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新コスモス
2004.11.1
第177号

INDEX
(第1面)日米韓労働者の国際連帯が世界を変える/11.7集会に参加しよう
(第2面)全国ネットが厚労省と交渉/長谷川ひでのり都政レポート「米軍再編と横田」/11.6教育基本法の改悪とめよう全国集会
(第3面)区議会決算委員会報告/10・17MWM連帯渋谷デモに参加/東京から世界の労働者とともに10・9集会報告/動労千葉の物資販売にご協力を
(第4面)演劇紹介「ときはなたれて」/白井佳夫の映画村通信 宮崎駿監督「ハウルの動く城」/コスモス歌壇/こんにちは ふろむあすです/おしらせ


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日米韓労働者の国際連帯が世界を変える

ブッシュ打倒!ケリーもノー!アメリカに労働運動の新しい潮流が登場MWM(ミリオン・ワーカー・マーチ)

ブッシュ打倒!ケリーもノー!アメリカに労働運動の新しい潮流が登場MWM (ミリオン・ワーカー・マーチ)350万組合賛同の下1万5千人が結集日本から動労千葉が合流しアピール

11・7労働者集会に集まろう

 10月17日、アメリカで<国民皆保険><民営化反対><労働者の権利><イラク戦争反対>などの要求を掲げた新しい労働運動の潮流が、力強い一歩を踏み出しました。その名もミリオン・ワーカー・マーチMWM(百万人労働者行進)。「共和党ブッシュか、民主党ケリーか」の二者択一を迫る米大統領選の最中、「ブッシュ打倒! ケリーもノーだ!」「世の中を変えるのは労働者の団結と行動だ」と、アメリカの労働組合員たちが立ちあがったのです。
 MWMの歴史的な意義は、長年アメリカ労働運動を反動的に押さえつけてきたAFL―CIOという労組上部団体の妨害をはねかえし、下部一般組合員自身の行動として実現されたことにあります。
 MWM運動のうねりは国際的です。MWMには、民営化阻止の闘いの先駆者・動労千葉が招待され、その発言には熱烈な拍手が送られました。11月7日の労働者集会にはMWMの組織化の先頭に立った国際港湾倉庫労働組合ILWUの指導者・ジャック・ヘイマン氏らがやってきます。11月にゼネストを構える韓国の民主労総代表もやってきます。日米韓労働者の国際連帯の力で、ブッシュ・小泉を倒そう。戦争と民営化(=リストラ・大失業)の世界の流れを変えよう!

10・17MWMでの動労千葉の発言
 今日は、労働者階級が本当の社会の主人公としての力をよびさます歴史的な日です。日本では、本集会に連帯する多くの集会が東京・大阪・仙台・広島・福岡など10数カ所で行われました。
 日本の動労千葉、鉄道労働者を代表して、MWMへの連帯のあいさつをおくります。
 私たち動労千葉は、1987年の国鉄の分割・民営化攻撃に2波のストライキで闘い、40名の解雇者をだしました。しかし、それ以降17年間、今も民営化と対決し、解雇された仲間を守り、団結を守り、ますます意気軒高と闘っています。
 私たちは、ランク・アンド・ファイル(現場組合員)の闘いに深く共感しています。私たちも、闘う労働組合をよみがえらせるために闘います。MWMと、私たちの思いはひとつです。
 医療・福祉、生きる権利を取り戻そう
 民営化に反対、労組の団結を破壊するな
 治安弾圧をやめよ
 イラク侵略・占領をただちにやめよ
 自衛隊をいますぐ戻せ
 沖縄の基地を撤去せよ
 労働運動をランク・アンド・ファイルの手に取り戻そう
 11月7日、日本でもMWMを実現します。ぜひ日本に来てください。
 内への階級戦争と外への侵略戦争に、労働者階級の誇りにかけて闘おう
 国際連帯の力で、共通の敵との闘いに、ともに起ちあがろう

 

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介護保険給付削減に異議あり!
高齢者の最低限の生活奪うな
全国ネットが厚労省と交渉
 

