山本太郎さん 66万6684票で当選

 都政を革新する会  参院選についての声明

【1】
20130721当確報道に喜ぶ太郎事務所 今回の参院選(東京都選挙区)で山本太郎さんは激しい選挙戦を勝ち抜き66万6684票(得票率11・8%)で堂々の4位当選を勝ち取りました。
 大恐慌と3・11情勢のもと、原発への怒り、生きさせろの怒りが首都東京のまっただ中で猛火となって吹き上がり爆発したのです。安倍政権とこれを支えるすべての勢力はこの根元的な怒りの激しさと大きさの前におののきふるえあがっています。
20130721勝利の記者会見 首都における100万とも言える労働者民衆がひとたび自己の怒りを、山本太郎さんを中心とする仲間との団結のもとで主体的に解きはなったときどれほど巨大なたたかいとなっていくかを私たち自身、感動をもってつかみました。それは、安倍政権に対してどれほど大きな打撃となったかということです。
 都政を革新する会は北島邦彦をはじめ多くの仲間が山本選対のボランティアスタッフとして選挙を全力で担いぬきました。杉並は昨年12月の衆院選で山本太郎さんが7万の支持を得たいわば山本太郎さんの地元です。太郎票の最大の基礎となるべきは杉並です。都政を革新する会はその矜持にかけて創意工夫をこらしてたたかいました。今回の選挙結果を見ても山本太郎さんは杉並区では自民党・丸川に次いで2位、37.892票、得票率で14.9%(区市部では最高の得票率)を獲得しています。
 安倍政権打倒への大きな風穴を開けることができた。問題はこれからです。山本太郎さんも当選確定直後の記者会見で、「万歳はしない。このまま浮かれているわけにはいかない。これはスタートラインにたったとしか言いようがない。いばらの道はこれからはじまる」と静かな内にも闘志をみなぎらせて語っていました。私たちも気持ちを引き締め、しかし、ものすごい展望を手にしたのだという確信に燃えて次へと進んでいこうと決意しています。

【2】
 今回の参院選も都議選と同じように、投票率がきわめて低いものでした。東京都選挙区で53.51%(前回58.7%)。全体では今回52.61%(前回57.92%)過去3番目に低い投票率です。こうした中で自民党が65人当選の「圧勝」であり、公明党11人(前回+1人)、民主党は17人当選(前回-27)の惨敗で自公は「ねじれを解消」と言っている(共産党は8人当選ー前回+5人)。注目すべきは民主党の惨敗です。これはまた、民主党を支えてきた連合が崩壊的状況に陥っているということです。
 連合は中曽根によってつくられたナショナルセンターで。「国鉄分割民営化で国労をつぶし総評をつぶす」という中曽根と財界の戦略のもとで連合はつくられました。いわば国家と財界をまもる労働運動なのです。これがついに崩壊を開始したのです。山本選挙は東京で民主党の公認・非公認ふたりの候補(これは連合東京の候補でもある)をうち倒して当選をかちとった。したがって。山本選挙は労働運動としても大きな
転換点をつくりだしたのです。国鉄をめぐる動労千葉を先頭とする労働者の闘いは国鉄はじめとする4大産別、さらに非正規職労働運動での巨万の労働者の獲得へとむかっていくのです。また、山本選挙をたたかった多くの青年は議会と既成政党に怒りと絶望をつのらせている人たちです。彼等は今回の山本選挙でその怒りを爆発させて行動に立ち100万の反乱の主体となりました。その意味で安倍政権は自らをうち倒そうとする膨大な労働者を生み出してしまったのです。安倍政権は決して安定などしないし、労働者階級の根底的な決起へと道を開いたと言うことです。

 あらためて都政を革新する会は今回の山本選挙をともにたたかって下さった杉並区内外の仲間の皆さんとともにいっそう団結を固めて前進する決意です。

写真:(上)当確情報に喜ぶ山本事務所。(下)勝利の記者会見する山本さん。

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