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新コスモス
2006.2.1
第190号

INDEX
(1面) 06年新春のつどいを開催-年頭のアピール 都革新代表 長谷川英憲 。「日の丸・君が代」強制反対! 3年目の勝負へ

(2面) 労働者民衆の総反撃の年に、小泉政権打倒の好機到来!。新春のつどいでの発言から

(3面) 勇気ある告発をした先生の処分・強制異動に反対の声を。 高齢者や「障害者」の生存権をうばう小泉「医療改革」

(4面) 米軍再編と沖縄・日本 新城せつこ

杉並映画村通信。コスモス歌壇。こんにちは、「ふろむあす」です--くらしを見直す会。

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06年新春のつどいを開催

展望は明るい、開けている

新春のつどい 年頭のアピール 都政を革新する会代表 長谷川英憲

谷川代表の年頭アピールを聞く新春のつどい参加者(1月22日荻窪タウンセブン) 

 1月22日、荻窪タウンセブンにおいて、恒例の都政を革新する会・後援会主催の「新春のつどい」が催されました。前日の積雪が残る寒さの中、後援会員、支持者や杉並住民の会、動労千葉、三里塚空港反対同盟をはじめとする諸団体の代表など115人の方にご参加いただき、大盛会となりました。【2面に参加者の発言紹介】

昨年、都政を革新する会は都議選の勝利をめざし、「日の丸・君が代」強制反対のたたかい、「つくる会」教科書採択阻止を軸に全力でたたかいました。選挙の結果は残念でした。何としても来年の区議選で3議席獲得を果たし、次の都議選でのりこえたい。そのうえで昨年の杉並のたたかいは、日本全体の労働者民衆のたたかいにとって非常に重要な役割を果たしたと自負しています。都革新だけが、「つくる会」教科書とのたたかいで一歩も引かなかった。杉並は「つくる会」教科書採択阻止のたたかいの「台風の目」となりました。「つくる会」と結んだ山田区長が教育委員会を牛耳って不正を重ね、ファシスト・極右勢力や警察まで動員し、杉並を突破口に全国で1割の採択をもくろんだ。しかし、全国的にはわずか5000冊、0・4%しか採択できなかった。杉並が「親の会」をはじめとする住民・保護者や教育労働者のたたかいをもって「つくる会」派の力を全部引き受け、大闘争にしてたたかいぬいたからです。
 昨年の秋、日教組、自治労、連合の大会があいついで開かれました。実はこれらの大会で改憲に賛成する方針が決定されようとしていた。しかしそれを全部現場の労働者が阻止した。「日の丸・君が代」強制と「つくる会」教科書採択に対する私たちのたたかいは、こうした改憲を阻む労働者のたたかいを根本で支える力になったと確信します。

労働運動の新しい力
と結んでこそ勝てる

 11月6日に動労千葉などが呼びかける民営化と戦争に反対する日米韓の国際連帯集会には私たちも全力で取り組み、4600人が集まって大成功しました。11・6集会に集まった労働者が労働運動の主流派になること、そこにこそ小泉政権を倒す力がある。改憲と戦争に向かう世の中を変える力があります。
 都政を革新する会が進む道も、この動労千葉を先頭とする労働者・労働組合とともにある。展望は明るい、開けている、と感じています。いまどの政党も目標を失い、お先真っ暗という状態の中で、昨年、私たちはこうした確信と展望をつかむことができた。労働運動の新しい力が大きくなって世直しの先頭に立つ。改憲を阻む運動、介護や福祉を要求する運動、あらゆるたたかいが、この労働者の運動と結びついていく―そうしてこそ、勝利の道を開くことができます。
 今年も卒業式・入学式での「日の丸・君が代」強制反対・不起立のたたかいを貫く教育労働者を守り、ともにたたかうことからスタートします。力を合わせ勝利の1年にしましょう。

 

「日の丸・君が代」強制反対!

