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| 「月刊新コスモス」で連載中 | 1996年09月掲載開始 第050〜099号 |
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■杉並映画村通信 050 2000年10月掲載
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連載 第050回 黒木和雄の十年ぶりの新作「スリ」
「とべない沈黙」「竜馬暗殺」「TOMORROW 明日」の黒木和雄監督の、十年ぶりの新作「スリ」の、映像でうち出された表現が面白い。これはリバーサイドのあたりの、古びたビルの屋上の奇妙な家を棲家にしている、原田芳雄の初老のスリの話である。
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■杉並映画村通信 051 2000年11月掲載
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連載 第051回 「仁義なき戦い」の30年!
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■杉並映画村通信 052 2000年12月掲載
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連載 第052回 お正月映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」という、デンマークのラース・フォン・トリアーという監督が作った映画が、ちょっと面白い。一九六〇年代のアメリカの田舎町の話なのだが、総て北欧で撮影されている。監督が飛行機に乗るのがきらいな人間だから、だそうである。
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■杉並映画村通信 053 2001年01月掲載
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連載 第035回 張芸謀の新作「初恋のきた道」
ちょうどアメリカ映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーンが出現した時のような、フレッシュでスイートな女優登場の映画が、現われた。「紅いコーリャン」「紅夢」「秋菊の物語」の中国の監督チャン・イーモウ(張芸謀)の新作「初恋のきた道」と、ヒロインとしてこの映画でデビューしたチャン・ツィイー(章子怡)のことである。
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■杉並映画村通信 054 2001年02月掲載
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連載 第054回 「日本の黒い夏〔冤enzai罪〕」の問題点
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■杉並映画村通信 055 2001年03月掲載
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連載 第055回 ドキュメンタリー映画「こどものそら」
四七才の小林茂というドキュメンタリー映画の監督が作った、「こどものそら」(一時間四八分)という作品の公開が、BOX東中野という映画館で始まっている。この人は、同志社大学在学中から足尾鉱毒事件や水俣病事件にかかわった人たちと交流をもち、柳澤寿男という岩波映画出身のドキュメンタリー映画の監督の、助監督を十数年やっている。柳澤監督とは、福祉施設のことを描いた優れた長編ドキュメンタリー映画五本を、長い年月をかけて作ったことで知られる、今はもう亡くなった人だ。その後、小林茂は佐藤真監督の「阿賀に生きる」で撮影者となり、写真集「グラフィックドキュメント・スモン」「トウスビラ・希望/ウガンダに生まれた子どもたち」などを出版している。その彼が、北海道の札幌にある「しらかば台つばさクラブ」という、民間の共同学童保育所のことを記録した最初の作品、「放課後」(20分)を作ったのが一九九七年のことである。この映画は、沖縄音楽の調べにのせて、ここにかようふつうの子、障害のある子、さらに指導員、親などが、生き生きといっしょに歌い踊る姿を描いたシーンから始まる。この保育所の新しい福祉実践のイメージを、たった一日の撮影でダイナミツクに切りとった映像が、素晴らしい作品である。ついで一九九九年に、この保育所にかよう小学校六年生たちの、北海道一周自転車旅行のことを記録したのが、「自転車」(30分)である。アフリカ音楽のドラムの調べにのせて、大自然の中を疾走する少年少女たちの自炊天幕旅行が、生き生きと描かれている。そして二〇〇〇年に、この保育所のその後を描いて作られたのが「雪合戦」(59分)である。この三本をつなげたのが、今回公開の「こどものそら」なのである。偉い政治家や官僚や企業のトップなどが、醜態をさらしつづける今日この頃、この映画に描かれた、よりよい生活実現の運動を実践する、平凡な日本人庶民の顔、顔、顔が、何と美しいことか!!
