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新コスモス
2005.9.1
第186号

INDEX
(1面) 「つくる会」=扶桑社版歴史教科書採択撤回へ 対談 新城せつこさん 小笠原城恵子さん 

(2面) 教科書採択後初の文教委員会 納冨教育長を追及

(3面) 高齢者の生存権守れ 介護保険改悪後初の交渉

(4面) 戦争体験者杉並100人の声の会第3回総会  「つくる会」教科書、小泉独裁政治に怒り

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「つくる会」=扶桑社版歴史教科書

採択撤回へ

対談 新城せつこさん 小笠原恵子さん 

(写真左)しんじょう・せつこ/ 杉並区議会議員(文教委員)
(写真右) おがさわら・けいこ/ 「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会で4年前から活動。

 

くやしいが負けた気しない

新 城 8月12日、杉並区教育委員会は中学歴史で「つくる会」編集の扶桑社版教科書の採択を強行しました(公民分野は大阪書籍)。しかし、全国的には「つくる会」の採択率は1%以下、東京の区市町村では杉並区以外はゼロとなりました。「つくる会」は、「全国1割、東京5割の採択をめざす」と言っていましたが、ここまで彼らを追い込んだ。これは、やはり全国的にも注目を集めた杉並・親の会の運動のがんばりが大きかったと思います。
小笠原 5月から署名運動を柱にしてやってきましたが、どんどん署名が増えていき、8月までに3万を超える数が集まりました。区役所前と阿佐ヶ谷駅前で毎週継続してやったことがよかったですね。そういう私たちの行動を見ている人は見ていて、信頼を得ることができた。署名でたくさんの人と話ができたし、会ったこともない人が、親の会の事務所まで署名を持って来てくれたり。次々に集会をやりましたが、そのたびに新しい人が来たり。
新 城 そういう継続的な取り組みが区内、そして全国を揺り動かす力になりましたね。
小笠原 それは私たちだけではなくて、労働組合やいろんな団体の方がいっしょにやってくれたから。教育労働者もいっぱい来てくれるようになった。「日の丸・君が代」強制に反対する被処分者の先生たちとも連帯できた。都革新の長谷川さんが都議選を教科書一本でやったこともすごいことだった。
新 城 そういう取り組みにもかかわらず、杉並では「つくる会」の歴史教科書が採択されたわけですが、「悔しいけれど、でも負けた気がしない」とおっしゃってましたね。
小笠原 「負けた気がしない」と言っても負けたんだけど(笑)。「負けた気がしない」というのは、ひとつは、8月4日の採択ですんなり通さず、継続審議に持ち込んだということ。流れは完全に勝ってたでしょ。区長の肝煎りの人物が3人も教育委員会に入り、3対2ですんなり通ってもおかしくなかった。けれども、そうはさせなかった。
新 城 議会も無視して勝手に教科書採択の要綱を変えていたり、区教委が「つくる会」と一体の「チャンネル桜」を後援してたり、現場教師の教科書評価を改ざんしたり、という中で、本当に簡単に採択されてしまうんじゃないかと、私も議会で顔面蒼白でやってましたが、これを押し返したのは、運動の力ですね。
小笠原 いつも自信満々の教育長が、採択の時にあんなにしどろもどろになるなんて、わたし思ってもみなかった。
 (以上1面。 以下2面につづく)

 

この教科書は絶対ダメ

現実の戦争を肯定
撤回へ大同団結を

 

 「負けた気がしない」というもうひとつの理由は、やるべきことはみんなやったから。それぞれがやれることをやりきった。
新 城 出せる力を出し切ったということですね。
小笠原 ほんとにそう。後悔することは何もない。

