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新コスモス
2005.8.1
第185号

INDEX
(1面) 「つくる会」教科書 絶対とめる! 人間の鎖 都議選の熱いたたかいを引きついで「つくる会」教科書阻止へたたかいます。お礼と新たな決意 長谷川ひでのり

(2面) 都議選をたたかって。「つくる会」教科書を使わせない杉並訴訟 みんなで支えましょう

(3面) ヘルパーさんをうばわないで! 8/24対区交渉へ。被爆60周年ヒロシマ大行動へ。アスベスト飛散の責任追及を

(4面) すぎなみ人物列伝 安藤登志子さん(5)/白井佳夫の映画村通信 日本映画「Dear フランキー」と「ヴェラ・ドレイク」 /こんにちは ふろむあすです/おしらせ

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杉並区教委 8月4日に教科書採択

「つくる会」教科書 絶対とめる! 人間の鎖

「国のために死ね」という教育はさせない

つくる会派議員 ----「靖国神社で次の戦争は勝つと誓え」と発言!

区役所をとりまこう 7月27日正午、8月4日 午前 区役所前集合

(写真は800人が集まった6月22日の杉並区役所前行動)

 杉並区教育委員会が、8月4日(木)に来年度から4年間使う中学教科書の採択を行います。子どもを再び戦場に送ろうとする「新しい歴史教科書をつくる会」の中学歴史・公民教科書(扶桑社版)の採択をとめる運動は、最大の正念場を迎えました。
 「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会は、教育委員会が開催される7月27日(水)、そして採択日の8月4日(木)にあわせて、区役所をみんなで取り囲む「人間の鎖」行動を呼びかけています。「つくる会」教科書を使わせない杉並訴訟も開始されました(2面記事参照)。東京・杉並のたたかいに、全国が注目しています。杉並が全国の流れを決めます。何としても、杉並で「つくる会」教科書をとめましょう。  保護者・教師・子ども、そしてすべての労働者、住民には、「戦争で死ね」と教える教科書・教育をきっぱりと拒否する権利があります。 「日露戦争万歳」「大東亜戦争は自衛戦争。侵略戦争だったと反省するのは自虐的」「特攻隊に感謝を」などと叫ぶ山田区長とたった3人の教育委員が、密室で「つくる会」教科書を採択し、杉並の子どもたちに押しつけることなど絶対に許せません。「つくる会」教科書を推進している山田区長、石原知事、自民・民主の極右議員らは、子どもたちを再び戦場に送り込む「死の手配師」です。
 これは誇張でも何でもありません。「つくる会」教科書を推進している西村真悟衆院議員(石原知事の「盟友」。民主党の極右派)は、7月7日に開かれた「小泉首相の8・15靖国参拝を支持する集会」で、「今度戦争する時は断じて負けない、勝つと誓うために靖国に参拝すべき」と発言しました。今度こそ「勝つ戦争」をするというのです。西村議員は「戦場は東シナ海、台湾海峡だ」と言い放っています。彼らは本気です。
 彼らはこうした戦争をやる国民、命を投げ出す兵士を必要としています。そのための道具が「つくる会」教科書であり、靖国神社なのです。子どもたち、私たちの命と未来をかけて、「つくる会」教科書を絶対にとめましょう。 

