三里塚・市東さんの農地強奪を断じて許さない!

<三里塚産直運動を担っている ふろむあす事務局から3・24三里塚総決起集会の報告が寄せられていますので掲載します>

3・24三里塚全国集会に参加しました 

201303241三里塚:習志野ブログ  市東さんの農地を守る闘いが、3・7第三誘導路供用開始そして3・27農地法裁判の最終弁論を控え緊迫の度を強める中、3月24日、成田市天神峰の市東孝雄さんの畑で三里塚全国集会が開かれました。                                                   集会に向けて反対同盟は「市東さんの農地を守る闘いからすべてを切り開く3・24全国集会へ1500人の結集を!>と、なみなみならぬ決意で全国に呼びかけを発し、全国を駆け回り訴えてきました。私たちは、3月3日杉並での産直総会への結集に続いて、3月20日には西部・三里塚学習会を開き、農地法を使った攻撃の不当性・悪辣さ、実力闘争の歴史を学習し、地区の仲間と共にマイクロバス2台で参加しました。                                             現地に立った仲間は、第3誘導路よって変貌した現地の様子を目の当りにし、市東さんの農地と自宅を包囲し、圧殺する攻撃の悪辣さに怒りを新たにし、初めて三里塚の地に立った反原発を闘う青年は「フェンスに囲まれた無機質なコンクリートの空港とそこに断固としてある緑の農地にショックを受けた、現地に立つことは本当に大切」と話していました。

20130325a-3 集会は、全国から1350人が参加、寒風を吹き飛ばす熱い集会となりました。開会宣言で反対同盟の森田恒一さんは「答えは実力阻止!私は96歳だがその先頭に立つ」と宣言。主催者挨拶の北原鉱治さんは「36年前実力闘争で3月開港を粉砕した。これが当時の福田内閣の存続を絶ったように我々は今の政治を変えるまで闘おう」と呼びかけました。

 事務局次長の萩原進さんは基調報告で「三里塚で1500を集めきることが、他のそれぞれの集会の成功の礎になると確信する」「農地法を使っての農地取り上げを絶対に粉砕する、『国策』の論理を許さず福島・沖縄と結んで闘う、安倍反動政権と全面的に対決する」ことを強調。3月27日農地法最終弁論・千葉地裁包囲闘争への参加を訴えました。農地取り上げ攻撃と闘う市東孝雄さん(写真)は「NAAは最終陳述書で仮執行宣言を付けるよう要求した。本来耕作者を守らなければならない農地法を悪用して取り上げることなど、絶対に許せない!何が何でも天神峰で農業を続ける。父の意志である空港廃港へ、福島・沖縄・動労千葉をはじめ労働者の皆さんとともに闘う」と闘いの決意を明らかにしました。三里塚弁護団は「土地取り上げは不法行為だ!」と弾劾。20130325a-8-thumb-200x134-10662 

  特別報告は動労千葉と福島から。動労千葉・田中委員長が「市東さんの農地に手をかけるようなことがあれば、支配体制が崩壊するような事態になることを示そう!」と決意表明。福島から果樹農家の大内さんと3・11福島行動呼びかけ人の椎名千恵子さんが登壇。「大地こそ命だ。命の側に立つ者に勝利がある。具体的な闘いでつながろう」と呼びかけました。市東さんの農地取り上げに反対する会に続いて千葉・新潟・福島・沖縄等から駆けつけた全国農民会議の農民が「反原発・反TPP・三里塚連帯」を鮮明に共同代表の小川浩さん・反対同盟の萩原富夫さんが決意を述べました。婦人行動隊鈴木加代子さんのカンパアピール、婦人民主クラブ全国協、星野暁子さん、全学連斎藤委員長等の決意を受け、反対同盟・野平聡一さんの集会宣言読み上げ、団結ガンバローの声を大地に響かせ、4台のトラクターを先頭に、デモに出発した。

20130325a-9 デモは空港のフェンスの中を長蛇の列で進む。途中空港建設を阻む萩原さんの畑の入り口や東峰神社・開拓道路の前を通る、空港のフェンスと大量の警備、頭上を通過するジェット機の騒音も実は三里塚農民の47年の闘いによって空港完成をズタズタにして阻んでいる結果と実感できました。空港を切り裂いて断固として営農する東峰・天神峰の農地と森。市東さんを追い出すためにだけの第三誘導路も脆弱そのもの。デモは市東さんの南台の畑に到着。この畑を絶対に守りぬこう。「何が何でも天神峰で農業を続ける。」と決意を固める市東さんとともに、この豊かな農地からの三里塚産直を守り拡大しよう。

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