3年目の勝負へ

荻窪高校前でビラをまく都革新の北島邦彦事務局長(1月24日) 

 東京都教育委員会の「日の丸・君が代」強制の通達、いわゆる「10・23通達」(03年10月23日)が出されてから3度目の卒業式のシーズンが近づいてきました。「君が代」を起立して歌わない教師は処分(減給・解雇)するという石原知事・都教委のおどしをはねかえし、不屈にたたかい続ける教育労働者こそ、戦争教育を阻む誇るべき労働者の仲間です。
 「1年で抵抗は終わる」と見ていた石原知事・都教委は、追いつめられています。3年目の今年、不起立のたたかいが拡大すれば、10・23通達を無力にし、改憲と戦争への流れを止める決定的な力となります。
 2月18日、阿佐谷で「日の丸・君が代」強制と「つくる会」教科書に反対する集会が開かれます(実行委主催。集会要項3面)。みんなで集まり、成功させましょう。
北島邦彦

 

杉並区議会06年第1回定例会
2月20日(月)〜3月17日(金)

 2006年度第1回区議会定例会が、2月20日から開催されます。国民保護条例をはじめ、杉並の戦争準備の動き、介護保険料の値上げをはじめとする福祉切りすて、「つくる会」教科書の4月からの使用とこれに反対する教員の異動・処分攻撃など、対決案件が山積みで気を抜けません。ぜひとも傍聴し、激励下さい。

2/23(木)新城せつこ 一般質問
2/28(火)新城せつこ 文教委員会
       けしば誠一 保健福祉委員会
3/1 (水) 総務財政委員会・国民保護条例審議
      (都革新、委員外委員として発言通告)
3/2 (木)けしば誠一 道路交通対策特別委員会
3/3 (金)新城せつこ 医療問題対策特別委員会
3/6 (月)〜15日(水)予算委員会
3/16(木)各会派意見開陳
3/17(金)本会議・採決

 

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新春のつどい

動労千葉の特別報告

「安全」は労働組合が守る

国鉄千葉動力車労働組合 特別執行委員  後藤俊哉さん

 昨年の尼崎事故や羽越線事故が、なんで起きているかというと、小泉政権による民営化・規制緩和で「安全」がいまのJRにはなきに等しくなっているからです。すべて競争原理でやっている。国鉄時代にはどこの職場にもあった安全綱領の「安全は輸送業務の最大の使命である」という標語がいまいっさいありません。「安全」には金がかかるから無いんです。「安全」にかわって一番にあるのが「稼ぐ」です。これが一番にきたことで事故を招いている。
私たちの職場である総武線でもあっちこっちで線路が破断するということが起きている。国鉄時代ではありえなかったことです。国鉄時代はみんなで線路を回って異常を発見したときはすぐ直していましたが、いまは保守部門を下請けに任せてしまっている。われわれが総武線を検査したら4か所レールが割れていた。それでストライキをやって、会社にレールを直すと約束させた。ところがまた今年になってすぐレールが割れているわけです。どういうことですか。西も東も、安全はどこにもないです。
 数年前、中央線で人で満杯になったホームから乗客が落ちて、それを助けようとした韓国の方が犠牲になった。こういうことがあってはいけないんです。ホームにはホームの定員があるんです。それを駅員ですら知らない。こんなことで鉄道会社としてやっていけるのかと。
 ということで私たちが毎年春闘で掲げているのは、「運転保安確立」です。何と言っても安全が一番大事です。それを捨ててしまっているのが今のJRです。
 規制緩和にのっかって、アメリカのブッシュと小泉がやっていることは、いったいどんなことなのか。膨大な借金を戦争で返すということですよ。一回つくったものを戦争で壊してまた作り直せば景気がよくなるだろうと。人が何人死のうと関係ない。そんな考えでやっている自民党政権に対してはストライキでたたかうしかありません。 今年も春闘では確実にストに入ります。 どうかみなさんのご支援をお願いします。

新春のつどいでの発言から

三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さん(成田空港B滑走路敷地内農家)

 陸自東部方面隊第9次イラク派兵は成田から迷彩服を着ての出兵となろうとしている。これと真っ向から対決したたかいます。

農地を守り、安全でおいしい産直野菜を届けてくれる三里塚空港反対同盟のみなさん 

 

介護と福祉を要求する杉並住民の会代表・八木ケ谷妙子さん(92歳)

 私たち人間は地球が生んだ命、育んだ命。政治というものは、この一人一人の命を安心させていくことが基本ではと思います。

 