10月14日、「介護保険に異議あり! 全国ネットワーク」と厚生労働省との交渉が参議院議員会館で開かれ、医療・福祉労働者もふくめ全国から8団体70人が参加しました。都革新も長谷川ひでのり代表(杉並住民の会・運営委員)、けしば誠一区議、新城せつこ区議、北島邦彦事務局長が参加。厚生労働省からは、年金局・老健局の9人の担当官が出席しました。
 交渉のテーマは、10月に改悪法が施行された年金と、来年に制度が改悪されようとしている介護保険についてです。
 全国ネットは「年金」について、@年金財政破たんの原因は、政府・財界が推進する非正規雇用労働者の増大にあるとはっきりさせること、A国民年金保険料未納者に対する運転免許証・健康保険証のとりあげなどの罰則を適用しないこと、B年金課税の強化をやめ、低額年金受給者への生活支援を行なうこと、の3つを要求しました。「介護」については、@要支援・要介護度1の高齢者から生活援助の介護を奪わないこと、A保険料・利用料の減免について国としての施策を講じること、などを要求しました。

生活援助の打ち切りは許されない

 厚労省は「年金」について、短時間労働者へも保険適用する方針だと述べ、あらゆる労働者から保険料をしぼり取る計画を公言しました。しかし、社会的影響も大きいことから、ただちに罰則適用の検討を行なっている事実はないと答弁。また、生活保護費より低額の年金で生活せざるをえない高齢者の存在について、年金と生活保護とは制度の考え方が異なるのでしかたないと居直りました。年金制度の重大欠陥を放置するものであり、許せません。
 要支援・要介護度1の高齢者への生活援助打ち切りについて厚労省は、自分で家事ができるのに介護を受けるようなことをさせないという趣旨だと説明。これに対して、要介護度1で生活援助を利用している参加者から、「孤独死が心配だからヘルパーさんを頼んでいるということもある。それを切られたらとても不安だ」などの思いがぶつけられました。また現場のホームヘルパーから、「お年寄りから最低限の生活を奪おうとするものだ。給料は安いけど、自分たちを心待ちにしてくれている人がいると思うとがんばろうという気持ちになる。そのことをわかってほしい」と訴えました。こうした切実な声に対して厚労省の役人も返答に窮し、「必要な生活援助については、今後とも保障していくことを現場の声も踏まえ検討する」と述べざるをえませんでした。
 今日のやりとりを文書でまとめて回答すること、今後も交渉を継続することを厚労省に約束させて、今回の交渉を終了しました。
(写真 介護と福祉を要求する杉並住民の会・運営委員として交渉に参加した都革新の長谷川ひでのり代表)
(報告 都革新事務局長・北島邦彦)

長谷川ひでのり都政レポート
米軍再編と横田
中東−アジア全域の侵略司令部化を認める石原知事

 いま新聞やテレビのニュースでもよく取りあげられている「米軍再編(トランスフォーメーション」。この米軍再編とは、米軍が世界中どこにでも即座に戦争をしかけられるように行おうとしている大規模な戦力の配置転換のことです。最大の焦点になっているのは日本であり、その中でも沖縄と東京・首都圏です。

世界安保へ変ぼう

 小泉政権は、米軍再編を沖縄の「負担軽減のため」であるかのように宣伝していますが、まったくのウソ。実際には@名護市辺野古沖の海上基地建設の強行、A米ワシントン州の陸軍第1軍団(アジア・中東全域を受け持つ米陸軍の最精鋭部隊)司令部の座間基地(神奈川県相模原・座間市)への移転、B横須賀の原子力空母母港化、C厚木への最新鋭戦闘機の配備、D横田の空軍司令部強化(グアム基地の空軍司令部機能の統合)など、基地機能を飛躍的に強化するものです。条文上は「極東」に限定されている日米安保の適用範囲が北朝鮮・中国から中央アジア、イラク・中東、アフリカ東海岸にいたる地域に拡大され、「世界安保」に変えられます。
(写真 巨大空軍基地・横田 総面積約708万1900平方メートルで東京ドームの約150倍もある。基地の境界は5つの市と1つの町に接している。)

