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ストップ民間委託 こどもたちに安全でおいしい給食を

学校給食を金儲けのエジキにさせてはならない

都政を革新する会代表 長谷川ひでのり
杉並区議 けしば誠一
杉並区議 新城せつこ

 昨年、山田区長は学校給食を今年4月から民間業者に委託する方針をうちだしました。2月1日には業者選定を発表すると言っています。
 給食調理員さん、栄養士さん、教職員そして子どもをもつ保護者が反対にたちあがりました。当事者や保護者に十分な説明もなく、財政上の理由だけで、民間業者に学校給食を丸なげする山田区長のやり方は許せません。「杉並区の学校給食の充実を求める連絡会」が呼びかける20万人署名を全力で集め、民間委託をぜったいに阻止しましょう。

安全性こそ基本です!人員削減は安全のきりすて

 安全で栄養のあるものをおいしく食べられる杉並の学校給食は、栄養士と調理員の方々が、自校直営方式の下で子どもたちの顔を見ながら、一体となって努力を続けてきた成果です。
 給食調理が民間委託になると、給食の質と安全に責任をもつ栄養士は、調理現場の委託先の調理員を直接指導できなくなります。「指導書」というペーパーを仕立てるだけで調理員の指導は委託先のチーフに任され、給食の安全性に区は責任をとることができなくなります。また調理員さんと子どもたちとの密接な交流も失わせてしまいます。もうけを優先させる民間企業が調理員の人員削減・低賃金のパート労働者化に走るのは明らかです。こうしたことは、すべて給食の安全性と質の低下につながります。

給食は教育の大切な一部

 そもそも学校給食は、こどもたちの健康なからだの基礎をつくる大切な教育の一環をなすもの。また、こどもたちが「何をどれだけ食べればいいのか」を学ぶ場でもあるのです。この学校給食を行政が責任をもっておこなうのは当然です(民間委託は全国で約1割)。
 民間企業は利潤を優先させます。そこから雪印など大手食品メーカーの衛生管理問題が絶えず引き起こされるのです。大切なこどもたちのいのちと健康をはぐくむ教育の場・給食を民間企業にゆだねることなどできません。

劣悪な労働条件をうみます

 山田区長は昨年11月、『スマートすぎなみ計画』を発表しました。中身は、正規職員1000名削減、委託・非常勤・パートなど700人の削減です。削減される部門は、福祉や教育などの部分ばかりで、その手始めが給食調理の民間委託化です。
「財政危機」のしわ寄せが、なぜ子どもたちやお年寄りに向けられなければならないのでしょうか。 区職員の大幅削減・リストラ・労働条件悪化は福祉や教育の切り捨て、劣悪化をもたらすだけではありません。それは民間企業のリストラ・首切りを促進することにもなるのです。
 「財政危機」について一番問題なのは税金の交付の仕組みや使い方です。区職員や区民のくらしに犠牲を押しつける山田区長はまちがっています。 

「コスト」は安くならない  先行し失敗した台東区

 また「民間委託でコストが安くなる」という話自体が実はウソなのです。すでに委託化した台東区では、10年間で委託費が17.6倍に、児童ひとり当たりの単価が3.1倍になり、区財政への負担は逆に増えています(別表)。業者は参入する時だけ委託契約を低額におさえ、後で委託費を上げていったのです。食材などが増えた訳ではありません。そこではたらく人の給料が増えた訳でもありません。増えたのは経営者の利益だけでした。他の全国の市町村でもおなじことがおきています。

台東区立小・中学校給食の民間委託料の推移(教育委員会資料より作成)
委託会社株式会社メンフィス(小学校5校・中学校4校)

委託年度 委託料 児童・生徒数 1人当たり単価
1986年 10945000円 459人 23845円
1997年 193642000円 2618人 73966円
初年度よりの伸び 17.61倍 5.7倍 3.09倍

26日文教委員会請願審議を! 2/1業者指定阻止へ

  渋谷区では委託を阻止。杉並でもがんばれば阻止できる!

