員選挙に勝利しよう!

 

 

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