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新コスモス
2005.12.1
第188号

INDEX (今月号は11・12月合併号として発行します)
(1面) 未来をひらく国際連帯--11・6集会、 戦争・民営化・労働組合破壊と全世界で対決、 日米韓 4600人がスクラム

(2面) 11・6労働者集会に参加して。介護保険に異議あり! 全国ネット総会へ。障害者自立支援法の成立を弾劾する

(3面) 「つくる会」教科書撤回の大運動へ。「つくる会」歴史教科書採択撤回署名はじまる。清掃工場の委託反対

(4面) 沖縄・辺野古と連帯を(新城せつこ)

杉並映画村通信。コスモス歌壇。こんにちは、「ふろむあす」です--くらしを見直す会。

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11・6集会
戦争・民営化・労働組合破壊と全世界で対決
日米韓 4600人がスクラム

未来をひらく国際連帯

 動労千葉など3つの労働組合のよびかけで開かれた11・6全国労働者集会は、韓国、アメリカ、そして日本各地から集まった4600人の労働者、市民の参加で大成功しました。杉並からも多くの労働者や住民の会の高齢者などが参加、会場の熱気をともにしました。戦争と民営化・組合つぶしの攻撃は世界共通です。これをはねかえす力は「労働者はひとつだ」という国際的団結と連帯の行動です。参加者全員が労働者国際連帯の無限の力を確信し、小泉政権打倒の新たな闘志を燃やしながら各職場・地域へもどりました。

 

小泉政権ふき飛ばす熱気

 

 

写真上:会場前列に陣取った韓国の民主労総19人の派遣団
写真中:登壇したアメリカの港湾・運輸関連の労働組合員16人
写真下:会場を埋め尽くした日米韓4600人の参加者

 

●2005年11・6アピール

国鉄千葉動力車労働組合

田中康宏委員長

 教育基本法の改悪、憲法の改悪、郵政の民営化、労働契約法制の抜本的改悪、社会保障の解体、大増税などこの2年間が勝負の時。敵の側が山ほどの矛盾をかかえ、怒りの声が充満している。労働者の団結した力は決してうち砕かれることはない。もっと怒りの声をあげよう! 日米韓の国際的団結を発展させよう!

●アメリカ

  

ILWU(国際港湾倉庫労組)ローカル10 ジャック・ヘイマン氏(写真:左)
 全世界の労働者が、お互いの組合のたたかいを守るために行動において団結するならば、われわれは勝利することができる。だから、ILWUは『一人への攻撃はみんなへの攻撃』をスローガンにしている。

ノースウエスト航空・AMFA(航空整備士労働組合)ローカル9 ジョセフ・プリスコ委員長(写真:中) 
 労働者の国際連帯の時が来ています。国境を越えて労働組合をよみがえらせるのは、私たち一人ひとりです。私たちの共通の未来はここにかかっています。

ILWUローカル34 キース・シャンクリン氏 (写真:右)
 労働者が団結すれば決して負けることはない。ハリケーン・カトリーナによる被害は黒人層・貧困層に集中している。ブッシュを倒せ。

●韓 国

   

民主労総 ソウル地域本部(写真:左)
コジョンファン本部長 
 全地球的レベルでかけられている資本の攻撃を粉砕するため、それぞれの国で階級的に団結してたたかおう。労働者国際連帯を強化しよう。
公務員労働組合ソウル地域本部 キムナムスン女性副本部長 (写真:中) 
 韓国の公務員労働者は、この11月、反動的公務員労働法の撤回を政府に強く要求し、同法の無力化闘争に立ち上がります。
ソウル大学病院支部労働組合 キムエラン副委員長 (写真:右)
 日本の労働者と韓国の労働者、そしてアメリカの労働者が連帯し、果てしなき資本の欲望から労働者が解放される世の中をつくりだそう。

民主労総文化宣伝隊のダンス。労働者の闘争を表現

 

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11・6労働者集会に参加して

聞き手 北島邦彦

 

 

(左)11・6集会場最前列の韓国・民主労総の労働者 (右)銀座・数寄屋橋をデモする日米韓労働者

★鈴木さん(「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会)

