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新コスモス
2006.4.1
第192号

INDEX
(1面) 戦争動員の条例に反対 戦争絶対反対だけが住民の命を守る。卒業式「日の丸・君が代」 不起立ひろがる

(2面) イラク国際反戦行動9条改憲反対訴え北島邦彦。動労千葉、ストに起つ。教育基本法改悪と改憲に反対3・31日比谷で4000人が集会・国会デモ

(3面) 区教育を私物化し戦争教育推進する区長を許さない!。月1200円の値上げ、介護打ち切り…改悪と対決 新城せつこ。高齢者が厚労省を糾弾。

(4面) 「自立支援法」実施で区を追及けしば誠一。満開の桜の下、後援会恒例の花見。治安弾圧に反撃29人の学生を釈放させる。

杉並映画村通信。コスモス歌壇。こんにちは、「ふろむあす」です--くらしを見直す会。

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戦争動員の条例に反対

戦争絶対反対だけが住民の命を守る

 

 山田区長は区議会第1回定例会で、「杉並区国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例」「杉並区国民保護協議会条例」を提出し、自民・公明・民主・生活者ネットなどの賛成で可決されました。
 都革新は、この条例が国の侵略戦争に住民を動員し、住民を犠牲にするものであることをあばき、絶対反対を表明しました。
 @条例の根拠となっている武力攻撃事態法は、完全な憲法違反です。日米が北朝鮮や中国との戦争を構え、それに対して相手が反撃を準備しようとしたら、それは日本への「武力攻撃予測事態」とされ、先制攻撃が認められる―これが武力攻撃事態法です。戦前の日本軍も「相手が攻撃しようとしたから反撃したのだ」といって侵略戦争を拡大しました。
 A「武力攻撃事態」の認定・発動は政府が独断で行い、自治体はそれに従うのみ。条例は戦争の歯止めとしてあった地方自治を破壊し、区が国の「下部機関」として住民・労働者を戦争に協力させるものです。

◆再び子どもたちが戦争訓練に動員される時代に!

 B条例により、日ごろから戦争訓練が実施されます。千葉県富浦町では「テロリストが上陸してきた」ことを想定し、自衛隊・警察・学校が一体で避難訓練を実施。小学生も訓練に動員されました。これは戦前に地域や学校でくり返された「防空訓練」(空襲に備えた避難・消火訓練)と同じで、実際に子どもや住民の命を守るものではありません。戦争を想定した訓練は、日ごろから「戦争の心構え」をさせ戦時体制を作るために行われるのです。
 C条例にもとづく訓練や戦争協力を拒否した場合、処罰されます。総務財政委員会の中で、「戦時には強制や一定の制限が必要では」との質問がでましたが、区はこれを否定しませんでした。戦前も戦争訓練に参加しない者は「非国民」とされ、弾圧されました。

 国に戦争させないこと、9条改憲をはばむこと、これこそ命を守る道です。東京大空襲や沖縄戦の惨劇がそのことを示しています。

戦争協力を拒否する陸・海・空・港湾の労働者、戦争教育とたたかう教育労働者・保護者、自治体職員と手をつなぎたたかいます。

 

戦前の小学校での防空訓練(バケツリレーによる消火訓練)。訓練を通して「戦時意識」が植え付けられた。

 

卒業式「日の丸・君が代」 不起立ひろがる

追い詰められた石原・都教委

 33人の処分強行に怒り

都教委に怒りのこぶしをあげる教育労働者ら(3月31日)

 今年の卒業式で「日の丸・君が代」不起立のたたかいが東京と全国で拡大しました。教育基本法の改悪・戦争教育に反撃する大きな勝利です。東京では、起立して「君が代」を歌わない教員は処分するという都教委の「10・23通達」が出されて3度目の卒業式でした。都政を革新する会は、今年も地域の保護者や労働者とともに卒業式前と式当日に校門前で「日の丸・君が代」強制反対のビラをまき、不起立のたたかいを支援しました。
 都教委は不起立者を一ケタ台にすることをもくろんでいましたが、今年も「君が代」起立を拒否する教育労働者が各校で続出。今年は、都教委が全卒業式に「監視員」を派遣することをやめたため、「認知」されていない不起立者もいます。初めて起立を拒否する教育労働者も多かったそうです。本紙前号のインタビューでご登場いただいた立川の根津公子先生は、5度目の処分で、クビもありうるという状況でしたが、毅然と着席しました。
 都教委は、3月31日に起立を拒否した33人の教育労働者に処分を発令しました。これに対して「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会をはじめとする教育労働者、支援の労働者・市民300人が、処分発令の場所(水道橋)に集まり、怒りの声をあげました(写真上)。
 根津先生は「停職3ヶ月」の処分を受けましたが、「理不尽なことには従わないということを身をもって教えたい」と記者会見で決意を表明。現場の教育労働者の不屈のたたかいは、都教委を確実に追い詰めています。「10・23通達」撤回まで私たちもたたかいます。