 2月1日に委託業者の指定が予定されています。1月26日の区議会(文教委員会)が勝負です。反対署名を積み上げ、来年度実施反対の請願審議を行わせましょう。「杉並区の学校給食を考える会」のPTA、調理員さん、教職員の方々が委託に反対する説明会を学区ごとに開いています。参加してともに反対にたちあがりましょう!
 杉並と同じく4月からの民間委託を計画していた渋谷区は、委託の是非を検討するため、来年度導入をいったん白紙にもどしました。杉並でもみんなの力を合わせれば必ず阻止できます。都政を革新する会は、文教委員のけしば議員を先頭に全力を尽くします。ともにがんばりましょう。

 学校給食は自校直営で

給食の時間は、生徒たちにとってくつろいだ楽しい時間です。 おいしい給食は楽しみのひとつです。

 杉並の給食は何かあるたびに保護者、栄養士さん、調理師さん、先生の協力で充実してきました。お母さんがたが中心になって、栄養士の全校配置の署名運動、米不足の時には自主流通米の導入。ポストハーベストが問題になったときには、国産の果物しか使わないとか、安全と健康を考えてきました。また、突然の行事変更にもきめ細かく対応できるようになっています。民間に委託したら、そんな対応もできなくなってしまいます。

 給食は大切な教育です

 自校直営方式の給食では、栄養士と調理員が子どもたちの顔と学校生活を見ながら改善を重ねて調理に当たり、子どもに食生活を自然に教えています。
 教育基本法は「教育の目的」のなかに「心身ともに健康な国民の育成」を明記しています。給食は、こどもの健康なからだをつくる大切な教育の一部なのです。栄養バランスがとれた安全な給食の提供は公的な義務です。

 「お金がかかる」のは民間委託も同じ

 民間企業が施設や人員を無償提供してくれるわけではありません。委託料にみな含まれるのです。他の自治体のデータでは委託料は年々上昇しています。民間企業はもうけを増やすために職員の労働条件を切り下げることになります。それは給食の安全性や「おいしさ」を損なうことにつながります。企業の「もうけ」のために、こどもたちのいのちと健康が犠牲にされてしまうのです。

 くふうされた手作りの献立  アレルギーの子どもにも対応

 味、歯ごたえ、季節のもの、子どもたちに伝えたい和風の伝統食も数多く登場。手のかかるものをみんな手作りで作っています。アレルギーの子供に対応し、卵ぬきやあえものの具を変更したりしています。民間委託では、人件費をかけないために複雑な献立は敬遠されます。作業の大変な手作りはほどほどに。委託業者の協会、日本給食サービス協会では「安くて良い給食の実現は困難」としています。アレルギー対応など考えられるのでしょうか。

 こどもたちとの交流 自校方式なら給食の反応がつぶさにわかります

 仕事への熱意につながる大切な部分。子どもたちとのふれあいを通して食の大切さ、大事さと感謝の気持ちが伝わります。家庭でも「おいしかった」の一声で調理に身が入るということは皆さん経験ありますよね。

 安全性は職員の定着がカギ

 学校給食では、衛生教育が業務に徹底しています。ちょっと給食室をのぞいてください。ドロつき野菜も下処理室でゴシゴシ。肉をさわった手も洗うなど、厳密な衛生教育に従った調理工程です。 民間委託では、人件費を下げるためにパート労働者に低賃金労働を強制しています。職員として定着しなければ、衛生教育は不徹底になりがちです。

 食材は新鮮なものを

 現在の給食では輸入物や冷凍物をなるべくさけ、野菜・肉・魚・とうふなどの生鮮食品は毎日購入しています。民間委託化すると食材購入も委託する危険性があり、冷凍物や加工品の大量使用が心配されます。また大量一括仕入れが主流になり、仕入先も企業秘密でわからなくなる例もでてきます。危険な遺伝子組み換え食品の混入なども心配です。

区民の反対説明会、20万人区民署名に協力を!

「杉並区の学校給食を考える会」の説明会
  各出張所 14時〜
   1月27日 高井戸
   1月28日 清沓中通

文教委員会 傍聴にかけつけよう
   1月26日 10時〜  区議会委員会室
   2月6日 10時〜 区議会委員会室

署名用紙 印刷して署名を集めてください。杉並区内外、年齢を問わずに誰でも署名できます。
署名用紙は 杉並区上高井戸1−32−40 都政を革新する会 宛に送ってください。

 

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