杉並のたたかいに全国が注目!TBSのニュース23で杉並・親の会の運動が報道されました 

都議選の熱いたたかいを引きついで「つくる会」教科書阻止へたたかいます

お礼と新たな決意 長谷川ひでのり

 全力を尽くしてたたかいぬいた選挙戦でした。「石原知事に挑戦状」を掲げ、「つくる会」教科書採択阻止を最大の公約として、もてる力をふり絞ってたたかいました。みなさんには、本当に力強いご支援をいただき、ありがとうございました。しかし健闘およばず、当選にはいたりませんでした。期待にこたえられなかったことは残念でならず、申しわけありません。
     ★
 今回の選挙戦で「つくる会」教科書絶対阻止を争点にしてたたかいぬいたことは、まったく正しかったと確信しています。
 「つくる会」教科書は、再び子どもたちを戦場へ送るものです。これとのたたかいに、教育労働者を始めすべての労働者人民の未来がかかっています。「つくる会」教科書の採択に反対する杉並・親の会が進める反対署名は2万筆に迫り、さらに続々と集まっています。「つくる会」教科書採択の差し止め訴訟も始まりました。「つくる会」教科書阻止のたたかいは、これからが最大の勝負です。
 私は8月4日の採択日に向け全力でたたかい、「つくる会」教科書採択を阻む決意です。このたたかいに勝利することこそ、私に寄せられた7977票の一票、一票にこたえ、今度の敗北をのりこえる道です。
     ★
 戦争の時代に真っ先に切り捨てられる介護・福祉の問題についても、私は介護と福祉を要求する杉並住民の会のみなさんとともに、今後も全力で取り組んでいきます。6月22日、国会で介護保険の改悪が強行されました。小泉政権と奥田・日本経団連は、高齢者の介護、福祉を切りすてて、国家財政を戦争のためにふり向けようとしています。石原都政はその最先頭に立っています。こんな攻撃を許すわけにはいきません。杉並住民の会の運動、介護保険に異議あり! 全国ネットワークの運動を全力でにない、介護と福祉をうばい返していきます。
 こうしたたたかいをとおして労働者民衆のたたかいの大きな前進を実現できると確信します。今後もみなさんとともにたたかうことを新たに決意して、ごあいさつといたします。

後援会恒例行事 高円寺阿波踊り鑑賞会

8月27日(土)/28日(日) 午後6時〜

都政を革新する会 高円寺事務所 杉並区高円寺南4-5-3 豊岡ビル3F 電話/FAX 03-5378-1352

●会費/1000円

●主催/都政を革新する会後援会

 

 

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都議選をたたかって

 7月10日、都政を革新する会と後援会は、都議選報告会を阿佐谷南の産業商工会館で開催しました。都議選の結果は、大変厳しいものでしたが、多くの支持者、後援会員のみなさんにかけつけていただきました。候補者としてたたかった長谷川代表のあいさつ、けしば誠一区議からの報告の後、出席者から激励の言葉、選挙戦の総括と今後のたたかい方について真剣な意見、貴重なご批判を多数いただきました。都政を革新する会は、何としてもこれにこたえ、次の飛躍へ挑戦します。みなさんの声の一部を紹介します。

(左)選挙戦最終日、荻窪駅北口で長谷川候補に声援を送る支持者(7月2日) (右)都議選報告会で長谷川さんに激励の拍手 

 

Aさん

 票の結果が出て、ひっくり返るほど驚いた。普段いろいろな形で下地をどう作るのか。ふり返ってみると今回の選挙、われわれの下地がまだ足りなかったんじゃなかろうかと思います。

Bさん

 人物よりは政党で選ぶという方が、私の回りに何人かいました。都革新がいろんなことができるというようになんとか宣伝をしたいと思っています。

Cさん

 都革新とはどういうものなのか、都革新がみなさんの生活を守っているということが、まだ広がっていないと思います。そういう宣伝がもっと必要。

Dさん

 選挙というのは大衆とともにあって、負けても勝っても正しくいこうじゃないかというところです。がっかりはしていません。そのかわり長谷川さんにはいつまでも期待しています。

Eさん

 「勝ち負けはさもあらばあれ 魂の自由を求め我はたたかう」―私は杉並区民がみな魂の自由を求めてたたかうならば、長谷川さんの勝利の日は必ずやってくるのではないかと思います。生徒に魂の自由を教える教師が現れなければ。山田区長の杉並師範塾、そんなもので教師が育ちますか。魂の自由を求める青少年を期待してやみません。

Fさん

 今度こそ長谷川さんは入ると思っていた。私の同窓生とか住民の会で知りあった方全員にお願いしました。介護保険に反対しているのは長谷川さんだけです。『石原知事に挑戦状』24冊売りました。買った人は全員入れてます。みなさんがあの本は本当によかったと言ってくれました。Hさん
 日常的に地域を歩くのは大事なんだなあと思います。選挙民にわかりやすい言葉を使った方がいい。

