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「防災」に名をかりた治安出動訓練に反対

杉並区「防災訓練」とビックレスキュー東京2001に抗議しよう!!

浜田山駅で宣伝
監視行動
浜田山駅頭で街頭宣伝するけしば前区議(左)と長谷川代表(左から2人目) 自衛隊参加に対する監視行動をする区議会災害対策特別委員の新城議員(中央)
自衛隊展示
山田区長
浜田山の中央会場に迷彩服の自衛官が11名参加 自衛官の説明を受ける山田区長(右から4人目)

8.26浜田山

抗議と監視行動に立つ

 8月26日、山田宏杉並区長は、杉並で初めて防災訓練に自衛隊を参加させました。この日朝から、都政を革新する会は、浜田山駅前で、自衛隊の参加に反対する宣伝活動を行いました。防災訓練の開始にあたり、中央会場となる旧興銀グランドに移動し、参加者への宣伝活動と自衛隊参加に対する監視活動を展開しました。
 会場では消防署などの展示にまじって迷彩服姿の自衛隊が展示テントを出していました。消防団などの訓練が続く中、突如、陸上自衛隊のジープが会場に乗り入れ、上空を飛びまわる自衛隊ヘリコプターと交信し始めました。「無線交信訓練」と称した自衛隊のデモンストレーションです。
 山田区長は、8月1日付「広報すぎなみ」で突然「今年から初めて自衛隊が訓練に参加します」と発表しました。防災訓練の主体であるはずの地元・浜田山住民には何も知らせないまま、区長の独断です。当初、山田区長は、大規模に自衛隊ヘリ部隊を導入しようとしていました。都革新が、ただちにそれを暴くや、地元住民から疑問と反対の声が噴出しました。こうして展示と交信訓練だけに縮小されたのです。
 しかし自衛隊の参加そのものが問題です。9月1日の七都県市合同訓練と一体のものだからです。自衛隊が計画を立案し、陸自東部方面隊が指揮する、市街戦を想定した治安出動訓練です。川崎港に自衛艦が続々と入り、八王子では駅頭を封鎖した市街地制圧訓練やヘリ降下訓練。まさに戦争そのものです。そこに自治体を動員し、こどもたちまで動員するなど絶対に許せません。

忘れてはならない 9月1日は関東大震災の日は朝鮮人・中国人虐殺の日

 9月1日は、関東大震災で朝鮮人・中国人が大虐殺された日です。軍と警察が意図的に流した「朝鮮人が井戸に毒を入れている」などのデマによって、多くの日本人が虐殺に手をそめました。よりによって、その日に防災訓練を行うのです。「災害時に第三国人が騒擾を引き起こす」と差別と排外主義をあおり、自衛隊にその鎮圧を訓示する石原都知事。そのもとで行う防災訓練とは、再び同じ道をくり返すことです。

 9月1日 横田基地への申し入れと会場となった多摩川河川敷に向けたデモ行進を行いました。 

 

横田基地申し入れ
抗議デモ
新城議員が横田基地への申し入れと監視行動を行いました。 調布市内を多摩川河川敷に向かって抗議のデモ行進(左から長谷川代表、けしば前区議、右端が新城区議)

 「東京都総合防災訓練(ビッグレスキュー東京2001)」に抗議し、米軍横田基地使用の即時中止を求める申し入れ書

米軍横田基地司令 殿

東京都知事 石原慎太郎 殿

都政を革新する会

代表 元都議会議員 長谷川英憲 / 前杉並区議会議員 けしば誠一 / 杉並区議会議員 新城せつこ

 本日、9月1日、7都県市合同防災訓練の一環として「東京都総合防災訓練(ビッグレスキュー東京2001)」が行われようとしています。これは「防災」に名を借りた有事即応の軍事演習であり、日米新安保ガイドライン発動のための有事立法の先取り訓練にほかなりません。今回、在日米軍の軍事基地である横田基地が使用されようとしています。このことは、「ビッグレスキュー」が防災とはまったく無縁の侵略戦争のための軍事演習であることを示しています。憲法9条改悪と日本の戦争国家化を目指すための訓練であります。私たち都政を革新する会は、ただちに本日の演習を中止するよう求めます。