 

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イラク国際反戦行動

9条改憲反対訴え

北島邦彦

 

 3月19日、港区の芝公園で、870人を集めてイラク戦争3周年の反戦集会が開催されました(百万人署名運動呼びかけ、実行委主催)。イラクからの自衛隊の即時撤退を求めるとともに、改憲のための国民投票法案と教育基本法改悪を阻止しようとアピールするものでした。
 辺野古新基地建設反対の3・5県民大会を3万5千人の結集でかちとった沖縄から知花昌一さん(読谷村議)、私の生まれ故郷でもある岩国で米軍機移駐反対の住民投票を推進した田村順玄市議(電話アピール)、さらに横田・座間・相模原・三里塚など米軍再編反対運動の現場から報告を受けました。
 「日の丸・君が代」強制を不起立ではね返す教育労働者、反合・運転保安春闘をたたかいぬいた国鉄千葉動力車労働組合からも力強いアピール。たたかう労働者・労働組合の団結こそ、改憲・戦争と民営化の攻撃をうち破る力だということを確信させました。
 この沖縄―全国の米軍再編反対の闘いと、教育や国鉄を先頭とする労働者のたたかいの力をひとつにすれば、9条改憲は絶対にとめることができます。杉並の地からも9条改憲反対の広範な声と行動を起こしていこうと、決意を新たにしました。

春の突風が吹く中、米大使館に向かって元気にデモする都革新の北島事務局長と新城区議(3月19日)

動労千葉、ストに起つ

安全運転闘争に支持の声続々

 

 06春闘で、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)は、3月10日から総武線、成田エクスプレスなどで10`減速の安全運転闘争に入り、16日から18日にかけてストライキを貫徹。22日には貨物でもストに入りました。安全を無視しスピード、営利を優先するJR東会社は、尼崎事故、羽越線事故をまったく反省していません。「闘いなくして安全なし」をスローガンにストでたたかう動労千葉に多くの労働者、利用者から支持・共感・連帯の声が寄せられました。
■尼崎事故1周年 民営化・規制緩和と闘う4・24労働者総決起集会◆4月24日(月)午後6時半◆千葉市民会館(千葉駅徒歩10分)◆主催 動労千葉

 

安全運転闘争に起つ動労千葉の運転士を激励する支援者 3月10日 東京駅

教育基本法改悪と改憲に反対

3・31日比谷で 4000人が集会・国会デモ

「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」がよびかけ。会場あふれる大結集

 満開の桜に寒風が吹き付けた3月31日夕、教育労働者をはじめとする全国の労働者・市民が、「教育基本法と憲法の改悪をとめよう!」と声をあげ、国会へデモを行いました。都革新も参加しました。

 

 

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全国採択率0.39% 採択責任者は辞任 「つくる会」は崩壊

こんな教科書は使えない

区の教育を私物化し戦争教育を推進する区長を許さない!

3月22日、区役所前で「つくる会」教科書撤回を訴える杉並親の会。都革新の長谷川代表、新城区議らもいっしょに声をあげました。

 