Gさん

 私としては現下の情勢のなかで健闘したと思う。「過激派」キャンペーン、『赤旗』なんかにものってた。けれども場合によっては、徹底的に「過激」にならなくちゃいけないこともある。
 破れたとはいえ、熱い選挙戦だった。ここにお集まりのみなさんが中心となり、血を吐くような努力と汗をかいて、がんばって取った8000票です。何がなんでも「つくる会」教科書採択は阻止する。みんなで再度がんばろう。

Iさん

 勝った、負けたではなく、依然として長谷川さんを必要としております。あなたが貫いてきた道を歩んでください。期待しています。

選挙中、「つくる会」教科書反対署名を持ってきてくれた中学生と握手する長谷川さん

後援会から

都革新後援会長 実方精一

今度の都議選にあたり、多くの人たちに長谷川当選のためがんばっていただきましたが、残念ながら当選することはできませんでした。しかし、多くの住民が自分たちの選挙と思い、高齢者から若者、近所のおばちゃん、おじちゃん、みんなで必死にかけずりまわって得た7977票です。これをもとにして、今後の都政にたいして、また、新たな段階に向かって一生懸命がんばっていこうと思います。
 今回は残念ながら当選はできませんでしたが、2年後の次の区議選に向かって、今の力を数倍出していただきたいと思います。
 後援会長としては、当選できなかったことは大変申しわけないと思います。今後とも一生懸命がんばりますので、住民のみなさんも、全国からかけつけてくださったみなさんも、これに懲りず、ぜひまたご支援をよろしくお願いします。

「つくる会」教科書を使わせない杉並訴訟

みんなで支えましょう

新城せつこ

7月13日のNEWS23(TBSの報道番組・筑紫哲也キャスター)で、杉並の「つくる会」教科書採択反対運動が大きく報道されました。写真は放送での杉並訴訟提訴の場面。 

 7月1日、「つくる会」の教科書採択の差し止めを求める裁判をおこしました。杉並の区立学校に子どもを通わせる保護者を中心に10人が原告です。弁護団は5人。
山田区長が「つくる会」教科書の「広告塔」となっている極右衛星テレビ「チャンネル桜」の杉並支部結成集会のメイン発言者となったこと、区教育委員会が同集会を後援したこと、議会や区民に内緒で教科書採択要綱が改悪されたことなどが明らかになり、多くの疑念の声があがりました。「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会は、区教育委員会による「チャンネル桜」後援の撤回などを再三申し入れてきましたが、回答はありません。このような状況で公正な採択など期待できるはずがありません。今回の提訴は、現実に教科書採択手続きが進行する中での「杉並・親の会」のみなさんのやむにやまれぬ行動です。「つくる会」教科書採択を阻むために「やれることはすべてやろう」と立ち上がった原告に心から敬意を表します。杉並訴訟は、マスコミ各社に取り上げられ、全国で採択阻止をたたかう人々に大きな反響を呼んでいます。
訴状は「つくる会」教科書の違憲性、違法性を明確にしています。

 @憲法・教育基本法に違反

戦争を美化・肯定する記述は、「戦争放棄」を定めた憲法9条違反、「平和と真理を希求する人間の育成」「平和的な国家及び社会の形成者」の育成を教育の目標とする教育基本法前文・1条に違反。国家主義や天皇中心史観の強制は、19条「思想および良心の自由」、20条「信教の自由、国の宗教活動の禁止」に違反します。
「旭川学力テスト事件」に関する最高裁判決は、「(子どもが)自由かつ独立の人格として成長することを妨げるような国家的介入、例えば誤った知識や一方的な観念を子どもに植えつけるような内容の教育を施すことを強制するようなことは、憲法26条(教育を受ける権利)、13条(個人の尊厳)の規定からも許されない」としています。「つくる会」教科書は、まさにこの「許されない」ことをやるものです。

 A採択の不公平・不公正

区教委が「チャンネル桜」集会を後援し、この「チャンネル桜」が「他社の教科書を攻撃」や「著作関係者を通じた勧誘活動」などの違法行為を展開しています。「公平・公正」さはまったくありません。

