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> -  都革新の活動 NEWS 東京都高等学校学校長申入 05/03/15
 

  高等学校学校長 殿

申入書

 

一昨年10月23日という日は、石原都知事と東京都教育委員会の手によって教育基本法が踏みにじられた日、日本国憲法が泥まみれにされた日です。たった1枚の通達が、都立学校から自由と権利を奪い、すべての教職員・保護者から祝福されて学校を巣立ち、学校の門を入るべき生徒の気持ちをズタズタに切り裂いたのです。東京都教育委員会の指示に唯々諾々と従って、教職員に職務命令を発した学校長の責任も重大です。

 

「日の丸」は侵略戦争の最前線で他民族殺戮を鼓舞した旗であり、「君が代」は天皇制国家のために数多の若い命を死に追いやった歌です。日本国憲法と教育基本法の精神に導かれて仕事をしてきた教育労働者にとって、卒業式・入学式の中心に「日の丸・君が代」が置かれ、本来の主人公であるべき生徒が脇に押しやられるような状況は、けっして容認できるものではなかったでしょう。こうした教育の行き着く先は、時の国家権力の戦争政策に無批判に従い、他民族への侵略戦争を担う人間をつくることでしかありません。

 

自分で物事を主体的に判断し、自分の行動にはみずから責任を持てと生徒に教えてきた教育労働者にとって、03年10・23通達に従うことは、教師であることを辞めろと強いられるに等しい文書でした。石原都知事と東京都委員会による処分の恫喝のなかで様々に苦悩した教育労働者は、しかし教師としての良心にもとづいて、不起立・不斉唱の闘いを貫き、その後の不当きわまる大量の解雇・処分にも屈せずに闘いを継続しています。
今年もまた卒業式・入学式の季節を迎えようとしています。都当局はいわゆる「予防訴訟」での答弁書のなかで、「東京都教育委員会として学校長に教職員への職務命令を出すように命令してはいないし、職務命令の発出は各学校長の判断によってなされている」旨の見解を明らかにしています。この答弁内容には東京都教育委員会の責任転嫁や虚偽がはらまれていると考えますが、教職員への職務命令を出す出さないは学校長の裁量によるとされたことは重要です。学校長であるという管理者である前に、ひとりの教師としての良心にもとづいて行動されるよう要望します。

 

石原都知事・東京都教育委員会さらには学校長によって、二度と昨春のような事態が惹き起こされないように、以下3項目の申し入れをいたします。

 

 なお、この申し入れに対して、1週間を目途にご回答いただけますよう併せてお願い申しあげます。

 

05年2月22日

 

 

1、卒業式・入学式において、いかなる場所にも「日の丸」を掲揚しないでください。また、教職員・生徒・保護者に「君が代」の斉唱を強制しないでください。
1、卒業式・入学式において、「日の丸・君が代」への対応に関する教職員への職務命令、および生徒に「日の丸・君が代」の強制をする指導を行なえとする教職員への職務命令を出さないでください。
1、 「日の丸・君が代」を拒否する教職員に関して、処分を導き出すような報告を東京都教育委員会にしないでください。

以上

 

  東京都杉並区上高井戸1−32−40  TEL&FAX 3329−8813
都政を革新する会
代表・元東京都議会議員  長谷川ひでのり
杉並区議会議員 けしば誠一 杉並区議会議員 新城せつこ
事務局長 北島 邦彦