軍民共用ではなく撤去を

 9月10日、石原都知事は記者会見で、米軍再編について「横田基地の軍民共用化問題を抱える東京都としてどのように見ているか」と聞かれ、次のように答えています。「イスラム圏をカバーする重要な基地が日本以外にほとんどない。しかも中国は核装備をし、北朝鮮もそうだ。アメリカが極東、アジアの東部に感じている危機感は大きい。日本の戦略基地はアメリカにとってますます決定的に大事なものになっていく」と。石原都知事は米軍再編の狙いが対中国、対北朝鮮、対イスラム諸国にあることを承知し、その「必要性」をあおっています。
 アメリカの世界戦争は沖縄・日本全土を最前線基地とし、自衛隊を「同盟軍」として行われます。横田をはじめ東京・首都圏は沖縄とならぶ戦争拠点となります。沖縄の基地撤去・新基地建設阻止の闘いと結んで、反安保・反基地の新たな運動の高揚をつくりだしましょう。横田基地周辺住民とともに、「軍民共用」化ではなくあくまで基地撤去へ闘いましょう。
(写真 横田基地所属主力輸送機C-130ハーキュリーズ。杉並上空でもよく見かける)

 

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区議会
決算委員会報告
 
 民営化と戦争協力の山田区政を追及

けしば誠一

民営化は低賃金化と福祉の切り捨て

 都政を革新する会は、9月14日から10月8日まで開会された区議会定例会・決算委員会で、山田区政の民営化と福祉切り捨て、戦争協力の姿勢を厳しく追及しました。
 山田区長は、就任以来区の事業の民間委託・民営化推進を打ち出し、学校給食に続いて、「障害者」施設や保育園・学童クラブなど福祉施設の運営を民間事業者に丸投げしてきました。多数の労働者の職場を奪う一方で、「能力・業績評価」を導入し、区が決めた目標に向けて職員に競争をあおってきました。
 03年決算年度に、職員の神経系長期病欠者は1999年の23人から40人に増え、神経系休職者は9人から18人に増えたことを取り上げ、その何倍もの職員が職場を奪われ、仲間との競争に苦しんでいる現状をただしました。民営化された後の職場は、パートの低賃金労働で支えられています。「スマートすぎなみ計画」で新たに打ち出した1000人削減と全事業の60%民営化により、区役所がどう変わるか具体的にただしたところ、「検討中」というのみで、その内容には触れませんでした。

平和展を自衛隊宣伝会に変えた区長

 有事法制定前に、いち早く危機管理室を設置した山田区長が、警視庁幹部を地域安全担当課長に据え、監視カメラとパトロール指導を通じて、警察による住民の組織化を進めてきたことを追及しました。
 さらに毎年8月に実施してきた「平和の集い」を、今年は「反テロリズム」展にあらため、自衛隊のイラクでの活動を宣伝する展示会に変えたことは許せません。拉致事件の発覚以来、在日朝鮮人や朝鮮学校に通う生徒たちへの迫害が強まるなかにあって、区がそれを防止するのではなく北朝鮮への恐怖や脅威をあおる企画を、しかも「平和の集い」の名のもとに実施したのです。来年被爆60周年にあたり、原水禁運動発祥の地にふさわしい企画を再検討すべきと、深い反省を求めました。
 そのほかに清掃職員の労働条件、区教育委員会の「日の丸・君が代」強制、住基ネット全員参加方針、放射5号線に関する区の姿勢など、それぞれ厳しく問いただしました。

