TOKAKUSHIN
HOME NEWS 月刊 新コスモス 倒せ ファシスト石原 都革新とは

 

> - 案内 杉並区議会報告  05/06/11

石原知事に挑戦状 とめよう戦争教育 うばうな介護

 

杉並区議会報告

   
  A 05年杉並区議会第2回定例会ドキュメント 05/06/11

都政を革新する会 杉並区議会レポート 2005年6月

「つくる会」教科書採択ねらう山田区長の陰謀をあばく

 今杉並は非常に重大な事態をむかえています。山田宏区長はことあるごとに日本の過去の侵略戦争の歴史を正当化する発言をくり返し、さらにそれを議会の答弁で居なおっています。その山田区長によって、子どもたちを戦争に駆りたてる「つくる会」教科書が区民の反対の声を無視して強引に採択されようとしているのです。
 都政を革新する会は、6月6日(けしば誠一議員)8日(新城せつ子議員)の区議会第2回定例会の一般質問にたち、山田区長らを徹底的に追及しました。力をあわせて、「つくる会」教科書の採択を阻止しましょう。

 

 戦争居直りに議場騒然

 「日露戦争の勝利おめでとうございます」「有色人種が白色人種に勝てることを示した」山田区長は5月22日の「日本海大海戦100周年記念」と銘打った映画上映会で、「勝った戦争」を讃え戦争史の知識をとくとくとひけらかすあいさつを行ったのです。 
 6日に質問にたったけしば誠一議員は、この点を厳しく追及し撤回を求めました。これに対し山田区長は「東洋の一国家が大ロシア帝国を破ったという事実は世界の独立運動に多大な影響を与えた世界史的意義をもつ事象」と、答弁しました。完全な居なおりです。また今年の成人式の祝辞で、「特攻隊に感謝せよ」と述べたことについても「撤回する気はない」と自分の右翼としての正体をむき出しにして答えました。再質問に立ったけしば議員は、「朝鮮半島や中国、東南アジアを植民地にしたのは日本が生き残るために仕方なかったというのか!」と区長にいっそう激しくつめよりました。これに対し山田区長は「日本は朝鮮の独立を主張してきた」と歴史の事実を180度ねじ曲げる答弁を行いました。これには傍聴していた区民も激怒し、「デタラメを言うな」「撤回しろ」と強い抗議の声が山田区長に浴びせられ、議場は騒然となりました。

 

沈黙で追及から逃げる区長

 8日に一般質問に立った新城せつこ議員は、「つくる会」副会長の藤岡らが「沖縄戦『集団自決』は軍の命令によるものではない」と主張していることを取り上げ、山田区長に沖縄戦の見解をただしました。ところが2日前の饒舌さはかげをひそめ区長はだんまりを決め込み、追及から逃げるばかりでした。
「つくる会」やテレビ局「チャンネル桜」などの右翼ファシストと一体化する山田区長は、教科書採択の制度をこっそりと変えてまで、「つくる会」教科書を杉並で採択しようとしています。絶対に許してはなりません。

 

「密室非公開、教育委員会の独裁で」  採択制度を秘密裏に改定した杉並区

 杉並区は山田区長の差し金で教科書採択要綱を改変し、そのことを議会にも報告せず、教育委員にも説明していませんでした。このことは5月の区議会文教委員会で都政を革新する会の新城せつこ議員によって暴露されました。
 この改定によってこれまでの「教科用図書採択審議会」は「調査委員会」に変えられ、すなわち調査して参考意見を出させるだけのものにし、実際の採択はすべて、密室の中の教育委員会の多数決で決定するように変えるものです。これは「つくる会」が「教科書採択は教育委員会の権限だ、現場の教師や親に口出しさせるな、反対運動の影響力を排除しろ」と叫んで全国の自治体にむけて行っている「請願運動」と符合するものです。

 6月8日の定例会では、けしば誠一区議は、この改変を厳しく追及しました。

けしば わずか一月の間に採択制度を再三変更したのはいかなる理由からか。「つくる会」からの提言か。山田区長の指示か。

教育委員会事務局次長 ほかからの提言や指示によるものではない。

けしば 重大な採択手続きの変更を議会に報告しなかった理由は何か。納冨教育長の考えか、山田区長の指示によるものか。

事務局次長 おたずねの規則は平成16年5月26日の教育委員会において、審議可決され、同日交付した。なお教育委員会規則は議会の承認を要するものではなく、教育委員会で定め、交付するものとなっている。

