猪瀬知事は直ちに辞職せよ!

 猪瀬都知事と徳洲会の癒着・金権腐敗を弾劾する!猪瀬は直ちに都知事を辞任せよ!

【1】徳洲会グループによる選挙違反事件は、猪瀬都知事が昨年の都知事選挙直前に徳洲会の徳田毅衆院議員から5千万円の裏金を受け取っていたことが発覚し、徳洲会グループとそれに群がる政治家たちの恐るべき金権腐敗ぶりがつきだされた。
 そもそも、徳洲会グループによる選挙違反事件は単なる公職選挙法違反事件ではない。徳洲会グループは日本トップの巨大な医療独占体であり、ブラック医療産業として存在し、そこに自民党をはじめ支配階級がむらがって利権を奪い合ってきたが、その姿の一端が白日のもとにさらけ出されたのである。都政を革新する会は心底からの怒りをもって新自由主義の極みである金権腐敗を徹底的に弾劾する。
弁明する猪瀬知事-お粗末借用書1122 徳洲会グループは新自由主義医療で医療を破壊し(生体腎移植にまで手をそめている)、労働者をとことん搾り取る(低賃金・過重労働、お礼奉公ー看護士学校を出ると2年間離島病院勤務を命じられるという)ことによって法外な利潤をあげてきた。また、徳洲会グループの強引な展開のために政治家に膨大な賄賂を与え、便宜を受けてきた。また、国会に席を占めるため選挙に職員を動員しトコトン奴隷的に扱ってきた。医療・福祉は破壊され、さらに新自由主義医療が推進される。こんなことをどうして許しておけるだろうか。

【2】徳洲会グループが買収をはかった政治家は石原慎太郎をはじめ自民党の様々な政治家ども、それは現安倍政権の中にまで広がっている。また、野党の中にも選挙支援や資金援助を受けていたものがいる。とりわけ、石原慎太郎はその筆頭であり、「憂国の士」を気取っているが、強欲と金権にまみれた極悪のブラック政治家なのだ。徳洲会グループには70億円もの使途不明金があるが、石原慎太郎がこれに深々とかかわっていることは明白である。また、石原知事の後継者にのしあがった現知事・猪瀬直樹も副知事時代からその利権構造と一体化していたのである。

【3】徳洲会グループは医療法人徳州会を中心に66の病院、総計280以上の医療・福祉施設を日刊ゲンダイ 擁する日本最大の医療グループである。創設者は徳田虎雄(元衆院議員)で、徳田は衆院議員時代に石原慎太郎と意気投合しともに「盟友」と呼び合ってきた。
 徳洲会グループは主に西日本に展開していたが石原慎太郎が都知事になってから東京への進出をはたした。そして石原知事は東京都の都立病院民営化を軸とした医療再編計画を打ち出す。東京の医療・福祉への新自由主義的攻撃はまさに徳洲会グループを引き金にし、石原知事を推進役にして進行させられたのである。石原は「都立病院の経営を徳洲会グループに任せる」と公言してはばからなかった。医療労働者や多くの医療福祉関係者、利用者の根強い反対がおこった。

 
【4】徳洲会グループは今、2015年2月完工をめどに武蔵野徳洲会病院を計画、東京都は昨年10月にこれを認可した。徳州会はその隣地に老人保健施設・武蔵野徳洲苑を建設、工事費の96%にあたる7億2千3百万円もの補助金が東京都から徳州会にわたっている。石原都知事、猪瀬副知事のもとでだ。病院建設の認可の1月後に徳洲会から猪瀬に5千万円が密かに渡された。
 崩壊過程にはいった新自由主義は腐敗という点でも極限にあって、腐臭をまき散らしている。新自由主義をうち倒す労働運動を軸にあらゆる人民の怒り、とりわけ徳田一家の支配下で日々強労働に追い込まれている徳洲会に働く労働者と一体になり闘っていこう。腐敗にまみれ、秘密保護法はじめ戦争体制づくりを強行する安倍政権、猪瀬都政をうち倒そう。

写真:上:5千万円の「借用書」をかざし、醜悪な弁明に必死な猪瀬。下:徳田虎雄と石原慎太郎の親密な関係を暴露する「日刊ゲンダイ」の記事。

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