都革新・長谷川代表と北島事務局長

10・17MWM連渋谷デモに参加

9月議会報告
杉並区議会
 福祉事業の民営化反対
 企業の利益追求の場にするな

新城せつこ

 福祉事業のオール民営化は福祉の切り捨てであり、その中止を求めました。
 介護保険制度は、介護を民間事業者に委ね、戦後福祉のあり方を一変させました。そして「障害者」福祉から児童福祉にいたるまで、福祉事業すべてが大企業の利潤追求の場に変えられようとしています。
 昨年「指定管理者制度」がつくられ、金もうけに利用することを禁じてきた公共施設が株式会社でも運営できるようになりました。福祉は権利ではなく、金で購入しなければならない商品に変わりました。その中で、要支援、要介護1の高齢者から生活援助の介護を奪う動きや、特別養護老人ホーム入居者からの居住費徴収など低所得者への負担がますます重くなります。
 決算年度に区が保険料を値上げし、保険料や利用料の減免を求める切実な願いを切り捨てた姿勢をただし、介護保険制度を廃止して、必要な介護を国や自治体の責任で保障することを強く求めました。

 

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演劇紹介

燐光群 ときはなたれて

成田西 星野暁子(無実の政治犯・星野文昭さん家族) 

10月1日、梅ヶ丘BOXで初日の上演を迎えた、燐光群アトリエの会の「ときはなたれて」を観てきました。これは、アメリカで、えん罪でありながら死刑判決を受け、奇跡的に出所した元死刑囚の実話です。作品では、6人の元死刑囚のトークを中心に展開されていきます。
 200万人いると言われるアメリカの受刑者が、いったいどのような人々なのか。その一端として、ごくごく普通の人々が、国家によって、死刑囚にしたてあげられていく様子が、語られていきます。
 自由を奪われた中で、やってもいない嘘の自白を強いられることの傷、刑務所の中での他の受刑者からの暴力、レイプ、裁判における黒人差別、それは、アメリカ社会の闇の凝縮とも言えます。しかし、ここで、登場する死刑囚は、これらの絶望的状況からみずからの再生の道を見出していく、見出そうとする人々であり、その魂の軌跡が描かれています。
 この劇を観て大変感銘を受け、勇気づけられました。たくさんの人にこの作品を観てもらいたいと思います。日本で、様々な形でえん罪に取り組む諸運動が、孤立し、分断されている状況を、どう打開していくのかを考える時、国家による死刑のむごたらしさ、えん罪の不合理、刑務所処遇の非人道性、それらがひとつの大きな社会問題として、多くの人々の心を揺さぶるような取り組みが必要だと、常々考えてきました。アメリカで、大きな死刑廃止のムーブメントにつながったという「ときはなたれて」の上演が、多くの人々の心に届くことを願っています。   (投稿)

かえせ星野文昭 くだけ再審の壁 獄中30年 無期からの解放を

11・24集会にご参加を

投稿 星野さんをとりもどそう! 全国最新連絡会議  

星野文昭さん 星野さんは、1971年11月、基地付き沖縄「返還」協定に反対し、渋谷デモに参加しました。そして機動隊員殺害の被告にでっちあげられて無期懲役となり、今年8月で30年目の獄中生活に入っています(徳島刑務所在監)。1996年に再審請求を行い、現在は最高裁で特別抗告審をたたかっています。1日も早く再審を実現し、無実の星野文昭さんをとり戻すために、11・24集会に集い、星野さん獄中30年のたたかいを一人でも多くの人々に知らせましょう。
 星野文昭さんは、デモ隊全体のリーダーでしたが、機動隊員死亡には関係していません。物的証拠は何ひとつありません。あるのは、警察の密室でねつ造されたデモ参加者の目撃供述だけです。しかも、この供述が警察官によって強要された嘘であることは、裁判での証言や再審請求新証拠で明白です。例えば、K証人は星野さんを「きつね色の背広の男」だったと一貫して証言していますが、当日の星野さんの服装は、薄水色のブレザーとグレーのズボンだったのです。
 冤罪は晴らさねばなりません。星野さんに自由を!