 

 この集会に参加して、とても力強く励まされたような気がします。とりわけ、韓国とアメリカの労働者の発言には、「連帯してたたかおう!」という感じが強かったです。
 私はあまり労働組合のことはよく知らないのですが、日本の労働組合は企業ごとであったり業種ごとであったり、閉じたような印象を受けてきました。ところが、韓国やアメリカのそれは外に開かれた感じで、話題も世界の平和とか普遍的なものになっていくように思いました。
 それで、私が今やっている教科書問題にもつながってきます。韓国の労働者の歌と踊り、アメリカの労働者のぐいぐいメッセージを訴えてくる発言など、とても新鮮でした。

 

★福田さん(民間会社労組役員・阿佐谷南)

 11・6集会には都政を革新する会・後援会も杉並の諸団体とともに、多数の参加を実現しました。この集会は、アメリカ、韓国の労働者との国際連帯としてかちとられ、たたかう労働組合のネットワークづくりへ大きく前進しました。
 いま私たちをとりまく政治情勢は、小泉自民党による絶対多数のもと、2007年にも憲法改悪がせまっています。私たちに残された時間はあまりありません。小泉ファシスト、石原ファシストらは続々と準備しています。この杉並でもファシスト山田区長を先頭に、「つくる会」教科書採択を強行し、来年新学期から生徒に押しつけようとしています。
 しかし、杉並の多くの区民(親の会、教組、都革新etc)は、現場で絶対使用させないようたたかっています。私は都革新後援会員として、地域でがんばっている多くの区民と連帯して、山田ファシストに勝つ決意です。区民のみなさん、ともにたたかいましょう!

★稲吉さん・工藤さん(介護と福祉を要求する杉並住民の会)

 

 韓国の人たちは本当に力強いですね。リズムにあふれかえっていますよ。歌と踊りで引きつけて、そして話を聞かせるんですよね。でも、言葉の壁はあるわね。通訳の方も大変だったと思いますが、発言する人と同じぐらいの力強さでやってくれたらもっとよかった。
 今の若い人たちのために、労働組合がどの会社にもあってほしい。いまの大企業の組合は御用組合ばかりだけれど。今日の発言の中にもたくさんあったけれど、「たたかえば勝てる!」という実感が、まだなかなか持てないというのが正直なところです。そのとおりだとは思うんだけど。若い人たちはどうなのかしら?

 

★小沼さん(とめよう戦争への道!百万人署名署名運動杉並連絡会)

 ひとつになろうと思った! 韓国やアメリカの人たちも同じひとつの人間なんです。この世界を平和にしていこうと思った。今日はけっこう人が集まっていると思うけど、もっと集まってくれればよかった。自分と同年代の人でもイラクの状況にもっと興味をもってほしいし、私たちといっしょにイラクの平和を願ってもらいたいです。沖縄からも基地がなくなって平和な島になるように。それと「民営化」のことですが、「公務員でいいんだ!」と思いたいです。

 

杉並・親の会は11・6集会の会場で「つくる会」教科書採択撤回署名を集めました

 多くの参加者が署名、韓国・民主労総の組合員の方々にも協力していただいたとのことです。

 

介護・福祉・医療を切りすてる小泉改革 もう黙っていられない!

介護保険に異議あり! 全国ネット総会へ

介護保険に異議あり!全国ネットワーク第5回総会
12月11日(日)午後1時
東大阪市・荒本人権文化センター大ホール

 小泉政権は戦争と改憲、くらしの破壊、金持ち優遇と「弱いものいじめ」の政治、介護や福祉、医療など社会保障制度を解体する政治を進めています。改悪介護保険法のもとで10月から施設利用料が大幅に値上げされました。介護認定の切り下げも激しくなり、必要な介護がドンドン削られています。来年4月からは保険料の大幅値上げです。さらに医療改革と称して「軽い病気は保険を適用しない」「年寄りは医者にかかるな」とまで言い出しました。
 もう黙ってはいられない! 怒りの声は、全国にあふれています。命とくらしをうばう小泉政権を倒すために、高齢者も労働者とともに団結し、たたかいに立ち上がるときです。12月11日、東大阪で開催される「介護保険に異議あり!全国ネットワーク」第5回総会にぜひお集まりください。
(全国ネットワーク・東京事務局長 長谷川ひでのり)

