区が来年保険料値上げ
杉並区の介護保険予算は、一昨年は40億円、昨年度は31億円が使われないままでした。区内の介護施設が乏しく、また利用者の1割負担の重さから介護サービスの利用がすすまないためです。
こうした状況にもかかわらず、区は来年4月から保険料を1割値上げし、3200円〜3300円にする方針です。
私は、すでに介護保険料を払えない人が区内に2千6百人をこえる現実のなかで、介護保険料値上げに反対し、区に保険料の減免を要求してきました。しかし、区は「全国一律の制度だから区独自の減免はできない。保険料は5段階設定で低所得者にも配慮されている」として拒否しつづけてきました。
減免は独自の判断で可能
ところが、住民の会などが、9月30日に厚生労働省交渉をおこない、高齢者自身が苦しい現実を必死に訴えた結果、厚労省側は現在5段階になっている軽減策の限界を認めたのです。減免についても「自治体の適切な判断にまかせる」と答えざるをえませんでした。
私は議会でこの厚労省交渉の成果を示し、「保険料減免は自治体の裁量でできる。区が、苦しみ、泣いている人に減免を実施するのは当然」と迫りました。ところが区は、「確かに自治体に裁量権はある。しかし、保険料はすべての人が負担するもの。いまの5段階で負担は軽減されている」と、厚労省の役人以上に硬直的で官僚的な答弁。私は再度立ち上がって追及しました。
「月の年金が5万円あまりのAさんは、残金がほとんどない自分の預金通帳まで区役所にもってきて、払いたくても払えないと訴えている。90歳の母親と二人暮しの70歳のBさんは、2人の年金を合わせた月額が8万8千円で、どうしたらいいのかと訴えている。区はこうした人々に対してどうすればよいと考えているのか!」と。区は「様々な人がいるのは知っているが、法にもとづく制度なので…」と弁解するのみでしたが、揺れているのは確か。さらに声をあげ、運動を広げて減免をかちとりましょう。 |