労働者民衆の総反撃の年に

小泉政権打倒の好機到来! 06春闘から改憲阻止へ

小泉改革の破産

 昨年の総選挙で3分の2の議席を占めた小泉政権。しかし、この小泉政権は「盤石」どころか、耐震偽装事件、ライブドア事件、米国産輸入牛肉BSE問題、相次ぐJR鉄道事故など次々に「改革」路線の矛盾をさらけだしグラグラになっています。規制緩和・民営化でもうけ主義に突っ走り、安全やいのちを切りすててきた小泉「構造改革」の化けの皮が、ついにひきはがされたのです。
 「ノートや鉛筆の買えない小学生が12・8%、足立区では4割」(朝日新聞)、最上層2割と最下層2割の所得格差は180倍、という衝撃的な格差拡大も小泉政権を揺さぶっています。

 情勢の主導権は労働者に

 靖国参拝の強行と居直りは、韓国・中国、アジアの民衆の怒りをますます高め、外交的にも行き詰まっています。米軍再編問題にしても沖縄・名護市辺野古をはじめ全国自治体・住民の基地への怒りの前に立ち往生しています。
 郵政民営化につづく公務員の大リストラ・組合つぶしを進め、国民投票法案や教育基本法改悪案、共謀罪法案などを押し通し、改憲と戦争への道を一気に開こうとしていた小泉政権。しかし、何でもかんでも小泉政権の思い通りにいくと思ったら大間違いです。
 情勢のキャスティングボートを握っているのは、小泉政権ではなく労働者・労働組合・民衆の側です。「日の丸・君が代」不起立・戦争教育拒否を貫く教育労働者、運転保安確立を掲げてたたかう動労千葉。こうした現場労働者の不屈のたたかいこそが、改憲・戦争と民営化・組合つぶしを進める小泉政権を根底から揺さぶっているのです。

 小泉政権打倒へ団結を

 小泉政権打倒の好機到来です。自民党の内部でも、自民・公明のあいだでも、財界の中でも、あちこちで動揺と分裂、仲間割れが起きています。いま労働者の側が団結してたたかえば勝利できます。06春闘に立ち上がろう。憲法改悪阻止の大統一戦線をつくろう。06年を労働者の総反撃の年にしましょう!

 小泉構造改革―民営化・規制緩和路線の破たん

またも特攻隊賛美

山田区長が杉並区成人のつどいで

けしば誠一

 

 1月8日、「杉並区成人祝賀のつどい」が、公会堂改築中のため中野サンプラザで開かれました。区内の新成人は5410人。2000人収容の会場は晴れ着姿の若者でいっぱいになりました。私は新城せつこ区議とともに来賓として式典に参加しました。
 その席上、山田区長が新成人を前にして、昨年に続きまたしても2人の特攻隊員の遺書を読み上げ、「あなたたちと同じ年齢の若者が戦争に尊い命をささげた。今の平和で繁栄した日本の礎となった人たちに感謝をするように」と求めました(都革新が追及していることを気にしてか、昨年より早口だった)。
 天皇制暗黒政治のもと、学校教育で国=天皇のために命を捧げよと教え込み、特攻隊への志願を強制し、天皇制の存続を目的に敗戦を長引かせるために、敵艦に体当たりさせ続けた悲惨な史実。死におもむく前に家族のことを案じつつ、残された家族に害が及ばないように、国のために死ぬことが名誉であるかのように遺書を書かねばならなかった若者たち。これが特攻隊の歴史の真実です。
 侵略戦争がもたらした非人間的な死の強制に怒りも反省もなく、「特攻隊のおかげで今の平和がある」などと美化し、新成人にこれに続けと訓示する山田区長は断じて許せません。この山田区長が「つくる会」教科書を杉並の中学生に押し付け、再び戦争へ導こうとしているのです。何としても阻みましょう。

共産党は今年も「君が代」で起立

 式典冒頭の「君が代」には新城区議とともに不起立で抗議しました。日本共産党の来賓議員は昨年に続いて1名を除き、吉田都議を先頭に全員が起立するありさま。今春の卒入学式でも処分覚悟で不起立を貫こうとする教育労働者のたたかいに背を向けたのです。
 壇上から眺めると新成人の中に、何人か毅然として起立しない方が見つかり、胸がときめく思いでした。

若者が国の犠牲にされるような時代は二度と許さない! 