(写真)11・6集会には杉並住民の会も大挙参加。写真は米韓の労働者のアピールに立ち上がってこたえる八木ケ谷妙子代表(左端)ら(11月6日 日比谷野音)

障害者自立支援法の成立を弾劾する

 長谷川ひでのり

 10月31日、「障害者自立支援法」が衆院で強行採決され成立しました(先に参議院で可決)。この法律は「障害者」の「自立を支援する」などといいながら、「障害者」の生きる権利を奪うものです。
 「障害者」が生きていくため絶対に必要な介助サービスに1割も自己負担が強制されます。「障害者」のほとんどは低所得です。月約6〜8万円の「障害者年金」で生きている「障害者」から毎月2万、3万ものサービス利用料をとるのは「生存権の侵害」そのものです。さらに施設での作業でわずかな収入を得てきた「障害者」からは、その収入をも超える「施設使用料」をとるというのです。「自立支援」どころか「障害者」を「生きていけなくする」法律です。
 委員会審議で傍聴席から「障害者を殺す気か」と怒りの声があがった時、自民党委員は「まだ殺していない」とヤジり返してきたそうです。社会保障を切り捨て、改憲と戦争に突き進むファシスト的な小泉政権の正体が示されています。
 「障害者」の命をうばう法がまかりとおる社会は暗黒です。労働者も生きてはいけません。たたかう「障害者」とともに「自立支援法」をうち砕きましょう。

(写真)衆議院議員面会所前で「障害者」とともに抗議の声をあげる長谷川代表(中央)とけしば議員(右端)

 

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採択は無効

採択は無効

あばかれた不正・不法

杉並区教育委員会による「つくる会」の歴史教科書の採択強行に対して、撤回を求めるたたかいが広がっています。一方で、「つくる会」と山田区長の意を受けた大蔵、宮坂両教育委員による教育への支配・介入は、さらに度を超したものになっています。都革新は9〜10月の決算委員会と文教委員会でそれをあばき厳しく追及しました。

 

 

■決算委員会 けしば質問

「つくる会」と一体で教育委員長の罷免を要求した大蔵・宮坂教育委員

 9月28日の教育委員会において、大蔵教育委員は、扶桑社採択に反対した丸田教育委員長の不信任動議を出すという前代未聞の行為に及びました(大蔵および宮坂の両「つくる会」系委員以外は賛成せず動議は否決された)。
不信任動議の理由の第一は、採択直後に丸田委員長が発した「(扶桑社の)教科書の使用にあたっては補助教材やガイドラインが必要」というコメントが、教科書使用を否定しているというもの。第二は、採択審議を傍聴した保護者が扶桑社採択強行に思わず怒りの声をあげた際、これをを静止しなかったということです。これらの「理由」は、9月15日に「つくる会」の八木秀次代表が出した「丸田委員長の罷免を要求する公開質問状」の中身とそっくり同じです。
 けしば誠一議員は決算委員会で「大蔵、宮坂両委員は、教育委員として『つくる会』による脅迫行為をやめさせるどころかこれに同調しており、『つくる会』そのものだ」と弾劾。さらに「埼玉県教委に『つくる会』の高橋史朗氏が入っているが、教科書採択の審議から外れた。杉並では『つくる会』の同調者が議事に加わり、藤岡副代表が傍聴席から圧力を加えた。これは公正中立を犯す重大な違法行為であり、採択は無効だ」と追及しました。
 答弁に立った納冨教育長は、「あくまでも独立した教育委員会内部の問題。見方は様々あり、委員(けしば)のような見方をされることも結構」などと開き直りました。しかし、けしば議員が、大蔵委員が丸田委員長との個人的なやり取りの中で知りえた個人情報や名誉にかかわるようなことまで不信任の理由にしたことをあばいて追及すると、「委員の見解として受け止める」と答えざるをえなくなりました。

