1/25介護と福祉を求める杉並住民の会が杉並区と交渉
Bさんに福祉施策を適用させ、利用料の減額を実現!!
介護保険の欠陥を認め、福祉施策で補うことを約束
杉並区議 けしば誠一

杉並全域から会員が参加し、介護と福祉の保証を求めて杉並区と交渉しました。(1月25日)
私は、1月25日介護と福祉を要求する杉並住民の会と杉並区の交渉に参加しました。区議会委員会室を会場に、席をうめつくす会員が集まりました。杉並区からは高齢者福祉部長をはじめ、3人の関係課長と福祉事務所長が出席しました。まず住民の会事務局長が、杉並区への要請項目を読みあげ、各項目について追及していきました。
この間の対区交渉で、一貫して問題にしてきた上荻のBさんにくわえ、永福のCさんの問題を取り上げ、この具体例に対してどうするのかと迫りました。
脊椎損傷で下半身マヒのBさんは、介護保険導入後、毎月45万円もの自己負担を強いられることになりました。この間のたたかいで約15万円の減額を実現し、要介護度3から4に変わりました。しかし新たに明らかになった頸椎椎間板変性を加えると、要介護度5が妥当ではないかと追及しました。
Cさんは車いすにも座れないため、通院には寝台車による移送サービスが必要です。しかしそれには高額の出費を強いられ、しかもあまり台数が少ないため、めったに利用できません。こうした現状を鋭く突きました。
区当局は、「介護保険は全国一律の基準が決まっている」と逃げようとしましたが、目の前で苦しむ介護を必要とする高齢者の問題をつきつけられて、具体的改善の努力を約束せざるをえませんでした。
区は、「障害者福祉などをふくめて、福祉というのは、かなり幅の広いもの。介護保険だけではない。介護保険はその一部」と答え、障害者福祉施策などを適用することを約束しました。これは具体的に改善をかちとるという成果であるだけでなく、区が介護保険の不備を事実上認めたに等しい回答です。
最後に、利用料が支払えないために、多くの人が介護サービスの利用をひかえている現状を指摘し、保険料と利用料の減免と助成措置を要求し、次回、交渉の場を持つことを約束させました。
介護保険利用料の減額と助成の第一歩をついにかちとる!
1月25日の対区交渉で、介護と福祉を要求する杉並住民の会が介護保険の利用料の減額と助成を要求していたことに対して、杉並区は、介護保険の利用料が払えないために介護を受けられない低所得者に対する減額と助成を認めざるをえなくなりました。区は、「国の決めたとおりにしかできない。介護保険料や利用料の減免や助成については、区独自には取り組まない」とかたくなに主張してきました。しかし、ついに区当局のかたくなな姿勢を突き破る第一歩を切り開きました。
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| 読売新聞(2001年2月6日付) |
区につき付けられた怒りの声
私はいま84歳ですが、話を聞いていると、背中に水をぶっかけられた思いで、病気にもなれない。介護保険は自分で入りたくて入ったわけでもないのに、4千円以上の保険料が年金から天引きされている。そのうえ病気にでもなったら、何十万円も自己負担を強いられるという。さしせまった自分の命の問題です。どうか真剣に考えてください。
「介護保険ができてよかった、よかった」と言っている人がいたので、びっくりした。その人は65歳で、いい時期に大手銀行を退職して、マンションを2つも持っている。こういう人たちのためにあるのが介護保険ではないか。
話を聞いていると、介護保険ができたことが福祉の後退になっていると言っているではないか。以前、措置制度の時にはできたことが、介護保険ができて、できなくなった。にもかかわらず、何とかしようとしてもできない、ということではないか。
どうか、血のかよった介護認定審査をお願いします。そして、私たちに希望がもてるようにしてください。
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