 「つくる会」教科書採択を決定した納冨教育長が突然、辞任を表明しました。昨年来の「つくる会」採択反対運動と、採択過程での調査報告書偽造などの不正追及に追いつめられた結果です。「つくる会」自身も全国での大惨敗(採択率は歴史0・39%、公民0・19%)の責任のなすりあいで内紛が爆発。八木代表、藤岡副代表が解任され、中心的人物も脱会するなど組織崩壊的な状況です。
 こんな団体が作った戦争賛美の教科書を、不正手段まで使って採択し、しかも採択の決め手になった教育長は辞任するという。何というデタラメでしょうか。これが「山田教育改革」の正体です。4月からの「つくる会」教科書使用は絶対に認められません。
 「つくる会」と結びつき、「日本は侵略戦争をやってない」「特攻隊に感謝を」という発言をくり返してきた山田区長こそ辞任すべきです。ところが区長は、「日の丸・君が代」強制や「つくる会」教科書採択を推進してきた都教育庁指導部長の井出隆安氏を新教育長に任命しました。
 都政を革新する会のけしば議員、新城議員は3月17日の議会でこの人事案に絶対反対を表明。他会派からも反対意見が続出し、結局13人が反対。これほど反対が出た教育長人事は異例です。
 山田区長の教育の私物化・破壊は度を超しています。06年度予算では区長自身が理事長となる「杉並師範館」開設に3億円を投入。「つくる会」教科書で子どもを教育する右翼的教員の養成所―教育基本法違反の「山田私塾」です。
 区長は3月議会で国民保護条例を制定し、戦争指揮・動員対策本部を設置しました。戦争を正しいと教える教育の先に来るのは徴兵や学徒動員の再来です。「つくる会」教科書撤回までたたかいぬきましょう。
不正を告発した先生の
強制異動を許さない!
 教科書採択の不正を告発したK先生が、区外へ強制異動させられました。山田区長による「報復人事」そのものです。K先生は異動の執行停止を求め、東京地裁に提訴しました。多くの保護者・生徒もK先生を異動させるなと声をあげています。山田教育行政への怒りは高まる一方です。

太平洋戦争を「大東亜戦争」=「アジア解放の戦争」と教える「つくる会」教科書

月1200円の値上げ、介護打ち切り…

改悪介護保険と対決を

新城せつこ

 介護保険制度が2000年4月に発足して5年がたち、昨年改悪された介護保険法が今年度から実施となりました。
 施設での居住費や食費は、昨年10月から自己負担になっています。これに加え、軽度認定の高齢者からは、家事援助サービスやギャッジベッドなど福祉用具の貸し出し打ち切りがはじまります。保険料の大幅アップとあわせ、高齢者や家族への負担はどんどん強まっています。
 国は、これまで各自治体が一般施策で行っていた筋力アップトレーニング、転倒予防教室などを「予防介護」の名で介護保険財政に組み込み、ただでさえ逼迫している介護保険財政をさらに圧迫する法改悪を行いました。そのツケが、保険料40%アップやサービス打ち切りとして高齢者に押しつけられているのです。
 3月区議会では保険料基準額現行3000円の4200円へのアップが、自民党・公明党・民主党・生活者ネットなど与党会派の賛成で強行決定されました。都政を革新する会は議会で区を追及するとともに、隣近所や駅頭で保険料値上げ反対の署名を集める「介護と福祉を要求する杉並住民の会」の高齢者といっしょに全力で反対の取り組みを行いました。
 この値上げは、多くの人々に全く知らされていません。今後、高齢者の手元に値上げされた保険料通知が届いたときに、抗議や値上げ撤回を求める声はますます大きくなるのはまちがいありません。
 3度の食事を2度に減らす人々や、深夜のスーパーで安くなった食材を買い求める高齢者が増えていることが、新聞などで報道されています。10円でも安くと食費も削っている高齢者に、月1200円もの負担増をかけるのです。さらに老年者控除の廃止で住民税非課税だった人も課税対象にされ、一段高い介護保険料をとられます。3年後はまた保険料値上げです。他方で医療改悪により医療費の負担も重くなる…。本当にこのままでは生きていけません。高齢者の怒りの声をあげ、力をひとつにしてたたかう時です。

高齢者が厚労省を糾弾

3月31日、厚労省申し入れ後、国会に向かって怒りの声をあげる「介護保険に異議あり!全国ネットワーク」の高齢者ら。(衆議院議員会館前)

 3月31日、医療・介護制度の改悪に抗議する高齢者60人が厚生労働省への申し入れを行いました。介護用ベッドの使用打ち切りを通告された車イスの高齢者、3時間のヘルパー派遣を半分の1時間半に減らされる視覚障がいの高齢者から介護保険改悪への痛烈な怒りが表明されました。これに対して厚生労働省の役人は、何ら答えることはできませんでした。
 生きる上で必要な介護・医療をこれ以上奪うことは許されません。たたかいはこれからです。区や国に対して、必要な人々に必要な介護を保障させるために、これからも力をあわせて取り組みたいと思います。

 

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「障害者」の生きる権利うばうな!