 

4月介護保険料値上げ反対!

住民の会が区に要請行動

2月9日(木)午後1時〜4時  区役所議会棟4F第1委員会室

 介護と福祉を要求する杉並住民の会が、@介護認定の切り下げ反対、Aヘルパーを取り上げるな、B保険料値上げ反対、Cヘルパーの仕事を保障せよという要求を掲げて杉並区への要請行動を行います。参加希望の方は住民の会(電話5311・0358)まで。

 

 

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「つくる会」教科書学校報告書偽造

不正告発が「罪」?!

勇気ある告発をした先生の処分・強制異動に反対の声を

 

A先生の「事情聴取」をやめろと区教委指導室にかけつけた人々(1月13日) 

 宮前中学校のA先生が、区教育委員会や校長の不正を告発したことを理由に処分され、区外へ追い出されようとしています。子どもたちに身をもって勇気と正義と教えるA先生を守るため、教育委員会に抗議の声を集中してください。

 悪いのは区教委と校長

 A先生は昨年6月、教科書採択にかかわる調査報告書(現場の先生が各社の教科書に対する評価を書く)に、「つくる会」編の扶桑社歴史教科書について「事実に誤りがある」と書きました。ところが区教委に提出される際に「事実に疑問がある」と書き換えられていたのです。また、西宮中学校では社会科教員が「(扶桑社は)不適切である」「使用しない方がよい」と書いた報告書を、学校長が「分かりやすい」などと勝手に書き換えました(左の図)。
 A先生は、こうした不正を断じて見過ごすことができませんでした。そして他の中学のB先生とともに記者会見で告発したのです(TBSの「ニュース23」などで全国的に報道)。

 広がる怒りと抗議の声

 書き換えをやらせていたのは「つくる会」と山田区長の意を受けた区教委事務局です。保護者や教育労働者のたたかいに追いつめられた区長・区教委は、こんな犯罪的手段まで使って「つくる会」教科書を採択したのです。こんな採択は無効です。ところが区教委はこの不正を開き直り、不正を告発したA先生らに「守秘義務違反」などという「罪」をなすりつけ、処分しようとしているのです。こんな区教委に教育を語る資格はありません!
 区教委は昨年12月26日、と1月13日にB先生、A先生を区役所に呼び出し、「事情聴取」と称した密室での取り調べを強行しました。これに対し、教組、保護者ら地域住民が区教委にかけつけ抗議の声をあげました。「先生を守ろう」という声と運動は急速に広がっています。

 採択撤回署名を広げよう

 A先生らの処分・追放の動きに「つくる会」教科書のおぞましい正体が示されています。それは「日の丸・君が代」強制の攻撃と同じです。学校から戦争に反対する教員を追放し、子どもたちを戦場に駆り立てる「教育」を復活させようとしているのです。
 しかし、昨年からの保護者、教育労働者のねばり強いたたかいは、着実に区長・区教委を追いつめています。A先生らを守りぬき、杉並区教職員組合と都立高校教職員組合第3支部が呼びかける「つくる会」教科書採択撤回の署名運動を職場・地域に広げましょう。2・18集会(要項左)を大成功させましょう。

★ 区教委・ 納冨(のうとみ)教育長に抗議の声を!

■電話(区役所代表) 03・3312・2111
■区教委直通FAX  03・5307・0692

 

 「意図的」「不適切」「使い勝手が悪い」「使用しない方がよい」といったマイナス評価がすべて消され、かわって「分かりやすい」などといった肯定的な評価が並べられている。しかもワープロを使って筆跡をわからなくしている!

「日の丸・君が代」も 「つくる会」教科書も いらない!

2・18集会

書き換えを告発した先生への処分を許さない

●2月18日(土)午後6時半〜 6時15分からビデオ上映
●阿佐谷地域区民センター3F 阿佐谷南1・47・17 JR阿佐ヶ谷駅南口 
講演 西野瑠美子さん
フリージャーナリスト/「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク共同代表
闘いの現場からのアピール■卒業式・入学式に向けて、学校現場から
■「つくる会」教科書採択撤回運動から■労働運動から
主催◆2・18集会実行委員会
連絡先 東京西部ユニオン TEL/FAX 03(5378)1329
     「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会TEL/FAX 03(3315)7150

高齢者や「障害者」の生存権をうばう小泉「医療改革」

介護保険に異議あり!全国ネットワーク  東京事務局長・長谷川英憲

 今国会に上程される「医療制度改革」は、
@患者とその家族に徹底して負担を強いる
A医療保険者の再編統合
B高齢者医療保険制度の新設、診療報酬体系の見直し
など多くの分野にわたっています。

 

 

●高齢者は豊か?