 ◆支援の輪をひろげて

この裁判は、「つくる会」教科書が採択されることによって、中学生とその保護者、杉並区民、中学社会科教師、在日韓国・朝鮮人、中国人のそれぞれの立場に、どのような不利益を及ぼすのかという視点から問題を指摘しています。たたかいを支える輪に、みなさんも加わってください。

 

 けしば誠一議員、新城せつこ議員が所属する杉並区議会の委員会が、次のように変わりました。
●けしば議員
 保健福祉委員会
 道路交通対策特別委員会

●新城議員
 文教委員会
 医療問題調査特別委員会

 

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ヘルパーさんをうばわないで! 8/24対区交渉へ

「給付を削るな 認定下げるな 値上げするな」

改悪介護保険とのたたかい

 長谷川事務局長を押し立て都議選をたたかいぬいた住民の会。連日街頭に立って奮闘 

 今度の都議選を杉並住民の会は、長谷川ひでのり事務局長を候補にしてたたかいました。八木ケ谷妙子代表を先頭に街頭演説や駅頭ビラまきに連日立ち、「戦争ではなく介護と福祉を!」「高齢者が生きづらい時代になっている現状を変えよう」と訴え、地域でも多くの高齢者、住民から力強い激励やご支援をいただきました。残念ながら勝利することはできませんでした。しかし、 結果の悔しさをバネにして、長谷川事務局長とともに今後もたたかっていきます。

6・22介護保険改悪法案成立弾劾!

 都議選開始直前の6月22日、介護保険改悪法が自民党、公明党、民主党によって成立させられました。私たちは怒りを込めて弾劾します。この改悪法は、介護を切りすて、給付を制限し、介護保険料を値上げするという大改悪です。
@施設入所の制限と自己負担の大幅増。今年10月から施設利用料が、ホテルコストと食事代の自己負担化で、一人あたり3万〜5万の大幅値上げに。
A軽い要介護度の人の介護保険からの排除。「新予防給付」を導入し、いま生活援助介護を受けている大半の高齢者から命の支えであるヘルパーさんをうばい、筋力トレーニングで鍛えて「自立」しろというもの。
B新しい認定調査の行政への一元化。介護認定を厳しくして介護給付を減らし、ケアマネージャー資格の更新制で管理強化を図る。
 さらに「尊厳死」思想の導入(法律の「目的」に「高齢者の尊厳の保持」をもりこんだ)、市民健康診査の介護保険財政への移行など、文字通り「高齢者の命を削る」大改悪です。今後、介護保険料の大幅値上げも必至です。
 「介護保険は廃止し、必要な人に必要な介護を全額公費で保障せよ」があくまでも私たちの要求です。高齢者自身の団結した力で、戦争と福祉切りすての小泉政権、石原都政をうち倒し、介護と福祉を私たちの手にとりもどしていきましょう!
8月24日(水)杉並区との交渉を行います。改悪保険法の実施とのたたかいは待ったなしです。怒りを燃やし、高齢者の命の叫びをあげていきましょう。

介護と福祉を要求する杉並住民の会・事務局

 

介護保険見直しの内容を追及する 対杉並区交渉

■8月24日(水)午後1時集合
■杉並区役所議会棟 第1委員会室

被爆60周年ヒロシマ大行動へ

核戦争をくいとめよう東京集会 「核時代の現場」から問題提起

パネルディスカッションに聞き入る参加者(産業商工会館講堂) 

 7月18日、阿佐谷で「新たな核戦争をくいとめよう! 東京集会」が開催され129人が参加しました。「核時代の現場から」と題したパネルディスカッションで、ビキニ水爆事件の被爆者・大石又七さん、六ヶ所村核燃料サイクル施設に反対する漁民の坂井留吉さん、イラクの劣化ウラン弾被害を告発する放射線医学者の松井英介さんが問題提起。長崎型原爆数百発分ものプルトニウムを保有するにいたっている日本の現実があばかれ、鎌仲ひとみさん(映画『ヒバクシャ』監督)が「行動しよう」と呼びかけました。沖縄・辺野古住民の特別報告、杉並・親の会から「つくる会」教科書阻止のアピールも行われました。  北島邦彦