 ●ホームページ --> 星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議

奇妙で巨大な動く城は宙に浮く

「ハウルの動く城」

 「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」についで、宮崎駿監督がスタジオジブリで作った長編アニメーション映画の新作、「ハウルの動く城」を見た。1時間59分の作品である。
 イギリスの女性児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作小説、「魔法使いハウルと火の悪魔」(徳間書店)の、映画化である。
 時は20世紀初頭とおぼしき頃。所はアルプスの山々の望める、ヨーロッパのどこかの国だ。ソフィーというひかえめな、帽子屋で働く18歳の少女(声は倍賞千恵子)と、巨大で奇妙な動く城に住む、若くて美しくてナイーブな魔法使いの青年ハウル(木村拓哉)との、恋と冒険のお話が中心となった映画である。
 少女ソフィーは、荒地の魔女(美輪明宏)に呪いをかけられて、何とお掃除の大好きな90歳の老婆にされてしまい、魔法使いハウルの城に住み込むことになる。
 この国は他のどこかの国と戦争をしていて、町の上空では両軍の飛行機がいつも飛びかって戦い、町には爆弾が雨あられと、降りそそぐ。そして魔法使いの青年ハウルは、変身して空を飛んだりして、どうやらそれをやめさせようとする仕事を、やっているらしい。
 これは「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」につながるような、数多くのキャラクターが登場して、多重エピソード型のドラマを展開していく、ちょっと神秘的な人間教訓劇、とでもいうべき作品である。
 そして映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリー・ポッター」両シリーズにもつながるような、神話的な伝奇ドラマでもある。
 ただし、日本独特の歴史的風土に根ざして成立していた「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」にくらべると、この「ハウルの動く城」は、無国籍的で根無し草的で、ロマンと教訓がいささか宙に浮いてしまっているのが、とても気になる。
 「ハリー・ポッター」シリーズの原作本の売れ行きが、頭打ちになっているらしい、現状とも通じ合うかのように。

兄の遺品

高井戸東 川久保恵美(群緑同人)

還らざる兄の書棚に見出でたる「奥の細道」わがむさぼり読みき

還らざる兄の使いし製図台乞はれしかども父母離さず

兄の遺せし背広の似合いし父なりき農夫然とせるをいとへり

開襟シャツに黒の上衣(じょうい)の夏姿亡兄(あに)その侭(まま)の父も逝(ゆ)きぬ三年(みとせ)の後に(享年51歳)

こんにちは ふろむあす です こんにちは ふろむあす です

考えよう 農業のこと食べることD

BSE二重基準

 10月15日農水省・厚労省は、食品安全委員会に「BSE国内対策」の見直しを諮問しました。その内容は、アメリカの「要望」どおり全頭検査から生後20か月以下の牛を除外するというもの。一方で国内での全頭検査は当面継続という二重基準。来春以降に新基準が施行される予定で、検査済みの国内産牛肉と未検査の米国産牛肉が流通することになりますまさに米国産輸入再開のためでしかない、アメリカと日本の大手食肉業界の思うままです▼BSEは発生ルート含めまだまだ未解明な部分の多い病気。これまで行った350万頭の検査で最も若齢だったのが21か月だったから、20か月以下は除外するとは。1か月の差で検査する・しないが分けられるものなのか▼7月に来日した米食肉大手タイソンフーズ社(対日輸出の4割を占めていた)の労働組合代表者は、「タイソン社は食品の安全、労働者の安全を無視している。BSEから消費者を守るという会社の安全対策にも私たちはほとんど信頼をおいていない」「会社は日本の消費者の安全、工場労働者の安全よりも、利潤と生産スピードを優先している」と指摘。食の現場の労働者からの貴重な告発です▼BSEの根本問題は、牛の生理を無視した飼育。早く安く太らせるために草食動物の牛に肉骨粉を与えたことから始まっています。食の根本が、大資本の利益優先によって歪められることによって、生産者が苦しみ、加工現場の労働者の安全が無視され、消費者の安全が脅かされる―この構造を変えなくてはなりません。大資本の横暴から命を守るために、消費者・労働者・生産者が手を結び闘っていく時です。

反核・反原発講座
◆「世界の状況」
◆話・天笠啓祐さん(元『技術と人間』編集長)
◆11月8日(月)19時〜
◆阿佐谷地域区民センター
◆杉並原発問題研究会090・8042・8287

 

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