 こうした「改革」のすべてに貫かれているのが、高齢者に犠牲と負担を集中的に押しつけるやり方です。
 「高齢者は弱者ではない」「高齢者は豊かだ」、こんな言い分が政府やいろいろな「審議会」で言われています。だから「公平に負担しろ」「医療費の自己負担を増やせ」「もっと保険料をあげろ」というのです。
 高齢者のみなさんの中で、「そうだ。私は豊かだ」とうなずく人はどれだけいるでしょうか? ほとんどいないと思います。実際、高齢者世帯の約4割が生活保護基準を下回っています。年金受給者の6割が収入は年金のみで、年金受給者の平均月額は4・7万円、4万円未満の高齢者が46%もいるのです。

●現代の「うば捨て」

 医療改革の下で高齢者から生きるための医療をうばい、死を早める政策が実行されようとしています。それは憲法第25条を根本から破壊するものです。
 「終末期医療のあり方」について政府・与党は「入院死から在宅死へ」と言っています。亡くなるまでの1か月間の医療費が、在宅だと52万円、入院だと約2倍の117万円かかることをあげ、終末期の高齢の患者を病院からたたき出そうとしているのです。奥田経団連会長が社会保障審議会で「『楢山節考』の考え方は素晴らしい」と言ったそうですが、まさに21世紀のいま、現代の「うば捨て」をやれというのが小泉「医療改革」です。
 具体的には、70歳以上の長期入院患者の診療報酬を大幅に引き下げ(→「もうからない」高齢者の追い出しを促進)、介護保険に続いて食費や居住費を全額自己負担にする―などです。こうして医療が必要な高齢者を病院にいられなくしようとしているのです。

●3月対厚労省行動へ

 奥田経団連会長の「トヨタ」をはじめ日本の大企業はここ数年、空前の利益をむさぼっています。しかし「まだもうけすぎではない」といってリストラをやり、賃上げを拒否し続けています。この大企業の法人税を引き下げ「勝ち組」を優遇する一方、必死に働く労働者、高齢者や「障害者」の負担を重くし、社会保障をどんどん切り下げてきたのが小泉政権です。この小泉政治への怒りが噴出しています。3月下旬に厚生労働省への要請行動を行います。怒りをぶつけましょう。

 

憲法第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 

 

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米軍再編と  沖縄・日本

新城せつこ

F15墜落事故緊急抗議集会 1月18日 嘉手納基地前 

 

■F15墜落事故弾劾

 1月17日、新基地建設がもくろまれている名護市辺野古からわずか60`の海域に米空軍のF15戦闘機が墜落しました。現場海域には近隣漁民のパヤオ(浮き漁礁)が多数設置されており、操業中の漁船を直撃する大惨事になりかねませんでした。周辺自治体の議会で抗議決議があがり、F15撤去と訓練中止を求める行動が起こっています。しかし2日後に訓練は再開され、日本政府もこれを認めました。沖縄の怒りは頂点に達しています。
 いま沖縄はイラクの戦場と直結し、米軍の事件・事故は後を絶ちません。住民に銃口を向ける、住民の頭上を低空で戦闘機が飛び交うなど、人を人とも思わない訓練が続いています。米軍再編はこの現実を永久に沖縄に押し付けるものです。そして1月に相次いで起きた米兵による横須賀の女性暴行殺人、八王子でのひき逃げ事件は、沖縄の現実が本土に拡大されていることを示しています。