■文教委員会 新城質問

180度逆の書き換え

 扶桑社版教科書に関する学校調査報告書の書き換え問題が、マスコミでも大きく取り上げられています。書き換え指示に納得できない2名の教員の勇気ある告発で明らかになったものです。追いつめられた教育委員会は、告発した教員の処分をねらっています。
 文教委員の新城せつこ議員は、扶桑社版歴史教科書の評価が180度逆に書き換えられた調査報告書を入手し、これを文教委員会で暴露しました(上に掲げたもの)。区教委の庶務課長に書き換え前と書き換え後の中身を読み上げさせると、あまりの違いに与党会派も静まりかえりました。このような不正・不法が行われた教科書採択は完全に無効です。採択のやりなおしを強く求めました。

戦前教育がモデルに

 区の「教育ビジョン推進計画」にある「杉並教育会」は、1886年結成の「信濃教育会」を参考にしています。新城議員は文教委員会で、「信濃教育会」が「興亜教育」=大東亜共栄圏づくりを掲げ、長野県から7千人もの若者を「満蒙開拓少年義勇軍」として中国侵略に送り出した事実をあばきました。
 小泉政権と一体で改憲・戦争をおし進める山田区長の「杉並教育会」づくりは、この「信濃教育会」の復活をめざすものです。区長が理事長の「杉並師範館」は「つくる会」教科書の思想を教える教員を養成するもの。一方で憲法や教育基本法の理念にもとづいて平和の尊さを教える教員を杉並から一掃しようとしています。断じて許せません。

 

「つくる会」歴史教科書採択撤回署名はじまる

杉教組、都高教第3支部がよびかけ

 「つくる会」教科書採択撤回へ現場の教育労働者が立ち上がっています。杉並区教職員組合(杉教組)と東京都高等学校教職員組合(都高教)第3支部(杉並・練馬・中野)の2つの組合のよびかけで、「採択の白紙撤回と審議のやり直しを求める」署名運動が始まりました(下の趣旨参照)。私たち都政を革新する会も、2つの組合のよびかけに応えて署名運動に取り組みます。「つくる会」教科書採択の不正・不法はすでに明らかです。教師・保護者・地域一体で署名を広げれば、採択撤回は必ずできます。

署名の趣旨

@ 「つくる会」歴史教科書(扶桑社版)の採択を撤回し、採択をやり直してください。
A 教員の意見を反映する採択制度に改めてください。
B 憲法・教育基本法に基づく教員の自由な教育活動や意見表明を保護してください。

教育基本法・憲法の改悪をとめよう!12・3全国集会

ぜひご参加を
日 時:2005年12月3日(土)
    午後2時〜4時(開場1時)
場 所:東京・日比谷野外音楽堂
参加費:無料

発言者 :大内裕和・小森陽一・高橋哲哉・三宅晶子・今井紀明・全国各 地の仲間たち
※集会後パレードを予定しています。
主催:教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会 www.kyokiren.net

清掃工場の委託反対

組合つぶし・人減らしで大事故も

 現在、東京23区内にある清掃工場の運営は、都から23区清掃一部事務組合に移管されています。ところが来年度から、この清掃工場の運営を民間に委託するという計画が発表されました。小泉政権の民営化攻撃と一体です。
清掃工場の民間委託は、東京清掃労働組合員の職場を奪い、組合をつぶして労働者の団結を破壊しようとする攻撃です。また、委託による「経費の削減」は委託労働者の劣悪な労働条件(極端な人減らし、低賃金、パート化など)によって支えられるものです。安全も軽視され、火災や爆発などの大事故がいつ引き起こされるかわかりません。
民営化は公共サービスにかかわる行政の責任放棄であり、あのJR尼崎事故をあらゆる生活場面で繰り返させるものです。東京清掃労働組合は委託反対の署名を呼びかけています。東京清掃労組の労働者とともに、委託反対の声をあげましょう。

 (北島邦彦)

 

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米軍再編と沖縄 辺野古のたたかいに連帯を

新城せつこ

 

