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2/28杉並区議会文教委員会へ
委託はまだ決まっていません。
「学校給食の民間委託4月実施に反対する請願」の審議が、いよいよ2月28日の文教委員会で行われます。民間委託を白紙撤回させる勝負所です。ぜひ、傍聴にかけつけてください。
「民間委託はもう決まったのでは?」―とんでもありません。まだ、何も決まっていません。区教育委員会は昨年、一方的に「民間委託を決定しました」という手紙を保護者宛に配布しましたが、真っ赤なウソです。議会での承認は得られていません。区職員の労働組合も妥結していません。勝負はこれからです。
請願署名はすでに2万1千に達しました。その力が2月28日の文教委員会での審議をかちとりました。子どもたちの安全でおいしい給食を願うすべてのみなさんが、傍聴に駆けつけ、傍聴席を埋め尽くし、議場を包囲すれば、その迫力で4月実施は阻止できます。
「保護者の理解が得られた」!?とんでもない!賛成はたったの3%
昨年11月10日の文教委員会で、山田区長は「保護者の理解が得られた」として、2001年度の民間委託実施を一方的に打ち出しました。しかし昨年12月の小学校PTAによるアンケート調査によれば、賛成はたったの3%。反対24%、まだ不安15%、仕方がない52%となっています。この「仕方がない」は、区が民間委託は決定したという通知を各保護者に配布したためで、決して納得しているわけではありません。
実際、給食の民間委託には安全性、食材の問題、献立の問題、栄養士さんや調理員さんの仕事の面でも多くの問題があります。区が口実にしている財政面でも、「コスト」は安くならないことが明らかになってきました。
保護者と区職員が力を合わせば 民間委託はやめさせられます
山田区長は昨年11月、『スマートすぎなみ計画』を発表しました。中身は、正規職員1000名削減、委託・非常勤・パートなど700人の削減です。削減される部門は、福祉や教育などの住民にとって欠かせない事業ばかり。その手始めが給食の民間委託です。区と労働組合との団体交渉の会場には、200人を越える現場労働者が詰めかけ、絶対反対の意志をたたきつけました。
給食は学校教育の重要な位置を占めています。そこで働く人たちも生き甲斐を感じています。それを財政危機を口実にして、金儲けの道具にしてはなりません。保護者と区職員の力を合わせて、民間委託を白紙撤回させましょう。
2月28日の文教委員会は、その成否を決する場となります。けしば誠一は、全力でがんばります。ぜひ傍聴にかけつけてください。
民間委託ではここが不安
安全性は?
栄養士さんは直接指導できません。
安全で栄養のあるものをおいしく食べられる杉並の学校給食は、栄養士と調理員の方々が、自校直営方式の下で子どもたちの顔を見ながら、一体となって努力を続けてきた成果です。
給食調理が民間委託になると、給食の質と安全に責任をもつ栄養士は、調理現場の委託先の調理員を直接指導できなくなります。「指導書」というペーパーを仕立てるだけで調理員の指導は委託先のチーフに任され、給食の安全性に区は責任をとることができなくなります。
利潤優先で衛生管理は大丈夫?
もうけを優先させる民間企業が調理員の人員削減・低賃金のパート労働者化に走るのは明らかです。職員が定着しなければ、衛生教育は不徹底になりがちです。
教育は?
給食は教育の大切な一部です
学校給食は、子どもたちの健康なからだの基礎をつくる大切な教育です。給食をとおして好き嫌いのなくなった子どももたくさんいます。この学校給食を行政が責任をもっておこなうのは当然です。(民間委託は全国で約1割)
子どもたちとのふれあいも大切にしたいもの。自校直営なら、給食の反応がつぶさにわかります。子どもたちの「おいしかった。ありがとう」のことばが、調理員さんのやる気につながります。
献立は?
アレルギーのこどもは大丈夫?
味、歯ごたえ、季節のもの、子どもたちに伝えたい和風の伝統食も数多く登場。手のかかるものをみんな手作りで作っています。アレルギーの子供に対応し、卵ぬきやあえものの具を変更したりしています。民間委託では、人件費をかけないために複雑な献立は敬遠されます。作業の大変な手作りはほどほどに。委託業者の協会、日本給食サービス協会では「安くて良い給食の実現は困難」としています。アレルギー対応など考えられるのでしょうか。
食材は?
冷凍食品や加工食品の大量使用
現在の給食では輸入物や冷凍物をなるべくさけ、野菜・肉・魚・とうふなどの生鮮食品は毎日購入しています。民間委託化すると食材購入も委託する危険性があり、冷凍物や加工品の大量使用が心配されます。
すでに千葉県では、冷凍食品や固形スープの素が大量使用されている例が報告されています。
また大量一括仕入れが主流になり、仕入先も企業秘密でわからなくなる例もでてきます。危険な遺伝子組み換え食品の混入なども心配です。
民間委託でもコストは安くなりません
「民間委託でコストが安くなる」という話自体が実はウソなのです。すでに委託化した台東区では、10年間で委託費が17.6倍に、児童ひとり当たりの単価が3.1倍になり、区財政への負担は逆に増えています。業者は参入する時だけ委託契約を低額におさえ、後で委託費を上げていったのです。食材などが増えた訳ではありません。そこではたらく人の給料が増えた訳でもありません。増えたのは経営者の利益だけでした。他の全国の市町村でもおなじことがおきています。
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| 委託費の推移 |
上のグラフのように、各社とも委託料は年々増えています。給食調理業務に参入しようとする業者は、委託を受けるため当初は委託料を抑えますが、企業である以上、利潤を求めてきます。また、コストを抑えようとすれば、労働者の賃金や労働条件が切り下げられ、給食の「安全性」が脅かされます。労働者が安心して仕事にうちこめることも、安全でおいしい給食の必要条件です。
学校給食の民間委託化反対署名に寄せられた声
学校給食の民間委託、絶対許しちゃダメだよ。行政の責任問題があいまいになる。雪印みたいなことがおこるかもしれない。 (西永福 40代男性)
子どもが来年永福小学校に入学するのでとても心配しています。(西永福 20代女性)
知り合いに聞いたけど、学校給食の民間委託は困るといっている。山田区長は子どもたちのことを考えていない。自分の区長としての名声しか考えていない。こんなことのために子どもたちの食生活を犠牲にするなんておかしい。大きな問題です。がんばって下さい。(阿佐谷 50代女性)
今は、区の職員だから責任を持って給食をつくってくれていると思う。民間になれば会社のやり方に従わなくてはいけないから質が落ちるのでは?(下井草 40代女性)
世田谷で教員をやっていたので給食のことはよく分かる。給食は学校でつくることに意味がある。おいしいとかまずいとか、子どもとコミュニケーションをとりながらつくるのがいい。つくっている姿を見せるのも意味がある。とにかくひどい時代。金が第一になっている。子どものいろいろな問題も大人の責任よ。私は署名くらいしかできないががんばって。(久我山 70代女性)