 

戦争・核と改憲―うち砕け! 今この力で
  ―被爆60周年― 戦争をとめよう! 8・6ヒロシマ大行動

8月6日(土)12時半〜15時集会、15時〜17時デモ
会場◆広島県立総合体育館(広島市中区)
▼ヒロシマの被爆者は訴える
▼労働者は戦争動員を許さない 憲法・教育基本法の改悪を阻止しよう!
「日の丸・君が代」処分とたたかう東京・広島の教育労働者
解雇撤回、安全運転闘争を闘う国鉄労働者
有事法と戦争動員を拒否する労働者の決意ほか
▼被爆地からの派兵、軍都再来をとめよう
▼世界の反戦・反核運動との連帯
韓国・中国・イラク・アメリカからの代表団
▼米軍再編と基地撤去をたたかう沖縄から
▼ヒロシマから世界へ〜 若者のアピール
●デモ行進 : 15時〜17時

被爆60周年8.6ヒロシマ大行動実行委員会 
〒730‐0016 広島市中区幟町 14‐3 田戸康ビル 303 Tel & Fax : 082(221)7631

富士見ヶ丘駅前 葬儀場ストップ!

アスベスト飛散の責任追及を

TBSイブニング5で特集報道 7月7日、TBSの夕方のニュース番組「イブニング・ファイブ」で「東京の住宅街でもアスベスト飛散?の不安 住民が抗議」と大きく報道されました。 

 富士見ヶ丘駅前葬儀場建設予定地の旧ビル解体工事(2月)の際に、いま大問題になっているアスベストが飛散していたという衝撃的事実が、明らかになっています。事業者が、アスベストがあると知りながら、作業員や近隣への防護策を講ずることなく解体工事を行っていたことが、作業員の証言であばかれたのです。反対同盟は区に対して徹底的な調査を求め、工事中止にいたりました。
 事業者はこの重大な企業犯罪の責任をとらずに、葬儀場着工に向かおうとしています。アスベストの撤去作業の写真や、アスベストの処理にあたった作業員の証言がありながら、区が専門的調査方法をとらず、業者の言いなりで着工を認めることは許されません。アスベスト飛散を放置してきた区の責任を、厳しく追及しなければなりません。
 近隣住民は、連日マスコミで報道される発がん性物質・アスベストの恐ろしさにおびえています。事業主は3年ごとに数十億円の所得隠しと脱税で告発されている巨大葬儀資本「ベルコ」。地元の葬儀屋さんをつぶし、葬儀の独占支配をねらう悪徳企業です。もうけのためなら住民や建設労働者の健康も顧みない企業の責任を追及し、危険な富士見丘通りの葬儀場建設計画を断念させましょう。
     けしば誠一

国鉄労働者1047名の解雇撤回!

7・15全国集会に5800人

 7月15日、日比谷野外音楽堂で「国鉄労働者1047名の解雇撤回、原告団・闘争団・争議団を励ます 7・15全国集会」が開催され、東京・首都圏の労働組合を中心に全国から5800人の労働者が集まりました(写真)。国労、全動労、動労千葉の3つの組合の被解雇者を支援する労組、労働者が、政党・上部団体の違いを超え、ひとつになってかちとられた集会です。JR尼崎事故のような大事故も戦争も、労働者を犠牲にする社会が引き起こすもの。今こそ国鉄闘争の勝利と労働運動の再生へ、団結を強め、たたかいぬくことを誓い合いました。

 

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 いつも胸にある 北富士のたたかい

天沼   安藤登志子さん  D

 

 