■対北朝鮮・中国の最前線基地に

 昨年10月、日米安全保障協議委員会で確認された在日米軍再編に関する中間報告の正式名称は「日米同盟―未来のための変革と再編」。そこでは単なる基地の再配置ではなく、日米同盟自体の再編強化がめざされています。具体的には、北朝鮮・中国への侵略戦争を想定した米軍と自衛隊の共同作戦体制づくりを進めようとしています(上の表参照)。沖縄だけでなく日本全体を最前線出撃基地にしようとしているのです。
 沖縄では、海兵隊の司令部をグアムに移転し、嘉手納基地以南の施設は北部に移転・集中するという。政府は「沖縄の過重負担を軽減する」などと言っていますが、実は普天間基地の辺野古移設をはじめ基地をより実戦的に再編強化するものとなっています。新たに日米政府が合意した辺野古崎沿岸の基地建設案は、1800bの滑走路と南部から移転する関連施設を統合する巨大軍事要塞建設計画です(40年前に米海軍が計画していた案の復活)。海兵隊司令部のグアム移転(実戦部隊はそのまま)は、沖縄が戦場になった場合に司令部がダメージを受けないようにするため。「第二の沖縄戦」が想定されているのです
 この米軍再編・日米同盟再編は、1960年の安保改定とは比較にならないほどの重大な問題でありながら、水面下の日米政府間の交渉のみで勝手に進められています。

■10万人県民大会へ

 1月22日に行われた名護市長選挙で自民・公明の推す候補が当選しました。辺野古新基地建設反対派は統一候補とならず、2人が立候補し力が割れてしまいました。しかし、自公候補含め全員が現在の政府案に反対を掲げていたのです。名護市民、沖縄県民の新基地建設反対の意思に変わりはありません。政府は「保守派の勝利でひと安心」と言っていますが、何か展望が開けたわけではありません。地元紙は「政府は民意を見誤るな」とクギを刺しています。頭ごしの押し付けが通用すると考える居丈高な政府のやり方に沖縄全島で怒りが燃え上がり、たたかいは本番に向かっています。3月5日、10万人の県民大会が計画されています。本土からも駆けつけ大成功させましょう。

 

首都圏における米軍再編と自衛隊の動向
●横田基地(福生市・立川市・昭島市・武蔵村山市・羽村市・瑞穂町)
 航空自衛隊航空総隊司令部(現・府中)の移転と日米共同統合運用調整所(日米統合の作戦司令部)の設置
●キャンプ座間(相模原市・座間市)
 即座の海外派兵に対応する陸上自衛隊中央即応集団司令部と米陸軍第一軍団司令部(米ワシントン州)の移転・併設
●横須賀基地(横須賀市)
 史上初の原子力空母(「ジョージ・ワシントン」)の配備

 

 

杉並映画村通信巨大な野獣とゲイシャの関係

連載 第110回 

「キング・コング」と「SAYURI」

 アメリカ映画「キング・コング」と「SAYURI」が、意外と面白かった。「キング・コング」は、「ロード・オブ・ザ・リング」という、やたらに長い映画を作った監督の作品らしく、3時間8分と、えんえんと長いのが難ではある。原典となっている黒白版の古典的映画「キング・コング」は、1時間40分の作品なのである。
 同じ話をカラー・ワイド版の画面で、凝ったCG特撮を使って、変にリアルにえんえんとやるので、アナクロニズムで、なおかつ、くどい。ただし二つある見所のシーンが、悪くないのだ。ガイコツ島の断崖の上で、巨大コングが美女と共に、広大な海の夕陽を眺めるシーンである。それが、次にエンパイア・ステート・ビルの頂上で殺される寸前、コングが美女と共に広大な都会の夕陽を眺めるシーンに重なる。

 巨大な怪獣と人間がつかの間、広大な画面に出現した夕陽を眺めて、沈黙の一瞬を共有するのだ。
 「SAYURI」は、アメリカ映画人たちが作った「ニッポン」を舞台にした作品である。当然、あちら側の眼から見た、「蝶々夫人」流の日本が映像化されている。だがそれを「おしん」のような、「苦難のゲイシャの半生の物語」にしたところが、なかなかそれなりにリアルで面白い。京都を中心とした日本の古都への映像リサーチも、かなり入念にやって、それなりの勉強(?)もしている。
 こういう映画は、「初恋のきた道」「LOVERS」のチャン・ツィイーのような、中国人女優の主演で作られて、当然であろう。日本人がやるとかえって、おかしく見えてしまう。日本人男女優は、脇役として使われて、雰囲気を出している。
 明治か大正の話だと思っていたら、第二次大戦での敗戦とアメリカ軍占領の話が出てきて、そのアナクロニズムには、ちょっとおどろいてしまいもしたのだけれども。
 「巨大野獣と人間の共感」と、「ニッポンのゲイシャの生きかたへの人間的共感」は、ことによると一つに通底する、アメリカ人なりの「異文化理解」の深まり(?)のつもり、なのかもしれない。