けしば 調査委員会の報告を「参考資料」とした採択制度の大改悪は、教育委員会の独断で「つくる会」教科書の採択を強行できるシステムにしたとしか考えられない。

事務局次長 教育委員自らの責任において採択を行うことは従前と変わることがない。

けしば 議会の承認を要するような教育委員会の決定事項を今後、議会に報告する気はないのか。これはまさに教育委員会の独裁ではないのか。

事務局次長 議会への報告については、規則要綱すべてを報告しているわけではない。

 以上の通り、こうした重大な採択要綱の改悪をこっそりやっておいて、「今までとそれほどかわりない」「すべて報告はしない」と居なおりの答弁を行っているのです。「つくる会」教科書を通すための布石が、こうして人の目を盗み、ごまかしながら進められていたのです。

 

軍隊は自国の住民を守らない 沖縄戦の現実がそれを示した

…検定で軍隊慰安婦や南京大虐殺を歴史から抹消したと総括する「つくる会」は、次は沖縄戦だとして冒頭に述べた動きを開始しています。唯一の地上戦が戦われた沖縄では、「集団死」や日本軍による住民虐殺が起こり60年経った今もその傷は癒えることはありません。米軍が最初に上陸した慶良間列島の渡嘉敷島では329人、座間味島171人、慶留間島53人の集団死をはじめ、伊江島100人、読谷村84人以上、喜屋武半島数百人などが起こり、日本軍による住民殺害は、渡嘉敷島11人、久米島20人、伊江島6人、伊是名島5人、大宜味村約30人、喜屋武半島24人、久志村約40人、今帰仁村5人など、多くの住民がスパイ容疑などで殺されました。沖縄戦では軍隊は自国の住民すらも守らないことを示しました。沖縄戦を貫いているのは、国を守るために当時、渡嘉敷島や座間味島の人々のことばにでてくる「玉砕」する思想です。区長が讃える特攻隊の思想です。「生きて虜囚の辱めを受けず」「軍民一体、最後の一兵まで戦うこと」「軍の足手まといにならない」など、こうした軍の規律・命令が、
村長や校長・訓導によって住民に徹底的に行われたことはいうまでもありません。直接・間接的に軍による強要があったことを示すものです。だからあれほどの集団死があり、住民虐殺が発生したのです。今「つくる会」、自由主義史観は、こうした日本軍による住民虐殺や「集団自決」の事実を抹殺し、沖縄戦の事実をねじ曲げようとしています。そこで、教育長の沖縄戦に対する歴史認識を伺います。…

 

6/6山田区長答弁

「つくる会」とウリ二つの戦争賛美  「日本は朝鮮の独立を主張してきた」!?

 「日露戦争は当時の世界における列強の帝国主義政策の中で、ロシアの南下政策に対抗した日本の国家の存亡をかけた戦争であり、東洋の一国家が大ロシア帝国を破ったという事実は、アジアはもとより欧米の植民地化していた世界の独立運動に多大な影響を与えた世界史的意義を持つ事象だと考えております。
 日露戦争の勝利がなければ今日の日本があるかどうか。そうしたことからもこの戦争の勝利はきわめて意義のあることと考えております。
 それから成人式の発言は日露戦争はもとより、先の大戦でお亡くなりになられた方々をはじめ今日の日本の繁栄に尽力されてきた多数の人々に支えられて今日の日本があると考えての発言であり、撤回する考えはございません。
 日露戦争後の朝鮮半島の運命についてでございますが、それまでも日本はずっとその江華島事件からはじまってですね、日本はずっと朝鮮の独立ということを主張してきました。それに対して…」
(「歴史の事実とは違うじゃないか!」と傍聴席から抗議の声で議場騒然。山田区長立ち往生)。

 

沖縄戦「集団自決」抹消を許さない

 6月8日の一般質問で新城せつこ区議はまず、「つくる会」の藤岡副会長が主宰する「自由主義史観研究会」が、「沖縄戦の『集団自決』は軍の命令によるものではなかった」「住民が自発的に行った」としてこれを「検証」するために沖縄・慶良間にのりこんだことを上げ、区長が沖縄戦についてどのように認識しているかを問いただしました。また沖縄戦について、日本軍の強制による集団死やスパイ容疑でっちあげによる住民虐殺を、沖縄各地での具体的な数を上げながら示し、教育長の沖縄戦についての認識を問いただしました。また「つくる会」の公民教科書において大日本帝国憲法を「よい憲法」とほめちぎり、日本国憲法を「押しつけられた憲法」として非難し、基本的人権をないがしろにして「国防の義務」を説いていることについて厳しく指摘し、教育長の見解をただしました。さらに新城区議は教育委員会が右翼テレビ局「チャンネル桜」の集会を後援したことにたいし、強く取り消しを迫りました。