長谷川さんの都議選出陣式で、北富士忍草母の会事務局長の天野美恵さん(左)と=05年6月24日 天沼

機関誌「北富士闘争」第1号の表紙を飾った写真

◆権力とたたかう女性たちの顔の輝き、純粋さに引きつけられる。

 北富士の「忍草母の会」っていうおばあさんたちが、真剣勝負でやってるでしょ。私はこれに打たれたんですね。あるおばあさんの家へ行って、一晩泊まって話を聞きました。そのおばあさんの家にもう1人のおばあさんが訪ねてきて、2人で昼間の闘争の話をするわけ。その話がおもしろいの何の。2人が木に登って、警官がそれを降ろすことができなくて、やられちゃっているわけ。おばあさんに「くやしかったら登ってこい」って言われて。
 そのおばあさんの、たたかった後のおばあさんの、輝いた顔。たたかって相手をやっつけた。権力ですよ相手は。その権力とやり合って勝った喜び、演習を止めた喜びですね。そのうれしそうな顔、こんないい顔は見たことないですよ。なかなか見られない。これはすばらしいものだったですね。このおばあさんたちのたたかいの純粋さ、実力闘争に感動したんです。いい加減なものはない。命がけで自衛隊の砲弾をとめる。こんな闘争はどこにもないですよ。たたかいはこうでなくては、と思いました。 同じく農民、学生らが実力闘争をたたかっていた三里塚にもよく行きました。いろんな党派の闘争小屋を泊まり歩いてね。
◆1970年、「北富士闘争連絡会」を結成し、機関誌「北富士闘争」を発行。『北富士の女たち』(82年)『草こそいのち』(87年)『北富士・入会の火』(91年)(いずれも社会評論社刊)の北富士3部作を著す。
(機関誌「北富士闘争」第1号の表紙を飾った写真) 
 北富士の闘いが何を教えているか。いい加減に見てたら大事なところを見逃しますよ。私は北富士へ行きはじめたころに、亡くなった天野重知入会組合長(1909〜2003)の家を訪ねたの。その時、「先生はこのたたかいを何のためにやっているんですか。北富士闘争の目的は何ですか」っていうことを聞きました。何て答えるだろうって思って。
 何て言ったと思いますか? これはね、ああなるほどと、私にはうなずけたんだけれども、「自治の根源をつくるたたかいだ」と、そう言ったんです。これがわかんなくては北富士闘争はできない。私はずっと北富士のたたかいを見ていたから、その答えが胸にすーっと来ましたね。入会権は、まさに「自治の根源」ですよ。ゆずれない農民の権利です。それは農民が命をつなぐ源です。その生きていく源を守るたたかいが北富士闘争です。

◆51歳の時に北富士闘争と出会ってから37年。今年米寿を迎えた安藤さんの胸にともるたたかいの火は、ますますさかんだ。

 北富士の集会には毎年行っています。新しい広がりがうまれているのはうれしいですね。
 北富士は、いつどこにいても私の胸にある切り離せない存在です。北富士のおばあさんたちは、たたかうということの根本を教えてくれました。いま杉並で住民の会の運動をやっていますが、このたたかいも北富士とつながっていると思います。どちらも命の源を守る大事なたたかいです。
 人間、生涯たたかわなければ。おばあさんになっても、いくつになってもね。  (おわり)

 

杉並映画村通信話題の作り話映画よりリアルな秀作を

連載 第105回 

「Dear フランキー」と「ヴェラ・ドレイク」

 

