| ||||||||||||||||||
|
子どもを戦争にかりたてる「つくる会」教科書の採択を阻止しよう! ★採択反対の署名をあつめよう
|
“国のために命を投げ出せ”と教え込む「つくる会」教科書 |
「つくる会」とは?1996年に結成。自民党タカ派の「歴史・検討委員会」(1993年)が提起した、「日本人の歴史認識を変える」ための右翼国民運動組織。財界にもバックアップされ、2001年4月には「扶桑社」から出した教科書が文科省の検定を通過した。 |
子どもの教科書が変わるとき、戦争の時代が…
中国侵略戦争が拡大していった1933年頃、子どもの教科書が「ヘイタイサン ススメ ススメ」など「忠君愛国」を強調するものに変わっていきました。戦争を正しいと教える「つくる会」教科書が今、全国で採用されようとしています。戦争の歴史が今、くり返されようとしています。[左の写真は「すべてを戦争へ」という看板を出している繁華街(1942年)。右の写真は1930年代後半の尋常小学校の教科書] |
|
●「大東亜戦争」は正しかったと全面賛美1945年8月に日本の敗戦で終わった15年戦争は、アジア各国の人々に大きな苦しみを与えました。ところが「つくる会」教科書は、この戦争をまったく反省していません。それどころか日本が生き残るために必要だったと主張し、戦争の呼び名には、当時の政府が戦争を正当化するためにつけた「大東亜戦争」が使われています。そして「日本の緒戦の勝利は、東南アジアやインドの人々に独立への夢と希望を育んだ」などと書いています。朝鮮の独立運動を徹底的に弾圧し、中国を侵略し続けたあげく、全アジア・太平洋の支配をめざした日本帝国主義の戦争。2000万もの人々を殺害した侵略戦争のどこから「夢や希望」が「育まれた」というのでしょうか! ●侵略を居直り、抗日闘争に責任転嫁 韓国併合は「日本の安全と満州の権益を防衛するため」に必要だったと肯定し、「朝鮮総督府は、鉄道・灌漑の施設を整えるなどの開発を行い、近代化につとめた」と賛美しています。一方で皇民化政策、「慰安婦」、強制連行などの戦争犯罪はまったく書いていません。 ●戦争の悲惨さ、残虐さを消し去る! 「つくる会」歴史教科書の最大の特徴は、戦争の加害や被害の事実、戦争の残虐さや悲惨さを消し去っていることです。戦争でアジア民衆が受けた膨大な犠牲について何ひとつ語らないだけでなく、ヒロシマ・ナガサキ、沖縄戦、東京大空襲など日本の民衆が受けた被害についてもほとんど何も教えようとしていません。「敢闘精神を発揮してよく戦った」などと書いているのです。 ●“天皇と国家に命を差し出せ”と主張「つくる会」歴史教科書には、「公共の利益」というキーワードが何度も出てきます。「公共の利益」という言葉は、政府・自民党や財界が「私」「個人」よりも優越するものとして押し出している言葉です。では彼らの言う「公共の利益」とは、「普通の労働者、民衆全体の利益」のことなのか。まったくちがいます。時の権力者や財界の利益のことなのです。この一握りの支配者の利益のために、労働者民衆を犠牲にし、戦争に動員していくために「公共」「公」=天皇・国家というものを暴力的に押しつけてくるのです。そのために「つくる会」教科書は、「武士の時代から日本人は公=天皇のために命を捧げてきた」とウソを教え、「公=天皇のために死ね」ということを子どもにたたき込んだ「教育勅語」を復活させています。「つくる会」教科書とは、「国家・天皇のために命を捧げよ」と子どもを「洗脳」する教科書なのです。 |
他社の教科書では・・・他社の教科書には、戦争の悲惨さを知り、戦争を防ぐことを考えさせるページがあります(写真は清水書院版)。
しかし文科省や「つくる会」の圧力で「慰安婦」の記述が全教科書からなくなったのは問題です。 |
労働者の権利と福祉を記述する他社の教科書。 「つくる会」にはそれがない!
