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環境破壊の大型道路建設は中止に

石原都政の放射5号強行許さず玉川上水の緑を守ります

 住民無視の総合環境アセスメント

答申B案 3月30日、東京都総合環境アセスメント試行審査会から、放射5号線に関する答申が出されました。総合環境アセスは、事業実施主体がいくつかの実施案を出し、どれが一番環境への悪影響が少ないかを選ぶというもの。放5実施主体である都は、玉川上水の両側に上下方向2車線の道路をつくる案(A、B案)、玉川上水を暗きょ化し、その上に道路をつくる案(C案)を提示し、審査会はB案(A案より環境施設帯が広い。右図参照)が望ましいと答申したのです。
 この総合環境アセスは、あくまで事業実施を前提としたもので、放射5号建設計画そのものの白紙撤回を求める住民の意見は、まったく反映されていません。

 広大な立退きと排ガス公害もたらす

 このB案では、玉川上水両側にある住宅地域で大量の立ち退き問題が発生します。久我山の玉川上水一帯は、区内でも数少ない緑に恵まれた静かな住宅地。この住環境を大型道路建設で破壊するなど言語道断です。とくにこの地域に暮らす多くの高齢者にとって、玉川上水の緑はかけがえのない憩いの場です。高齢者にとって、この緑豊かな住み慣れた地から、立退かされることは、本当に耐えられないことです。
 立ち退き対象外の地域でも、大量の車の排ガスや騒音などの影響が深刻化するのは避けられません。
 人や自然より車と道路を優先する石原知事の政策は、時代の流れにも逆行しています。

 地下化では生態系が壊され自然は残らない

 玉川上水の緑を守ろうという住民の願いを逆手にとって、放5地下化を求める署名を進めている人たちがいます。しかし、地下化された場合でも、実際の工事では大規模な開削工事が行われ、玉川上水の木々や草花は失われてしまうのです。地下にたまった高濃度の排ガスが換気塔から排出され大気汚染の心配もあります。
 地下化には莫大な費用がかかり、都財政のさらなる悪化も招きます。それは結局、都民の福祉やくらしにはね返ってきます。そうまでして、都歴史環境保全地域にも指定された玉川上水に、大型道路を通す必要がいったいどこにあるのでしょうか? 私たちの貴重な税金は、もっと大切なくらしや福祉にこそ回すべきです。

 石原都政の大型道路建設=公共事業優先に反対し、久我山の街と自然を守ります

 東京都は、放射5号線の開通で人見街道や放射5号線の渋滞が解消するといっています。これは真っ赤なウソです。大型道路ができれば交通の総量が増え、いっそう排ガス公害をもたらすことになるのは、周知の事実です。今でも交通公害に悩む富士見が丘道路など、生活道路や住宅地域に車がいっそう入り込んでくることは明らかです。
 石原都知事は、臨海部開発などに10兆円の公共投資を国に要求し、外環道や、放射5号線などの大型道路建設に莫大な税金を注ごうとしています。その一方で、福祉やくらしの予算を切り詰めています。石原都政は、ゼネコン救済優先の従来型自民党政治と変わりがありません。

 住民の反対があるかぎり工事は不可能

 石原都知事は、放射5号延伸着工を強引に決定することで、住民に「あきらめムード」を広めようとしています。しかし、玉川上水沿いの住民の多数の宅地を問答無用で取り上げることなど不可能です。地元住民が反対するかぎり、放5延伸は永久にできません。
 地域のあり方、街や道路は、住民が決めることです。銀行やゼネコンの利害を代弁する石原都政にゆだねることはできません。 けしば誠一は、久我山のかけがえのない自然と街を守るために、地元住民の皆さんとともに、放射5号線延伸の白紙撤回を求めます。

久我山在住の生物学者 国井喜章さん談

 ―玉川上水べりの貴重な草花は、上水の地下を掘削すれば生態系が破壊され、生き残ることはできません。新築マンションのまわりの植裁のような、人工的な緑にかわるだけです。

善福寺・西荻の貴重な自然を破壊する外環建設にストップを

石原都政の公共事業優先に反対します

外環NO

「外環通すな」「外環NO」のプラカードに取り囲まれた石原知事(99年10月武蔵野市)