 今夏のおすすめ映画は、「Dear フランキー」と「ヴェラ・ドレイク」という、2本のイギリス映画である。「Dear フランキー」は、イギリスの女性監督と女性脚本家と女性製作者が、夫の家庭内暴力から逃れて暮らす若い母親と9歳の息子のことを描いた、作品である。息子は赤ん坊の頃にふるわれた父親の暴力のために、聴覚に障害を持ち、積極的に言葉を発しようとしない。
 だが母親は「父親は船員で世界を旅している」と偽って、息子に手紙を書かせ、それを郵便局留めで受けとり、自分自身の手で「Dear〔親愛なる〕 フランキー」で始まる父親からの返事を書いて、息子あてに投函していた。
 ところが、その父親が乗っているはずの船が、たまたま親子の住んでいる港町に寄港したことから、思わぬ事態が生まれる。そんな話を地方の港町のリアルな、しかし美しい映像描写と、鋭い女性的な人間観察眼で描いた、なかなか滋味深い人間ドラマである。
 「ヴェラ・ドレイク」の方は、「秘密と嘘」のマイク・リー監督が、彼独特の独創的な映画技法で描いた、第二次大戦後5年目のまだ貧しい時代のロンドンの、労働者階級が住む界隈の一家の話である。いかつい身体の働き者の、その家の中年の主婦ヴェラ・ドレイクが、女主人公だ。
 通い家政婦として働く彼女は、家族を支え近所の貧しい人たちを助けながら、実はもう一つの家族にも秘密の社会奉仕をしていた。妊娠して困っている女性たちに、民間に伝わる古いやりかたで、無料の中絶手術をしていたのである。しかし、それが思わぬ形で警察に知られてしまい、困った事態がやってくる。
 ここでも、労働者階級の家庭や、人間関係を描く作り手の眼に、滋味深い厚みがあって、感動的である。「宇宙戦争」や「スター・ウォーズ」といった、話題のアメリカの作り話映画よりも、リアルな人間関係を描きながら、その底から人間の希望を見出そうとする、イギリス的な渋い2本の秀作を強くすすめたい。

※「フランキー」は渋谷ル・シネマ2で8月上旬までは確実に上映

遺伝子組み換えイネ 野外試験

抗議の中で野外試験強行

 遺伝子組み換えイネの野外試験栽培が、新潟県上越市の中央農業研究センター北陸研究センターで強行されました。5月31日に1回目、続けて6月29日に地元の農家をはじめ多くの人々が抗議する中、2回目が強行されています。1回目は開花前に穂は刈り取ると説明されていますが、2回目は開花させ種子を取る目的の野外栽培です▼遺伝子組み換えには様々な問題が指摘されています。アレルギー被害、内臓障害、抗生物質耐性菌の増大…。予期しない問題もおこっています。さらに問題になってくるのが、長期的影響。いったん野外に散らばるとコントロールがきかず、遺伝子汚染の拡大につながります。いくら隔離しても、風、昆虫、鳥などで花粉が飛散し、他のイネを汚染します▼新潟といえば米どころ。実験による被害は計り知れないと、近隣農家だけでなく、農協、自治体までが反対している中での、今回の田植え強行。誰もが望んでないのです。実験許可をだした農水省、環境省の責任は重大です。背景には、「遺伝子組み換え」技術をめぐる日米間の争闘があります▼遺伝子組み換えは、様々なほころびを見せ始めています。取り返しのつかない事態になる前に、遺伝子組み換え作物開発をやめさせましょう。遺伝子組み換えイネの野外実験中止を!

抗議先 新潟県上越市稲田 1・2・1 中央農業総合研究センター 北陸センター
電 話 025・523・4131
FAX025・524・8578※野外試験中止を求める署名はふろむあすでも扱っています。

コスモス歌壇

今日の旅(1)

高井戸東 川久保恵美(群緑同人)

本物の舞妓はん見るカメラマンに囲まれゆくよ川端通りを

布団を着て寝たる姿に日が昇る鴨川のほとりそぞろあゆめば

雪柳は朝の空気を引き締めて連なり咲けり鴨川に沿ひて

鴨川の流れに映ゆる丈高き花むらに親しみおぼゆ

  おしらせ

8・15労働者市民の集い60年目の戦争責任ー憲法9条と靖国参拝

◆8月15日(月)午後1時開会◆なかのゼロ小ホール(中野区中野2・9・7JR中野駅南口から徒歩8分)◆講演/「労働組合と平和」大内裕和(松山大学教員)◆国際連帯アピール 韓国=民主労総 アメリカ=スティーブ・ゼルツァー 日本=国鉄千葉動力車労働組合◆コント/松元ヒロ◆発言 「日の丸・君が代」処分と闘う教育労働者 全逓労働者 憲法と人権の日弁連をめざす会◆入場料/1500円(前売り1200円)◆主催/8・15労働者市民の集い実行委員会(03・3797・3690)

 

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