「区長は答えろ!」 

 ところがこれに対し山田区長および納冨教育長は責任を放棄して新城議員の質問にまったく沈黙し、別の担当者に答弁をまかせたのです。こんな無責任は許されません。(この前日、教育長は「つくる会」右翼・松浦芳子議員の質問には進んで調子よく答弁に立った。松浦議員は教科書採択について、「外部からの圧力などで影響があってはならない。4年前の騒動のようにならないように教育委員会は当日非公開にするといい」などと主張!)
 傍聴につめかけた区民はそうした区長・教育長の無責任な態度を見て、怒り倍増。「区長は責任をもって答えろ」との抗議の声がたたきつけられました。
 「つくる会」右翼は「歴史教科書から『慰安婦』問題の記述を10年がかりで抹消した、次は沖縄戦『集団自決』だ」と叫んでいます。歴史のねつ造をこれ以上許すことはできません。

「つくる会」教科書の6月採択阻止へ

05年 杉並区議会 第2回定例会ドキュメント

一般質問 6月6日 けしば誠一

 

けしば議員が「つくる会」教科書・「日本海海戦」賛美問題・特攻隊発言の山田区長をきびしく追求

【質問内容】

[1] 区長の政治姿勢について

(1)5月22日「日本海海戦」上映会における山田区長の発言について
(2)杉並・瑞草区民シンポジウムに対する区の関わりについて
(3)住基ネットについて

[2]教育について

(1)日本海大海戦100周年記念上映会への教育委員会の後援について
(2)2005年杉並・瑞草区民シンポジウム実行委員会の要請について
(3)教科書採択問題について

[3]9.4総合防災訓練について学校と関連して
[4]レジ袋税実施のための海外視察
[5]三井グラウンド地区計画について

 

 けしば議員の質問に対する区長らの答弁 と 再質問への再答弁 (議事録)

 

 

答弁する山田区長  

一般質問 6月8日 新城せつ子

杉並区役所前で「つくる会」教科書採択を狙う山田区長を弾劾する都革新(6月8日 昼)

 新城議員が、沖縄戦問題、区長の教育行政への介入と教科書採択問題で山田区長と納冨教育長をさらに追及

【質問内容】

[1] 区長の政治姿勢について

@ 沖縄戦の終結の日を前に、区長は沖縄戦についてどのように認識されているか。
A 「集団自決は、軍の命令ではなく自発的なものであった」と「つくる会」教科書執筆者の藤岡信勝氏が主張。

[2] 区長による教育行政への介入と教育行政のあり方にについて

@ 山田区長の教育施策が、現場教職員の意向を無視し、教育委員会での報告や議論もないまま、区長−教育長によって強権的に推進されている点。
A 区長は教育長に対する指揮監督権を有するのか否か。
B 区長の進める「区長命令による教育行政」は
C本年2月に行われた学力調査について。
D 教育委員会には体力調査について。
E 教育長は区長の命令に服従する義務を負うのか。
F 北九州市教委による「君が代」不起立者への減給処分の取消しを命じた福岡地裁の判決について。

[3] そこで、教科書採択問題について伺います。

@ 「つくる会」教科書は、アジア侵略戦争がアジア解放のための戦争だったと。教育長の見解を。
A 教育長の沖縄戦に対する歴史認識を。
B 大日本帝国憲法は民主的なよい憲法だったのか。また、教科書の中で憲法の改定など政治的主張を行う教科書について、憲法・教育基本法を守るべき教育長はどのように思うか。
C 「国防の義務」を説いているのです。これは、現憲法の改正をねらい子どもたちを戦争に誘導するものだと思うが。
D 教育委員会が「チャンネル桜」の主催する集会を後援するということは採択の公正・公平に疑念を抱かせる。

[4] 9.4総合防災訓練と生徒・保護者・教職員の動員について

@ 防災教育や防災訓練に名をかりて武力攻撃事態・緊急対処事態を想定した啓発や訓練を行うことは、憲法・教育基本法の下で許されるはずはない。
A 「安全で災害に強いまちづくり」にいう「災害」には、戦災すなわち国民保護法が規定する「武力攻撃災害」も含まれるのか。
B  「防災教育」の「防災」には、「武力攻撃災害」も含まれるのか。
C 防災教育と称して国防教育を行い、防災訓練と称して軍事教練を復活させるものではないか。

Toseiwo Kakushinsuru Kai