他社の教科書は、憲法で保障されている労働者の権利(雇用条件の改善、団結権や労働組合など)や、社会保障を受ける権利についてかなり記述しているが、「つくる会」教科書にはそれがほとんど書かれていない。(写真は清水書院のもの) |
教育勅語も復活!「近代日本人の人格の背骨をなすものとなった」と教育勅語を賛美し、その現代語訳を載せています。ここでは天皇を「公共」と言い換えています。 ◎「つくる会」の訳 |
イラク派遣の見送りが「政治参加」?公民教科書の中に「国民の政治への参加」という項目がある。「政治に参加するためには、どのような方法があるのだろう」と問いかけ、その上には「イラクに派遣される自衛隊を見送る人々」という写真が掲載されている。「日の丸」を振って戦地に自衛隊を送り出すことが「国民の政治への参加」だとしている。ここにもこの教科書の本音が出ている。 |
|
●明治憲法下で自由や権利があったとウソこれまでの教育では、天皇主権の大日本帝国憲法(明治憲法)が戦争の要因の一つであり、それを反省して戦後は国民主権の日本国憲法に変わったのだと教えられてきました。明治憲法の下で、民衆は「自由や権利」を奪われ、天皇や国家を批判すると投獄・拷問され、強制的に戦争にかり出されました。ところが、「つくる会」の公民教科書は、明治憲法を「できるだけ国民の権利や自由を盛り込んだ憲法」「当時の新聞でも『聞きしにまさる良憲法』としてたたえられた」と称賛しています。その一方で、曲がりなりにも労働者民衆の自由や諸権利を保障してきた日本国憲法については、米占領軍によって押しつけられた憲法ということだけが、強調されています。 ●基本的人権をないがしろにし憲法を攻撃子どもたちに日本国憲法を教える場合、ふつうは「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」の三原則を説明します。しかしこの教科書は「国民主権」の内容が「主権国家」と「象徴天皇制」の説明に、「平和主義」の内容が自衛隊と有事法制の説明に、「基本的人権の尊重」の内容が「公共の福祉と国民の義務」の強調にすり替えられています。「基本的人権の尊重」をないがしろにして、国家・国益・国防・「公共」・天皇を強調しているのです。国家・公共の利益よりも人権を重視するのは間違いだと現憲法を攻撃し、憲法改悪に子どもたちを誘導するのがねらいです。 ●「近隣の脅威」を叫び戦争をあおる子どもたちに、いまにも近隣の国が日本を攻撃してくるかのようなイメージを与えています。「朝鮮半島情勢は一層緊迫化」していると言い、領土問題、拉致問題、不審船などを写真入りで大々的にとりあげ、戦争をあおっています。そして、このために自衛隊は不可欠の存在だと説くのです。さらに自衛隊の海外派兵を「わが国にも相応の軍事的な貢献が求められるようになった」と言い、国外での米軍との軍事作戦を積極的に推進するよう主張しています。 ●9条撤廃と「国防の義務」を主張「国防の義務」と題した資料を掲載、他国の憲法を例にあげて「これらの国の憲法では国民の崇高な義務として国防の義務が定められている」と書いています。あらゆる侵略戦争を「国を守るための戦争」と肯定し、戦争協力を義務として教えるものです。9条を撤廃し海外派兵をどんどんやり、戦争のできる国にしよう、国防はみんなの義務にすべきと教え込む教科書です。 ●「差別があって当然」と男女平等を否定「法の下の平等」の項で「行き過ぎた平等意識はかえって社会を混乱させ、個性を奪ってしまう結果になる」と書いています。コラムでは「男らしさ、女らしさ」や「家族の中の役割分担」を強調し、男女共学への反対運動まで掲載しています。女性差別をあおるだけでなく、社会には差別や格差があって当然だ、その方が社会秩序が保てるのだと主張しているのです。これは女性差別主義者の石原知事とまったく同じ考えです。 |
力を合わせれば採択を阻止できます!教科書の闘いに勝利して、憲法改悪・戦争の道を阻んでいきましょう |
労働者民衆が力を合わせれば「つくる会」教科書の採択を阻止することは可能です。4年前の闘いの勝利はそれを示しています。東京では杉並、国立、荒川などで、そして栃木や広島、愛媛など各地で教育委員会を包囲する「人間の鎖」行動が広がっていきました。 真の敵は、いま戦争しようとしている支配者 「つくる会」教科書は、単に過去の侵略戦争の歴史を賛美しているだけではありません。自衛隊のイラク派兵と占領軍参加や、北朝鮮・中国を名指しした日米の新たな軍事政策を正当化しているのです。いま進行しているイラク戦争、そしてこれから起こされるであろう(日米軍事協力の)戦争に子どもたちを動員していくために、「国益のための戦争は正義」「国のために命を投げ出せ」と教え込もうとしているのです。 ファシスト都知事・石原を倒そう! 石原都知事は、最も強力な「つくる会」支持者です。4年前の教科書採択のとき、東京都のすべての教育委員を集め、「(あなた方が自分の意思で教科書を選ばなかったら)この国は滅びますよ」と発言して「つくる会」教科書の採択を促しました。この春も学校現場に「日の丸・君が代」を強制してきた石原都知事と東京都教育委員会。「命をかけて憲法を破る」と公言する石原都知事。彼らを倒さなければ、「つくる会」教科書と教育の反動化は止められません。
中国・韓国のデモ・ストに連帯を
さらに 行動しよう杉並・親の会が呼びかけ「歴史をねじまげ、戦争を賛美する教科書採択に反対する署名」を集めましょう ●傍聴しよう!5月25日(水)は教育委員会の日です。教育委員会は隔週の水曜日に行われるのが通例です。傍聴などのお問い合わせは〈都政を革新する会〉まで。(tel.03-5378-1352) ●力をあわせて 「つくる会」教科書の採択をとめよう! |
|
|
|