 「ビッグレスキュー」は、「防災」や「人命救助」とはおよそ縁もゆかりもない、戦争のための訓練です。昨年9月3日、石原慎太郎・東京都知事は、自衛隊「3軍」7100人を参加させて、「ビッグレスキュー2000」を強行しました。統合幕僚議長が自衛隊3軍の指揮をとり、実質的に「ビッグレスキュー2000」のすべての指揮をとりました。銀座の目抜き通りを、自衛隊の装甲車が我が物顔に走り回るという恐ろしい光景が現出したのです。

 今回の「ビッグレスキュー2001」は、前回を総括し、さらに自治体・住民・ボランティアを動員するフォーマットを作成するものです。7月17〜18日に行われた図上訓練は、自衛隊が企画・運営・訓練の評価に至るまで自治体と自治体職員を監督して行われました。都庁9階で行われた訓練では、一般見学者を訓練会場から閉め出して、大量の迷彩服姿の自衛隊員がのりこみ、情報を一手に掌握して、完全に自衛隊主導で行われました。また杉並区をはじめ各区市役所で行われた自治体での図上訓練では、自衛隊の御用会社である「総合防災ソリューション」がすべてのシナリオを作成し、自治体職員は、その下に動かされました。最大の狙いは、住民をそうした戦争訓練に動員しようとしていることです。

 元陸上自衛隊北部方面総監で、現・東京都参与の志方俊之氏は、「今回は、都市型大規模防災訓練のフォーマットを完成させたい」として、「東部方面隊指揮所演習」を行う自衛隊の指揮下に区市町村が入り、「現場レベルのスタッフの訓練」を行おうとしています。

 そもそも自衛隊は、侵略戦争のための軍隊であり、「防災」とはまったく無縁です。自衛隊にとって、地域住民は、「救助」の対象ではなく、「治安管理」の対象です。また、銃剣による「統制」のもとで住民に軍隊への「協力」を強制するものです。「自衛隊の災害派遣に関する訓令」第十八条には、「派遣部隊等は、……救援活動のために特に必要がある場合には、最小限度必要とする火器および弾薬を携行することができる」と明記されているではありませんか。なぜ「人命救助」に火器・弾薬が必要なのでしょうか。自衛隊に非協力的な住民には銃を向けるということではないでしょうか。

 今回、米軍横田基地は、「人員、物資の広域輸送拠点」として、@他県からの広域援助隊等の受け入れと都内への搬送、A傷病者等の都外への搬送が行われるとされています。米軍赤坂プレスセンターは、「都心地区医療機関への移送中継拠点」として、@多摩地域から都心の後方医療施設への傷病者の搬送が行われるとされています。その輸送に使われるのは、自衛隊輸送機のC1やC130、ヘリコプターだといいます。これに米軍は全面協力するばかりか、航空管制や飛行場管理は米軍が行うというではありませんか。これこそ、米軍が全体を掌握する中で行われる、米軍と自衛隊による日米共同軍事演習そのものです。それに各地方自治体や医療機関が組み込まれ、動員されるのです。まさに日米新安保ガイドラインの先取りであり、そのための軍事演習です。

 「9月1日」とは、どういう日なのか。1923年9月1日、関東大震災の発生で窮地に立たされた当時の支配階級は、軍隊と警察による戒厳令を敷き、「朝鮮人が放火し、井戸に毒を投げ込んでいる」とのデマをまき散らし、6000人以上の朝鮮人・中国人を虐殺したのです。石原都知事は、在日朝鮮人を初めとする在日外国人に対して、「三国人」が「騒擾事件を起こす」から、自衛隊は「国軍」として治安管理にあたれという、許しがたい在日外国人襲撃の暴言を吐きました。そして今回、調布の多摩川河川敷のような在日朝鮮人の多く住む地域を訓練会場に選び、そこに自衛隊を「国軍」として登場させようとしています。

 私たちは、このような戦争のための訓練である「ビッグレスキュー2001」に、心の底からの怒りをもって反対します。

1.「東京都総合防災訓練(ビッグレスキュー2001)」を即時中止せよ。

2.横田基地司令は、横田基地の「ビッグレスキュー2001」の会場としての使用を今すぐやめさせよ。

3.「東京都総合防災訓練(ビッグレスキュー2001)」への労働者・市民の動員をやめよ。

以上、申し入れます。

2001年9月1日

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