「戦争に向かう教科書」

新 城 8月4日の審議で安本教育委員が、扶桑社の教科書を「戦争に向かう教科書」と批判しました。「つくる会」や右翼団体は、安本委員を脅迫する「公開質問状」やビラを出し、12日の継続審議には「つくる会」系の右翼が全国から押しかけ、「つくる会」の藤岡信勝副代表が傍聴席で無言の圧力をかけるという異様な雰囲気が作られた。しかし、安本委員は意見を曲げなかった。これは区内、全国の運動の力があったからだと思います。
小笠原 区役所前や駅前での街頭宣伝、署名や傍聴が、大きな励ましになっていたと聞きました。
新 城 「つくる会」は「戦争に向かう教科書」だという批判に強烈に反応していましたが、やはりここに「つくる会」教科書の問題の核心があると思います。
小笠原 「つくる会」の教科書が戦争を賛美し、改憲を促していることは、すぐわかります。教科書展示で検定後の実物を手にとって気づいたのは、非常に巧妙に書き方を工夫しているということ。たとえばコラム。戦争というのはとても犠牲を強いる、悪いことをする、ということが書いてある。「日本も例外ではない」とちょっと付け加えてある。ところが「Aである」と言いながら、「でもBである」といって核心的な部分を否定していく。私たちは「つくる会」教科書を「歴史をねじ曲げ戦争を賛美する」と言っているけど、これは一番適切な表現だと思う。いっしょに活動してきた元教師の同僚は「皇国史観を植えつけるもの」と言っています。私の知り合いが朝日新聞に杉並の教科書採択について投書して載ったけれど、「天皇については何ページも費やしていながら、ヒロシマ・ナガサキのことはたった1〜2行」と書いたところは削られていたそうです。
新 城 「神武天皇」の記述など神話か史実かよくわからないような書き方で、戦前の教科書と同じです。
小笠原 「万世一系の天皇家」ということを子どもたちにわからせるためのものなんでしょ。
新 城 納冨教育長が審議の中で、「帝国書院、大阪書籍の教科書は『平和の理念』を語っているが、扶桑社は『戦争はなくならないという現実』を語っている」と言っているでしょ。まさにこの扶桑社の教科書は、戦争を是としている。戦争はぜったいダメ、戦争をやめさせるにはどうするべきかというのが、憲法や教育基本法の理念にもとづく本来の教育でしょう。だから戦争の加害と被害の事実を語り継いでいかなくちゃいけない。ところが扶桑社の教科書は、イラク侵略戦争をはじめ現実の戦争を是として、その中でどうやって日本が生きていくかとする。今の自民党、小泉政権の政治的意図そのものが貫かれた教科書ですよね。
【写真上】マスコミ注目の中、区教委に署名提出【下】区役所囲んだ人間の鎖(8月4日
小笠原 扶桑社にはヒロシマ・ナガサキのことがほとんど書かれていない点について、扶桑社支持の大蔵委員は「誰でも知ってるし、どこでも調べられるからいい」と言った。でも教科書というのは、誰でも知っていること、知らなければいけないことをしっかり教えるものでしょう。扶桑社のは「教科書」じゃない。

異常な教育への圧力

新 城 まさかそんな教科書が採択されるなんて思わないわけですよね。それが教育長の「扶桑社が1番」だという一言で決まった。
小笠原 教育長もそのときは苦渋の表情で、ようやく言えたぞという感じ。落ち着きがなく、うなってたのが、公民の審議に移ったとたん口もよく回り、笑顔も出て。でも教育長は絶対に自分の良心に問い返される時が来ると思う。公民では誰からも扶桑社のふの字も出ず、たった15分くらいで大阪書籍に決まった。
新 城 歴史だけは扶桑社にするという何らかの取引があったとしか思えませんね。教育長は「歴史的な大罪」を犯したと言わざるをえません。政治権力や右翼の脅迫とか圧力の下で杉並の教育行政が行われているという現実。絶対にあってはならないことです。
小笠原 「つくる会」を支持する2人の教育委員と教育長を選んだ区長の責任を追及しなければ。
新 城 違法・不法の採択は撤回させるしかありませんね。今後どのような取り組みを考えていますか。
小笠原 採択に抗議し撤回を求める集会をやりたい。毎週月・水の区役所前、土・日の阿佐ヶ谷駅前での宣伝活動も続けます。教育委員会や教育長への申し入れも。今ビラの受け取りがものすごくいいの。区役所の職員のみなさんもよく受けとってくれる。撤回の署名は集めてないのですか、とよく聞かれますが、みんなと大同団結してやれるようにしたいですね。杉教組がとてもすばらしい採択撤回の声明を出したでしょ。
新 城 来年から実際に使わされるのは杉並の教育労働者ですからね。
小笠原 こんな教科書は使えないと、教育労働者のみなさんに採択撤回運動の中心になってほしいですね。「教え子を再び戦場に送らない」ということが合言葉だったわけですから。
新 城 まだまだ運動は続きます。がんばりましょう。