 石原都知事による地元住民を無視した地下案の一方的提示は認められない

 4月13日、都と国土交通省は、「外環道計画のたたき台」を発表し、大泉〜世田谷間の16キロ区間を高架式から地下構造方式に転換する案を示しました。
 石原知事は、この地下構造方式で、立ち退き問題も、騒音や排ガスなどの交通公害問題もなくなるかのように宣伝しています。また、「謝れというなら自分がいつでも頭を下げる」「住民と話し合う」などと言って、外環着工への世論誘導を行い、地元住民の絶対反対の意思を押しつぶそうとしています。
 しかし、この石原知事のやり方には一片の正義も正当性もありません。35年前、住民を全く無視して決定された外環計画の白紙撤回こそ、一切の前提です。
 そもそも地下化すれば、問題は生じないのか。答えはノーです。

 地下案でも区内沿道の大半は立退き

5/10道路交通対策特別委員会けしば誠一議員の質問で判明

 まず立ち退き問題について。

 地下をトンネルのように掘り進むならば、確かに地上部の立ち退きは不要となるかに思えます。しかし、善福寺には青梅街道と接続するインターチェンジが設置される計画があり、実施されれば大規模な立ち退き問題が発生します。
 5月10日の杉並区議会道路交通対策特別委員会で、けしば誠一議員はこの点を指摘し、区の都市計画課長も、「インターチェンジができると開削(地上部からの工事)しなければならない。地下方式で立ち退きがないということを『たたき台』が示しているのではない」と認めています。
 また、同課長は「たたき台は高架構造から地下構造への変更という説明」であって、実際の工事が地下を掘り進む方式(シールド方式)か、地上から開削してあとから埋め戻す方式(工事地域はすべて立ち退き)となるかは、まだ未定であることも認めています。地下を掘り進む方式は、財政負担が大きく、実際には後者の開削方式で押し切られる可能性が大です。「シールド方式を使った場、高架式と比べ概算で何倍の予算がかかるのか」というけしば議員の質問に対し、区は「数字がひとり歩きするから回答は控える」と答弁。それほどに巨額の費用がかかるということです。それは都民の負担を増やし、福祉やくらしの予算のさらなる切り捨てにつながります。

 環状大型道路の建設は交通量を増やし大気汚染を悪化させるだけ。「環境改善」は大ウソ

 次に環境問題について。先に述べたように、青梅街道にはインターチェンジが設置される予定であり、たくさんの車が善福寺周辺に流入して、騒音・排ガスなどの公害はひどくなります。外環の練馬・大泉インター付近の実状が示すとおりです。
 また、地下にたまった高濃度の排気ガスが、約1キロ間隔で設置される換気塔から排出され、大気汚染は何ら改善されません。
 外環によって渋滞が減り、交通公害が緩和されるというのも、国・都の官僚が都合の良い数字を組み合わせただけです。じっさい、環6、環7、環8と次々につくられた環状道路は何をもたらしたのか。渋滞は減らず、深刻な交通公害と大気汚染を郊外へ拡大しただけだったではありませんか。

 環境破壊の外環は中止し、石原都政のゼネコン救済の公共事業やめさせよう

 「ディーゼル車規制」を掲げる石原都知事。しかし、その政策は、ガソリン車に買い替える資金力のない中小零細の事業者をつぶし、大手企業に利権を集中する政策だと中小企業団体から批判されています。またガソリン車のほうが環境に与える負荷が少ないなどというのも非科学的な宣伝です(ヨーロッパでは「環境対策」としてディーゼル車を増やす政策をとっている)。大型道路建設も、車の総量を増やしたい自動車産業の利害に沿うもの。車社会のあり方をみなおそうとする動きに逆行しています。臨海部開発などに10兆円の公共投資を国に要求し、東京湾を死の海にしようとする石原都政は、自民党の利権政治を踏襲しています。ダム建設見直しを実行した長野県知事とはまったく対称的です。
 莫大な税金を投入して環境を破壊する時代錯誤の巨大道路建設計画を撤回させましょう。石原都政と対決し、福祉・くらしが第一の都政を実現しましょう。
 けしば誠一は、地元住民の皆さんとともにあくまで外環ぜったい反対をつらぬき、善福寺と西荻の街と自然を守りぬきます。

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