 「沖縄差別だ」「新たな琉球処分だ」「基地撤去へゼネスト含めた全県的な政治行動を」「国家の暴力に抗して、この時代に私たち沖縄に生きる者が等しく生き残っていくためのたたかいを」―普天間基地の辺野古沿岸移設の日米合意に対し、沖縄の怒りは沸点に達しています。
 10月29日、日米の外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会は、在日米軍再編に関する中間報告の合意内容を明らかにしました。@普天間飛行場は辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸に移設、1800b滑走路の一部と駐機場は海上を埋め立てて建設(下図)、 A在沖海兵隊のうち7000人の司令部要員とその家族の県外移転。ただし歩兵・砲兵などの実戦部隊は残す、B米軍と自衛隊の基地共同使用などです。
 米軍再編に関する中間報告は、当初予定していた9月を大幅に越えて10月下旬となりました。地元住民の座り込み・海上阻止行動によって、辺野古沖の海上基地建設が完全に行き詰まったためです。
 こうした状況の中で、米政府は陸地に近い「浅瀬案」を主張し、名護市長もこれを支持。一方、日本政府は、辺野古隣接のキャンプ・シュワブ基地内に建設する「陸上案」を主張。日米政府双方は食い違い、二転三転を続けました。また、稲嶺沖縄県知事は、現行の辺野古沖案を「15年の期限付き」「軍民共用」の公約を掲げ推進してきた立場から、日米双方の新しい提案に反対し、三つ巴の食い違いとなっていました。
 今回の突然のキャンプ・シュワブ「沿岸案」の日米合意は地元を無視し、何の打診もないままに進められたもので、県知事や名護市長ですら拒否の姿勢をとらざるをえない状況です。  しかも日本政府は、海上埋め立てを強行するために、県知事がもつ「公有水面使用権限」を特別措置法で取り上げ、国に移すことまでもくろんでいるのです。基地に反対する反戦地主の土地を奪って米軍に提供するためにつくった「沖縄特措法」のやり方です。 「国策のためなら沖縄を犠牲にしてもかまわない」という沖縄差別の極致です。

写真 「県民無視の日米合意糾弾」―5千人が集まった沖縄県民大会(10月30日 那覇)

◆沖縄―本土を結んで

 97年以来、普天間基地の返還代替地とされた辺野古では、おばあ、おじいを先頭に座り込みが続けられ、県内外から多くの人々が駆けつけ、生活と命をかけた阻止行動をやり抜いてきました。今回の合意をうけた防衛施設庁長官の名護市長訪問には、辺野古のおばあたちも抗議にかけつけました。そのおばあに市長が握手を求めてきましたが、おばあは「現行案や浅瀬案もすべて反対するべきだ」とやり込めたそうです。 おばあたちは「子や孫たちのために二度と沖縄戦を繰り返してはならない」「イラクの人々に同じ苦しみをこれ以上強いてはならない」とたたかってきました。市長のあいまいな態度は許されません。
 横須賀への原子力空母配備、座間基地(座間・相模原)への米陸軍第1軍団司令部移転など在日米軍再編に対して、全国の住民から反対の声があがっています。辺野古・沖縄と連帯してたたかいに立ち上がることを心から訴えます。辺野古・沖縄―本土―世界を結ぶ力で、戦争を進めるすべての計画を葬り去りましょう。

写真 11・6労働者集会で若者たちが辺野古との連帯をよびかけた(日比谷野音)

 

海兵隊基地「キャンプ・シュワブ」先端の辺野古崎沿岸部に1800bの滑走路をもつ最新鋭基地を建設(写真囲み部分)

 

 