コスモス歌壇

高井戸東 川久保惠美(群緑同人)

豊作の柿

わが家より見下ろす団地の柿三本ゆたの実りに心は重し

柿の木の整枝は業者に委(ゆだ)ねられわれら大童(おおわらは)にて実の始末せり

電動ノコに斬られて軋(きし)みどうと落つ実のたわわなる柿の太枝(ふとえ)は

整枝しつつの収穫なれば疵(きず)物多し柿に詫(わ)びつつ庭に埋めたり

こんちちは、「ふろむあす」です

小泉政権は解散だ!
アメリカ産輸入牛肉からBSE特定危険部位発見! アメリカ側が輸出条件を守らなかったことがいっさいの問題と責任を転嫁していますが、とんでもない。消費者団体をはじめ消費者側のたび重なる要請と抗議を無視し、輸入再開を強行したのが日本政府です。ブッシュが来日するからと輸入再開を主導してきた小泉首相・中川農水相・川崎厚労相、あなたがたの責任だ!▼さらに驚くべき事実が。昨年12月12日に輸入再開を決定し、農水省と厚労省が査察団を派遣したのが同13日、11施設を視察して帰ってきたのが24日。ところが同16日午前には、成田に米産牛肉が到着していて、この牛肉を処理した施設は査察の対象に入っていなかったというのです。たまたま発見された特定危険部位以外に、査察も検査もされていない米産牛肉がこのひと月どんどん入ってきていたということです▼1月24日来日したペン米農務次官は「BSEのリスクは自動車事故よりはるかに低い」と発言しました。これがアメリカ政府の認識。ブッシュ政権を支える巨大な食肉産業。「リスク」より利益優先というわけです▼ところでヨーロッパでは、アメリカ産牛肉をBSE以前から、輸入禁止処置にしているのをご存じでしょうか。輸入禁止の理由は、成長ホルモン剤の使用です。アメリカからWTOに訴えられ賠償金を払っても、輸入禁止は続いています。アメリカ産牛肉は、BSEだけでなく、成長ホルモン剤、抗生物質、遺伝子組み換え飼料、農薬などさまざまな問題をかかえているのです▼国内畜産業を保護し、安全・安心な食肉をつくり出すシステムを保障することこそ最大の課題。BSE、耐震偽造、ホリエモン、いずれも原因は小泉政権。即刻解散だ!

おしらせ

 

くり返すなアジア侵略−ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ、ビキニを!
ビキニデー52周年 東京集会
1954・3・1
◆2月26日(日)午後2時開会
◆杉並産業商工会館ホール 阿佐谷南3・2・19
反核対談 ビキニから見た戦争、ヒロシマから見た戦争
大石又七 第五福竜丸元乗組員 ×肥田舜太郎 被爆医師
コーディネーター鎌仲ひとみ 映画監督
特別報告 イラク派兵の劣化ウラン弾被害 反戦自衛官・小多基実夫
浜岡原発に奪われた息子の生命 嶋橋美智子
「安全」は運転保安確立の闘いから 国鉄千葉動力車労働組合
発言 「日の丸・君が代を許さない教育現場の闘い 根津公子(立川二中教員)
「つくる会」教科書4月から使わせない 杉並・親の会
主催:2・26ビキニデー52周年東京集会実行委員会
後援:8・6広島‐8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会
連絡先/台東区元浅草2・4・10五宝堂伊藤ビル5F TEL3845・7461

 

 おしらせ

阿佐ヶ谷市民講座
「共謀罪と改憲」
◆2月16日(木)午後6時半◆劇団「展望」(阿佐谷南3・3・32)◆講師・足立昌勝(関東学院大教授)◆参加費1000円◆阿佐ヶ谷市民講座実行委員会070・5577・5110

 

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