ふくしま共同診療所 ついに開設へ!

  ついに念願のふくしま共同診療所が、12月1日から開設されます。11月23日には、開設記念レセプションと診療所の内覧が行われました。福島のお母さんたちの必死の想いと一つになった闘いの前進です。私たちも、これからも全力でこの診療所を支え、共に闘っていきます。

NHKのニュースで報道され、毎日新聞でも報道されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 NAZEN事務局ブログから事務局次長の富田翔子さんの文章を転載させてもらいます。

 ふくしま共同診療所の開設にかかわってる地元の郵政労働者の方が、私の贈った絵を見て泣いてくれたそうです。

 最近彼は、労組廻りで福島の小学校、中学校を訪れて、飾ってある子供たちの絵が暗い色ばかり使っていたそうです。それで、私の絵の色とりどりに涙が出たと言ってくれました。
タイトルまでつけてくれました。「希望の楽園」。

 はじめ聞いたときはクサいタイトルと思っちゃったけれど、園子温監督の映画「希望の国」の「希望」の意味を思い出しました。表面上は復興できても何処までも追ってくる放射能。こんな絶望の世界で唯一の希望は「人々の生き抜く力、その意志」なんだって。

 そういう意味でこの診療所は福島の人々と共に生き抜こうという強い意志をもった「希望の診療所」なんだと昨日もレセプションで仰る方がいました。

 診療所の内覧会に来ていた福島市内に暮らす妊婦さんが真剣な眼差しでスタッフの話を聞いていました。本当にすべての命が脅かされる中で新たな生命が生まれてくる、それを守り抜く。闘いとる。

 それ意外に私たちが生きる道はなく、でもそれこそが希望だってゆう、命のダイナミズム。

 みんなで作った診療所が、私自身にその力を思い出させ、闘う絵描きとしてのチカラを取り戻させてくれます。
ご支援いただいた全ての皆様ありがとうございます、これからです。
チカラがますます漲ってきました!                                    事務局 富田翔子

写真上:診療所待合い所の掲示されている富田さんの作品:「希望の楽園」。写真下:診療所の外観。

 

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