小泉政権打倒へ行動を

民営化と戦争

 小泉・自民党を勝たせたらどうなるのか。郵政民営化を突破口とする全公務員職場での大リストラと組合つぶし(民間の全職場に波及する)、大増税(消費税の大幅引き上げ)、年金・医療・介護のさらなる切りすて、憲法改悪・教育基本法改悪とイラク派兵の継続、北朝鮮・中国に対する戦争――これらすべてが「支持」されたとして、どしどし推進されることになります。そしてこれに反対する者は「反改革派」として徹底的に攻撃されるのです。すべての労働者民衆の力をあわせ、団結し、小泉・自民党を何としても「大敗」に追い込まなくてはなりません。何より杉並で、「つくる会」教科書採択を推進した石原知事=山田区長と直結している自民党候補をたたき落としましょう。
●郵政民営化とは何なのか 「官から民へ」「公務員を減らし小さな政府へ」―小泉首相はこうしたフレーズをくり返し、郵政民営化に反対する者は「改革を止める者」として徹底的に攻撃し、そのことで世論をひきつけようとしています。しかし郵政民営化の攻撃目標は、自民党内の「守旧派」「造反組」らにあるのではありません。郵政民営化の本当の攻撃目標は、郵政職場の労働者と全公務員労働者であり、そしてすべての民間職場で働く労働者(「国民の大多数」)なのです。郵政民営化によって郵政労働者を大リストラの嵐にさらし、労働組合をつぶし、その勢いで労働者全体に対する首切りと戦争動員の攻撃を徹底的にすすめようとしているのです。
 いま、政府・自民党・財界は、やりたい放題に民営化、リストラ、社会保障の解体をやり、戦争への攻撃を強めています。労働組合が弱体化し、労働者の団結と抵抗の力が弱まってしまっているからです。
●組合つぶしは戦争への道
 それでもまだ日本には、大きな労働組合組織を維持している職場があります。郵政、自治体、教育などの公務員職場です。小泉・自民党は、この公務員労組をつぶし、憲法改悪反対・戦争反対を掲げて労働者の生活と権利を守ろうとする労働組合をなくしてしまおうとしているのです。
 労働組合がつぶされ、労働者が資本・政府への抵抗の手段を失った時、何が起きるのか。JR尼崎事故のような大事故です。労働者の命や安全は資本のもうけのために徹底的に犠牲にされるのです。そして戦争です。労働者が資本・国の言いなりになれば、小泉・自民党は、やすやすと憲法を改悪し、教育を戦争教育に変え、戦争への道を突き進むことになります。郵政民営化=組合つぶしに反対するたたかいには、労働者民衆全体の未来がかかっています。小泉・自民党打倒へあらゆる行動に立ちあがることを訴えます。

 

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教科書採択後初の文教委員会 納冨教育長を追及

新城せつこ

 

 8月25日、教科書採択後はじめての文教委員会で、扶桑社の歴史教科書採択を決定づけた納冨教育長を追及しました。
 まず冒頭、東京23区で扶桑社を採択したのは杉並のみで、杉並区教育委員会は歴史に汚名を残したと弾劾しました。続いて採択過程で教育長・区教委事務局が「つくる会」と一体になり違法・不法行為をくり返してきたことを追及。とくに扶桑社の歴史教科書を「戦争に向かう教科書」と批判した安本教育委員に対する「つくる会」の「公開質問状」の名を借りた脅迫行為と、それへの区教委・教育長の対応を徹底的にただしました。区教委は安本委員への脅迫を容認して何の対処もせず、しかも脅迫を行った「つくる会」副代表(藤岡)を採択審議の傍聴に入れました。あげくの果てに審議で教育長自身が、「つくる会」の「公開質問状」と同じ言い方で「どこが戦争に向かうものなのか」と安本委員に詰め寄ったことは、もはや犯罪的と言わなければなりません。私の追及に教育長はうつむくだけで答弁に立てず、事務方が「脅迫とは言えない」と「つくる会」をあくまで擁護。断じて許せません。
 杉並区教委にあがっていた現場の教師ら専門家の調査報告書では、扶桑社は低い評価しかされていませんでした。ところが区長の意をうけた教育長の一声で扶桑社が採択されたのです。不法・違法の異常な圧力のもとでの採択は無効です。必ず撤回させましょう。

納冨教育長(手前)を追及する新城議員=文教委員会 

 

