| 保育園民営化 父母たちの反対の声ひろがる |
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山田区政による保育園民営化の第1号が、高井戸保育園に決定されました。ところが、これまで杉並区は関係する父母への相談や正確な説明もせず、「決まったこと」として押し付けてきたのです。私はこのことを告発した父母から、議会に請願書を提出する紹介議員となることを依頼されました。その際に事の経過を詳細に聞き、区のやり方のあまりのひどさに驚きました。しかも父母の怒りや反対の声を区はにぎりつぶし、議会には「父母は反対していない」とうその報告をしてきたのです。私は、9月19日の一般質問で、保育園民営化問題でこの区の姿勢を徹底的に追及しました。 新城せつこ | |
| 住基ネット、保育民営化問題、済美養護幼児教室廃止問題、介護保険で山田区政をただす(9月19日、杉並区議会本会議場) | ||
すでに昨年の夏から、高井戸保育園の民営化とそれを受ける民間事業者のことが、関係者の発言で地域のうわさになっていました。そこで保育園の父母会は、昨年12月20日、事の真偽を確認するため「民営化反対」の要望書をもって区への申し入れをおこないました。今年7月19日には再度「高井戸保育園民営化の中止を求める要望書」を488名の署名を添えて区に提出しています。 ところがこれに対し、杉並区は7月23日の保健福祉委員会で、「(高井戸保育園の父母は)民営化に絶対反対しているということではなく、よいサービスを受けることができるのであれば、それでよいと思っている」と答弁していたことがわかりました。父母の方々は、9月4日に議事録を見て区の勝手な答弁内容を知り、怒っています。 7月30日におこなわれた保護者説明会で区は、「民営化は決定されたものだ」と問答無用の姿勢に終始しています。仮に区が保育園の民営化の方向を決めても、これは条例改正案を提出し、区議会が承認しなければ決めることはできません。ところが区は、議会で議論もされていない段階で「もう決まったこと」であるかのように「説明」していたのです。父母の方々は「決まったものなら反対しても無理か」と思ってしまったそうです。 私は、区に対して、7月19日以前に要望書の提出はなかったのか、12月20日の要望書の所在とその内容を明らかにすることを要求しました。区の答弁は「(7月19日以前の要望書の提出については)そういう事実は承知していない。公設民営化にともなう条例改正については当然の事なので、説明は割愛した」などという無責任なものでした。私は、再び質問に立ち、9月11日付で父母からの抗議文が区に出されていることを議会に明らかにし、父母をあざむき議会にうその報告をする区を糾弾して、@保健福祉委員会でのうその報告を撤回し父母に謝罪すること、A父母の信頼を回復するためにも高井戸保育園の公設民営化方針をいったん撤回し、民営化自体の是非から保護者と話し合うこと、B一切の事務事業を凍結すべきことを要求しました。 議会全体に事の詳細を明らかにされた区は、とり繕う言葉もなく、「いろんな行き違いが保健福祉委員会等の問題についてもあったと思うが、今後とも保護者とは話をしながら進めたい」と事実上、区の失態を認めざるをえませんでした。 うその報告をされながら、これを容認しオール与党と化した議会の責任も大きいといわなければなりません。区がうそを報告していたことが明らかになっていた9月24日の保健福祉委員会でも何ら問題にされていません。このオール与党に助けられ、区は、高井戸保育園の次は高円寺北保育園、下高井戸保育園に民営化を拡大する考えです。 公設民営化は保育サービスの充実などをうたいながら、その実は、財政を削減し、保育への区の公的責任をなげすてるものです。保育料の値上げや保育士のいっそうの削減を必ずもたらします。 ことは子どもたちのいのちと安全にかかわる問題です。現在、私立保育園連盟からも区の責任を問う意見書がだされています。高井戸保育園の父母の方々とともに、保育園民営化反対の声をあげましょう。 |
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