「自立支援法」実施で区を追及

けしば誠一

 「障害者自立支援法」が4月から実施されます。同法は「障害者」が血を流してたたかいとってきた生きる権利を奪うものです。区の対応を追及しました。
 第1に、「障害者」に介護保険のようにサービス利用料の1割負担を求める問題です。国・区は「負担の公平性をはかる」と言うが、「重度」の「障害者」ほど重い負担を負わされるのです。このどこに「公平」があるのか。そもそも障害1級で月約8万円、障害2級で6・6万円の年金、生活保護以下の収入の「障害者」から利用料を取ること自体が生存権の侵害です。区は補助や負担上限、減免制度があり問題ないと答えましたが、それらは「障害者」の生きる権利を保障するものではありません。しかも医療負担増、「重度障害者」の24時間介護切り捨て、3年後の介護保険との統合が「障害者」に襲いかかろうとしているのです。
 第2に、障害者の憩いの場であり、生活の場である福祉作業所を財政削減の目的で、解体しようとしている問題です。自立支援法は「就労支援」を前面に押し出し、「自立」を「必要な所得を自分で稼ぐ」こととしています。「稼げない障害者」は切りすて、作業所からも追い出すのです。「就労支援型」作業所は、入所者に2年で就労することを義務づけ、「軽度」の「障害者」しか受け入れなくなります。小規模作業所に対しては、現行の補助基準・補助額を維持できるのかどうか質問しましたが、区は維持を明言せず6月定例会で提案すると答えました。
 「自立支援」の名のもとに、「障害者」の生存と社会生活をうばい、家族に負担を強いる自立支援法は廃止あるのみです。「障害者」や福祉労働者と手をつないでたたかいましょう。

戦時下の治安弾圧に大反撃

29人の学生を釈放させる

 救援署名・カンパが続々集まる(霞ヶ関)

 

 憲法改悪・戦争へ向けて、警察権力による不当な弾圧が強まっています。
 3月14日、法政大学構内で、大学当局による看板・ビラ禁止に抗議する集会を行っていた学生29人が、大学当局と通じて待ち伏せしていた200人の公安刑事に逮捕されるという事件が起こりました。軍部独裁下の戦前日本を思わせるような大弾圧です。警察は逮捕された学生と都革新の関わりを口実に上高井戸事務所への家宅捜索も強行。
 このめちゃくちゃな警察の政治的言論弾圧に対し、広範な団体・個人から抗議の声があがり、その輪は党派を越えて一気に広がりました。警察・検察はこの怒りに恐れをなし、25日、ついに学生全員を釈放しました。画期的な大勝利です。

 

 東京地裁前で訴える都革新(霞ヶ関)

 都革新は、選挙妨害の度重なる不当捜索に国家賠償請求裁判を起こしています。3月22日の公判日には、警視庁と捜索令状を発布し続ける裁判所に抗議する霞ヶ関街頭宣伝を行ないました。3・14弾圧をはね返した力で勝利します。

満開の桜の下、後援会恒例の花見

4月2日、善福寺川緑地で30人の会員が集まり、手料理とお酒で楽しいひと時を過ごしました。

 

杉並映画村通信映画「ヨコハマメリー」をめぐって

連載 第112回 

ハマのメリーさんとは誰?

 「ヨコハマメリー」という上映時間1時間32分の面白い長編ドキュメンタリー映画が、登場してきた。今年30歳の横浜育ちの中村高寛監督が作った、劇場用映画デビュー作品である。
 1995年頃までの横浜に、「ハマのメリーさん」と呼ばれた、不思議な老女がいた。顔にまっ白におしろいを塗り、ちょっと汚れた西洋の貴族のような白い衣裳を身につけて、街角に立っていた娼婦である。アメリカ占領軍の兵士たちあいての商売から始めて、その頃まで横浜で生活していた名物的な存在だったという女性である。
 この映画は、1995年頃をさかいに、忽然と横浜から消えてしまった、その「伝説の女性」をめぐって、さまざまな人たちの証言を集めた、映画なのである。