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高齢者の生存権守れ

介護保険改悪後初の交渉

八木ケ谷妙子代表(写真中央)を先頭に介護の保障を迫る住民の会=8月24日 区役所 

 8月24日、介護と福祉を要求する杉並住民の会は、介護保険法改悪後はじめての区との交渉を行い、40名の会員らが参加しました。
 住民の会は、@要支援・要介護1の人の生活援助介護を切りすてないこと。A来年4月からの保険料値上げをしないこと。自己負担分の支払いが困難な人の介護保険利用料の減免を。Bいつでも誰でも、安心して入れる施設の拡充を。C介護労働者の労働条件の改善、資格取得のための助成を―以上4つの要望を区に出しました。
区側は、高齢者の鋭い必死の追及によって「画一的に生活援助をカットすることはない。今できていることを続ける」「要支援でも生活援助介護は継続できる」と回答せざるをえませんでした。また、区は介護労働者の労働条件について関与しないとしてきましたが、労働基準監督署と連携しながら対応すると態度をあらためさせました。
 区は一方で、来年4月からの保険料値上げを当然とし、介護保険改悪でこれまでの介護が受けられなくなる人にはボランティアを活用すると述べるなど、行政の責任を回避する姿勢も示しました。しかし今回の交渉で、介護保険改悪後も必要な生活援助を認めさせるとっかかりをつかむことができたと確信します。
 「自助努力」「自由な選択」と称し、ますます必要な介護を奪っていくのが改悪介護保険です。住民の会は「必要な人に必要な介護を公費で保障せよ」を掲げ、高齢者の生存権を守ぬきます。
総選挙で保坂氏推せん
 住民の会は、総選挙で保坂展人氏(社民党・東京ブロック比例区単独)の推薦を決定しました。介護をうばい、戦争に向かう小泉政権を倒しましょう。
(杉並住民の会事務局長・長谷川ひでのり) 

11・6労働者集会へ

団結と国際連帯で世の中を変えよう

 


 郵政民営化法案を否決された小泉政権は総選挙に訴え、戦争と民営化(=労組破壊)攻撃をがむしゃらに進めています。杉並区は保護者・教員の反対の声を押し切って戦争を進める「つくる会」教科書を採択しました。敗戦60年8月15日の靖国神社には、右翼団体を先頭に20万人の参拝が呼びかけられました。連合は7月の中央委員会で改憲案を出し、憲法9条改悪にかじを切りました。そのもとで年間3万2千人の労働者が自殺に追いこまれ、全国民の100人に1人以上が生活保護を受けているのが実態です。このような現実に怒りは満ちあふれ、闘う労働運動の再生を求める声はいたるところで高まっています。
尼崎事故は、民営化により現場で働く労働者の首を切り、外注化し、組合が力を弱め協力してきた結果です。民営化とは社会の隅々にまで弱肉強食の資本の論理を貫いて9割の労働者を非正規雇用化し、労働組合をつぶすための財界の切り札です。郵政をはじめ国や自治体業務の民営化は、民間労働者のさらなる低賃金化をもたらします。戦争と民営化の逆流に立ち向かう力は、労働者の団結の回復と国際連帯以外ありません。
 処分をおれず安全運転の闘いに立ち上がった動労千葉、委員長以下6名逮捕の大弾圧とたたかっている全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同の3組合がよびかける「闘う労働組合の全国ネットワーク」こそ、党派や産別の違いを越えた労働運動の再生を実現する力です。
この集会には同じ攻撃とたたかう韓国民主労総、米サンフランシスコ港湾倉庫労組などが大挙して合流します。
 都政を革新する会は、区民・支持者のみなさんに11月6日・韓・米労働者1万人集会(日比谷野音)への賛同と参加を呼びかけます。この力と結び杉並で、労働者と中小零細業者の暮らしを守る政党を目指します。

写真 昨年11月の労働者集会=04年11月7日 日比谷野音 

あやまちはくり返さない 被爆―敗戦 から60年

 

8・6 被爆60周年のヒロシマ

けしば誠一

8・6広島の街をデモするけしば議員と新城議員

 

 被爆から60年目の8・6広島で反戦反核の誓いを新たにしてきました。
 杉並で「つくる会」教科書採択をめぐる攻防が続く中、原水禁運動の中心地・ヒロシマへの攻撃も激しくなっています。「過ちは二度と繰り返しません」という碑が破壊され、「つくる会」系右翼団体が平和公園に登場し、原水禁大会も改憲を掲げた連合が支配しようとしています。この大逆流をはねかえし、被爆者・被爆2世・3世、広島の労働団体・市民団体らが呼びかける「戦争・核と改憲打ち砕け!8・6ヒロシマ大行動」が開催され、3000人の結集で大成功しました。
 被爆者の訴え、劣化ウラン弾の被爆治療にあたるイラクの医師、韓国テグ市からの訪問団、中国重慶大爆撃の被害者から国際連帯が呼びかけられ、杉並からも新城せつこ区議が「つくる会」教科書とのたたかいをアピールしました。