杉並映画村通信韓国ドラマの民族的エネルギーに脱帽

連載 第108回 

「宮廷女官チャングムの誓い」について

 NHK総合テレビで放映の始まっている、韓国の歴史もの大長編テレビ・ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を、先行するNHKテレビBS2の放映で、すでに全54話の大部分を見た。「冬のソナタ」の次に、日本でのブームが起こっている、話題の「韓流ドラマ」である。
 朝鮮王朝の皇帝の侍医にまでのぼりつめた、男性絶対上位の時代の一人の女官の、波乱にとんだ人生のドラマである。といってもこれは、格調高い歴史ドラマというより、歴史もの大長編メロドラマといったほうがいい、人間群像劇だ。それも、同じNHKの自国産大河歴史ドラマ「義経」のように、史実をふまえたお話を、日本の風土や四季の変化の映像描写を重んじて、絵巻物風にドラマとして展開していく形のものとは、まったく違う。
 女官の母親を皇位継承争いの暗闘で失ったヒロインが、同じ女官として生きる希望を貫いて、権謀術数いり乱れる宮廷で、何度も何度も失脚したり命を奪われたりしそうになりながら生きていく、韓国ドラマ独特の「恨」がテーマの人間劇なのである。その運命に耐えて、因習の根強い宮廷世界を、けんめいに生きていくヒロインの姿を描く、人間葛藤のドラマ作りのエネルギーのしたたかさには、脱帽(?)した。
 階級制度の厳しい社会で、一庶民の少女が、運命の荒波にほんろうされながら、宮廷料理の極意をきわめ、何度も何度も非運にさらされながら、皇帝の信頼をかちとり、女性として前例のないその侍医の座を得、愛する男性との仲もまっとうして、生き抜いていくのである。
 隣国である韓国の人々の持つ、人間観とその民族的エネルギーの強烈さに、まさに圧倒されるような思いだった。それを思い知っただけでも、これは得がたい学習であった。ヒロインを演じたイ・ヨンエの主演する劇場用映画「親切なクムジャさん」も日本公開中だが、こちらは奇っ怪な作り話映画で、あんまり面白くなかった。

コスモス歌壇

       高井戸東 川久保惠美(群緑同人)

繭(まゆ)を煮て取りたる糸に縒(より)を掛くる母を顕(た)たしむ糸縒車は

糸縒車まはせば紡錘(つむ)がうなり出すリズムは今もわが耳にあり

機織(はたおり)の下地(したぢ)作業は辛からき寒さに耐へつつ母に手伝ひき

身にまとふ大かた母の手織りにて一反上がればわが砧(きぬた)打ちぬ

 

日本民家園(川崎市)

こんちちは、「ふろむあす」です

ラットが実証 遺伝子組み換え作物の有害性

 GMO(遺伝子組み換え作物)の有害性が、また一つ生物実験で証明された▼この10月ロシア科学アカデミーでの実験報告。除草剤耐性大豆を食べさせたラットのメスは、出産に際し死産が56%(通常7%)と8倍もの高率となり、また生まれたラットの35%が20g未満の「未熟」での出産であった。ラットでの実証は、人間の例に近いことがわかっており、この実験結果は、衝撃をもって世界に伝えられている▼そもそもGMOの許認可にあたって、動物実験がなされていないこと自身がとんでもないことだが、この他にもさまざまな実験で、GMOの有害性が実証されている。GMOは、「食糧難を解決する。農薬の使用を減らす」などという前宣伝も、実際には収量減少、農薬使用量も増加という結果が報告されている▼GMOは、遺伝子操作で特許を独占し、農業=食糧生産を支配しようとする資本の新たな利益追求の姿だ。遺伝子組み換え大豆の9割は、アメリカのモンサント社という巨大なアグリ企業が独占している。そのモンサント社は、ブッシュ政権と深いかかわりを持つ。日本の企業も、これに対抗しようとGMO開発にしのぎを削っている。そこには人間と自然のかかわりをも破壊する資本主義の最後の姿がある。市場支配をめぐり戦争を繰り返す帝国主義のもう一方の姿だ。重大なことはこれまでの環境破壊と違って、遺伝子汚染は後戻りがきかない。何としても止めなくてはならない。

 

■天笠啓祐さん(遺伝子組み換え食品いらない!全国キャンペーン代表)のお話
●11月26日(土) 午後1時半〜4時●西荻南区民集会所第2集会室

おしらせ  おしらせ

国労5・27臨大闘争弾圧を許すな! 12・11全国集会
◆12月11日(日)午後1時〜星陵会館(永田町駅下車)◆主催 許さない会 03・3797・3690

 

吉田さんと考えよう 核と原発 最終回
◆話・吉田義久(相模女子大教授)◆12月12日(月)午後7時〜9時◆杉並産業商工会館第1集会室(阿佐谷南3)

 

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