三里塚反対同盟農家の収穫祭(ふろむあす事務局からの報告)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆「産直 秋の収穫祭」に行って来ました

 巨大迷路さながらの道をうねうねと行った向こうに、もみがらの山から煙があがり、焼き芋がやけています。
 いつもなら、その脇でたばこをふかして謙太郎さんがいるのに今年は居ない。ちょっと淋しい。
 その奥のテーブルは、生産者の方々の心づくしのごちそうの山。南側のつるが刈られた畑では“ここだよ”と芋たちが待っています。絶好の芋ほり日和。
 食事のあとは、子どもよりおとなが絶叫していたトラクターの試乗。何度も何度も乗った子もいました。ジャグリングの披露あり、宝さがしや綱ひきなどのゲームと収穫祭はお祭りそのものでした。
 野菜の出荷作業ゲームはおとな限定。じやが芋の芽かき、かぶとねぎは折れたり枯れたりしている葉がていねいに摘まれます。また、里芋の作業では、大株からもがれた芋の根をひとつひとつ小刀で切り取り、土も除く手間のかかる作業でした。
 萩原さんと市東さんのその手元を見つめながら、種芋の植えつけや水やり、草むしり、保存など目の前の仕事以外の一連の仕事や、土を起こしたり肥料を置いたりの農作業を、よく知りもしないで勝手に想像していました。
 「市販のものは水をかけながらごろごろとやるんだけど、仕事は早いが味が違うんだよ」萩原さんの説明に思わずうなずきます。
  「来週仮設のみんなと芋煮会するから、その時にこの野菜を使います」と福島のお母さん。「走ってもいいの?」という子供の声が、地震のこと、原発のこと、東北のことを忘れないでと私の胸をたたきました。
                                          会員:H

◆春のじゃがいも堀は悪天候で中止になりましたが、秋の収穫祭は、秋晴れ快晴に恵まれました。千葉・東京そして福島県田村市からの皆さんも参加。にぎやかで、元気いっぱい思い切り畑を駆け回り存分に楽しみました。                                      畑見学は時間が少なくあまり見ることができませんでしたが、是非別の機会に畑見学をしたいなと思います。畑を見てみたい方、農作業を手伝ってみたい方、事務局に気軽に声を掛けて下さい。一緒にゆきましょう。農家の皆さん、現地スタッフの皆さんありがとうございました。

☆ふろむあす「共同購入ニュース」から転載させていただきました。

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