 

8・15 靖国・教科書・改憲―国家主義と対決

北島邦彦

8・15靖国参拝弾劾行動

 

 8月15日、なかのゼロで「60年目の戦争責任―憲法9条と靖国参拝」をテーマに8・15労働者市民の集いが開催され500人が参加しました。都革新も集い実行委員会の構成団体として多くの杉並区民とともに参加しました。
 集会の冒頭、午前に行われた靖国参拝抗議行動の速報ビデオが上映されました。たたかいの現場からの報告として杉並から、「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会が登壇。杉並区教育委員会を弾劾するとともに、たたかいはこれからと訴えました。毎年恒例の松元ヒロさんのコントは「小泉純一郎の靖国案内」。鋭い風刺に爆笑しながら、たたかいの決意を燃え立たせます。メイン講演は、教育基本法改悪反対の全国運動の呼びかけ人である大内裕和さん(松山大学教員)。「労働組合と平和」と題し、労働組合こそ戦争を阻止する核心的力だと訴えました。
 集会後半は国際連帯の企画で、韓国・民主労総、アメリカ・運輸労働者連帯委員会、日本・動労千葉の3国労働者のアピール。労働者の国際連帯で戦争と民営化とたたかおうと誓い合いました。靖国・領土・教科書など高まる国家主義・排外主義をうち破るのは労働者の国際主義です。

 

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戦争体験者杉並100人の声の会第3回総会

「つくる会」教科書、小泉独裁政治に怒り

戦争に向かう政治に断固待ったをかける

8月28日 高井戸地域センター集会室

 8月28日、高井戸地域区民センターで「二度と戦争は許さない! 〈戦争体験者杉並100人の声〉の会」が第3回総会を開催しました。会の共同代表であり、ともに今年92歳の八木ケ谷妙子さん(阿佐谷北)、小笠原荘子さん(浜田山)をはじめ、会員のみなさんが元気に出席しました。
 あいさついに立った八木ケ谷さんは小泉政治にふれ「一生懸命生きている者を乱暴に踏みにじるのが戦争なんです。ああいう乱暴な政治をするなら、いつ何をやらかしても不思議じゃない。この政治に断固待ったをかけるという使命を強く感じます。そういう総会にこれだけの頼もしいみなさんが顔を出してくれたことは、何よりの力」と述べ、参加者をふるいたたせました。
 杉並での「つくる会」教科書採択反対運動の特別報告を杉並・親の会のメンバーから受けた後、宮澤一郎さん(宮前)が議案提起を行いました。宮澤さんは「戦争体験者こそが、今の政治指導者のデタラメな言動をたださなければならない。正義の戦争などない。教科書まで変えて国民をおかしな方向へもっていこうとするのを許してはならない」「ヒトラーのような独裁を許したらおしまい。小泉を落とすために力を尽くす」と訴え、街頭宣伝活動、、11・6労働者集会への参加、12・8日米開戦の日にあわせた戦争体験交流集会の企画などの行動方針を提起。全体の拍手で採択されました。その後参加者全員が、それぞれの体験をふまえ発言。参加していた在日中国人は、「みなさんの声に涙が出るほど感謝します。みなさんの活動をぜひ中国人にも知らせてほしい」と述べ、力をあわせて「つくる会」教科書を阻もうと訴えました。 

 

杉並映画村通信思わずゾッとしてきてしまった!

連載 第106回 

今年の夏の日本映画を回想する

 