 「ハムレット」の舞台でオフェーリアの役を踊った時、彼女をモデルにしたという、舞踏家の大野慶人。彼女と横浜外人墓地を結びつけて本を書いた山崎洋子。彼女をモデルに一人芝居をやった五大路子。彼女の写真集を作った写真家の森日出夫。そして彼女の世話を親身にした、熟年のゲイのシャンソン歌手の永登元次郎。
 その他、街の商店主や不良老年たち、元芸者だった女性、黒澤明の映画「天国と地獄」にも登場してきた、名物酒場だった「根岸家」をよく知る人たちなどが、映画のカメラに向かって証言をする。
 そのどの証言もが、「ハマのメリーさん」のことを語りながら、国際都市横浜の時代のことを語り、ひいてはその中で生きていた自分自身のことを語り、その時代の日本を語っているのが、とても面白い。「ハマのメリーさん」とは、まさにそのシンボルマークのような存在なのである。
 ゲイのシャンソン歌手の永登元次郎が、その後のメリーさんを探しにいくラスト・シーンも、なかなか感動的である。なるほど、こういう形で、生き生きと歴史を描く方法もあったのか、という発見をさせてくれる作品である。

コスモス歌壇

柏の宮公園(2)

高井戸東 川久保惠美(群緑同人)

ゆるやかに草地広場はうねりゐて休日はファミリー達で賑(にぎ)わう

水生地に敗荷(はいか)は折れて蜘株の巣の架かりてゐたり灰(ほの)かゆれつつ

稲の大敵ひるむしろ見つこの池に小判型の葉つややかなるを

真日(まひ)かへす水面(みなも)のちぢに乱るるは無数のメダカと知る嬉しも

 

* 敗荷(はいか)【破れ蓮】

こんちちは、「ふろむあす」です

ちょっとまってサプリ

 健康ブームにのってサプリメントばやり。美容に良い、がんの予防効果がある等々。ビタミンCの錠剤やドリンクを飲んでいる人は、読者の中にもけっこういるのでは?▼「大豆イソフラボン」が骨粗しょう症やがん予防に効果があると言われると、これを使った商品が次々と発売される。だがイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同様の作用をするという研究結果があり、内分泌かく乱作用が疑われている。食品安全委員会では1日の摂取量の目安を30rとすることを決めた▼「老化防止」「免疫力向上」「美肌効果」があるという「コエンザイムQ10」も過剰摂取に警告が出ている。久留米大学医学部の松岡秀洋助教授は「過剰に摂取すれば動脈硬化をさらに進展させる危険性もある。長期間飲み続けた場合の効果や副作用などについて研究は十分と言えず、解明されていない点も多い」と指摘する。米国心臓協会では、心臓や血液疾患の治療や予防に「コエンザイムQ10」を薦めないとするガイドラインを示している。こうした情報は大きく取り上げられない▼濃縮や製剤化により同じものを過剰に摂取することで、むしろ体の機能に害をもたらす。有効性と安全性のバランスが大切。自然に摂取することだ。病気などを除いて、毎日の食事に気をつけることで解決すべきこと。日頃の生活、食事の改善よりも、サプリメントにお金をかけるというのは本末転倒。昔から食生活の中で大切な役割を果たしてきた豆腐や納豆を、毎日の食生活に組み込めば足りるものを、高いお金を出して錠剤等を「食べる」。それこそ製薬会社や食品企業の思うつぼ。私たちは、食べることもまたたたかいだと言うことを訴えたい。

 

おしらせ  おしらせ

歴史連続講座 第三回
◆4月14日(金)午後6時30分〜9時◆セシオン杉並 大ホール(梅里1-22-32丸の内線「東高円寺駅」5分)◆講師 姜尚中(東京大学社会情報研究所教授)入場無料◆「歴史連続講座」実行委員会03・3396・7121

 

阿佐ヶ谷市民講座
「ハマスの勝利、パレスチナの行方」
◆4月20日(木)午後6時半◆劇団「展望」(阿佐谷南3・3・32)◆講師・藤田進(東京外語大教授)◆参加費1000円◆阿佐ヶ谷市民講座実行委員会070・5577・5110

 

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