 毎シーズンある週刊誌の企画でやっている、「夏休み映画30本採点表」で、今夏は何とか25本の作品を見て、点数をつけた。なかなか疲れる仕事なのだが、これは毎年その時々の世界の映画の動向というものを、チェックするいい機会でもあるのである。
 アメリカ映画の手を抜いた低迷ぶりは、ここもう何年もまったく同じことなのだが。特に今年は日本映画の話題作の数々の、実によく似たダメさぶりには、思わずゾッとしてしまった。
 「亡国のイージス」の、自衛艦や戦闘機まで使わせてもらいながらの、話の筋の展開もテーマもよく解らぬ、一見大作風の舌っ足らずの映画作り。「妖怪大戦争」の、道具だてや特撮CGには手間をかけながら、お話作りがまったくダメな、まさに映画以前の出来あがり。
 「運命じゃない人」の、シナリオ構成のマニアックな工夫のみで、一本の映画を作ってしまった底の浅さ。「HINOKIO」の、コンピューターグラフィックスの特撮に恐るべき手間をかけながら、古くさい子どもドラマのパターンで映画を作ってしまったダメさ。
 「心中エレジー」の、青くさい大学映研の素人映画のような、よくあるタイプのひねった作品作り。「姑獲鳥の夏」の、一見おどろおどろしい謎の映像世界が、俳優たちのセリフのみで次々と説明されて、進行していってしまう、安直さ。
 「星になった少年」の、わざわざタイ国に全面ロケをしていながらの、いちばん安易なドラマのパターンで話がくくられていってしまう愚かしさ。「埋もれ木」の、アートシアター風の、古風な観念の図式化による、もったいぶった映画作り。
 いずれも、技術的にはかなり高度なことをやっているのに、シナリオが古いパターンで作られていて、テーマはまったく新しい主張を生み出し得ていない――という共通点で、みごとなまでにくくられる。今あるわが日本、そこで生きている日本人の限界とでもいうべきものを、映像で実証されているようで、見ているうちに何だか、ゾッとしてきてしまったのである。

※本紙掲載分に加筆修正もれがありました。お詫びします。

コスモス歌壇

京の旅(2)

高井戸東 川久保恵美(群緑同人)

遙かなる琵琶湖の視野をさへぎれる墓碑さながらのビルを厭(いと)へり

浮御堂巡りつつまなこ眩(くら)みたりややに濁りてたゆたふ湖(うみ)に

信長の墓碑銘はわが読み得ねど本能寺裏庭にいにしへ偲(しの)ぶ

もろもろの怨嗟(えんさ)の炎(ひ)の中に自決せし信長を惜しむ声あり今も

都革新高円寺事務所の窓からのながめ

☆踊りを眺めながらビールとつまみで楽しく交流しました

阿波踊り鑑賞会

 都革新後援会の夏の恒例行事、阿波踊り鑑賞会が、今年も高円寺事務所でにぎやかに開催されました。2日間で100人を超える後援会員、支持者のみなさんが参加しました。

こんちちは、「ふろむあす」です

作られる肉

 「人工霜降り肉」。ファミリーレストランなどで出される150グラムで1000円くらいのサーロインステーキは、ほとんどがコレ! レストランなどでは、加工肉であることを表示する義務がないため、消費者は何も知らずに食べています。国内生産量は何と年間2000万食!▼「人工霜降り肉」は乳化させた和牛の牛脂を赤身肉に注入して全体に「サシ」が入ったピンク色に仕上げ、金属枠にはめてステーキ状にします。裂け目などは結着させて完成させるとのこと▼問題はないのでしょうか。乳化させる際に使われる「天然乳化剤」とは。裂け目等を結着させるには何を使っているのか。和牛の牛脂に問題はないのか。さらに問題は赤身肉。オーストラリア産の搾乳を終えた安い廃牛の肉で、固くてハンバーグにするしかなかったものが、牛脂の注入で、日本では高級とされる「霜降りステーキ」に変身―これは消費者を欺く、誇大宣伝にあたるのでは?▼この「人工霜降り肉」は、北海道のホクビーという会社が作っていて「メルティークステーキ」というのがその名前。ファミレスに行かれたときぜひ確かめてみてください。「人工霜降り肉」は米国産牛肉が輸入禁止となってから、急速に売上げを伸ばしていて、他の企業も参入をねらっているとか。ホクビーではさらに焼肉をねらっています▼BSEが、牛の大量生産、大量流通に原因があったように、加工肉の氾濫は良い結果をもたらしません。牛を育てるには、たくさんの穀物を必要とします。その分の穀物があれば、世界の飢餓が救われます。日本人の「サシ」好きは変わらねば。

 おしらせ

阿佐ヶ谷市民講座
えん罪はこうして作られた
講師 三浦和義( 作家)
◆ 9月 22日(木)午後 6時半◆ 劇団展望(阿佐谷南3・3・32)

◆阿佐谷市民講座実行委(03・3394・3848)

 

ファシズムに立ち向かおう!教基法・憲法改悪阻止の運動を発展させよう!

9・23百万人署名運動全国集会

◆9月23日(金・休日)午後1時開場◆すみだリバーサイドホール(墨田区役所そば)
◆講演/「自民党・新憲法第1次案を切る」浦田法穂(名古屋大教授)
◆主催/とめよう戦争への道!百万人署名運動(03・5211・5415)

★杉並人物列伝は休載します。

 

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