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■杉並映画村通信 056 2001年04月掲載
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連載 第056回 アメリカ映画「ハンニバル」
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■杉並映画村通信 057 2001年05月掲載
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連載 第057回 実験作品「トラフィック」
「トラフィック」という、アカデミー賞をいくつも受賞したアメリカ映画の、公開が始まった。監督したのはスティーブン・ソダーバーグ。もともとインデペンデント(小独立プロ)の世界の人で、低額予算短期間撮影の、ユニークな人間ドラマ「イギリスから来た男」を作った人である。
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■杉並映画村通信 058 2001年06月掲載
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連載 第058回 東映映画「ホタル」が表現したもの 高倉健が「鉄道員(ぽっぽや)」以来二年ぶりに主演する東映映画「ホタル」は、武骨で古めかしい作品である。鹿児島湾の老漁師である主人公は、知覧から出撃した特攻隊の生き残りだ。恋女房の田中裕子は、医師から命はあと一年半と言われている身で、これも昔の恋人を特攻隊で失っている。
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■杉並映画村通信 059 2001年07月掲載
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連載 第059回 アメリカ映画「A・I・」
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■杉並映画村通信 060 2001年08月掲載
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連載 第060回 フランス映画「今日から始まる」
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■杉並映画村通信 061 2001年09月掲載
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連載 第061回 日本映画「ウォーターボーイズ」
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■杉並映画村通信 062 2001年10月掲載
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連載 第062回 アメリカの記録映画「テルミン」
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■杉並映画村通信 063 2001年11月掲載
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連載 第063回 日本映画「赤い橋の下のぬるい水」
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■杉並映画村通信 064 2001年12月掲載
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連載 第064回 アメリカ映画「ハリー・ポッターと賢者の石」
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■杉並映画村通信 065 2002年01月掲載
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連載 第065回 「千年の恋/ひかる源氏物語」について
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■杉並映画村通信 066 2002年02月掲載
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連載 第066回 「息子の部屋」と「ピアニスト」ノーマルとアブノーマル
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■杉並映画村通信 067 2002年03月掲載
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連載 第067回 アメリカ映画「ロード・オブ・ザ・リング」
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■杉並映画村通信 068 2002年04月掲載
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連載 第068回 「トゥーランドット」と「エトワール」
オペラとかバレエといった、舞台芸術に関することを描いた、二本の長編記録映画が、とても面白い。一本はアメリカ=ドイツ合作映画の「トゥーランドット」。もう一本はフランス映画の「エトワール」である。「トゥーランドット」は、同名のプッチーニのオペラを、フィレンツェ歌劇場の首席指揮者ズービン・メータが「オペラの物語の背景になっている本物の中国の北京の紫禁城を舞台に、上演した時の記録フィルムだ。
「エトワール」は、三百年以上の伝統を持つパリ・オペラ座バレエ団の、ダンサーたちを中心とするメンバーの、舞台裏での厳しい習練やリハーサル、本番などのスケッチで構成された、記録映画である。そのフランス的なエスプリを利かせた、人間の肉体の鍛練の映像記録が、なかなか美しく、かつ素晴らしい。 |
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■杉並映画村通信 069 2002年05月掲載
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連載 第069回 「光の雨」と「突入せよ!『あさま山荘』事件」
もう三〇年前のことになる、連合赤軍あさま山荘事件のことを描いた映画は、昨年に独立プロの作品「光の雨」が登場した。これは冬の厳しい山岳地帯に実際にロケをして、連合赤軍の側から、この事件を描こうとしたものであった。
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■杉並映画村通信 070 2002年06月掲載
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連載 第070回 アメリカ映画「チョコレート」
アメリカ映画「チョコレート」は、二〇〇二年のアカデミー賞の主演女優賞を、史上最初の黒人女優としてとったハル・ベリーが、授賞式の時に号泣した、あの映画である。日本初登場のマーク・フォスターが監督した、インデペンデント(中小独立プロ)の作品だ。
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■杉並映画村通信 071 2002年07月掲載
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連載 第071回 ドイツ映画「es(エス)」
一九七一年、アメリカのスタンフォード大学のフィリップ・ジンバルド教授が、「監獄実験」というのを、学生たち二十人を使って、おこなった。半数を看守役、半数を囚人役にして二週間、模擬刑務所の監房に閉じこめる、という実験である。 |
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■杉並映画村通信 072 2002年08月掲載
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連載 第072回 まず東映公開の「命」
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■杉並映画村通信 073 2002年09月掲載
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連載 第073回 時代劇映画「たそがれ清兵衛」
山田洋次監督の松竹系11月公開の時代劇映画「たそがれ清兵衛」が、なかなか面白い。藤沢周平の短編小説「たそがれ清兵衛」「竹光始末」「祝い人(ほいと)助八」(新潮文庫)を、アレンジした作品一2時間9分)である。 |
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■杉並映画村通信 074 2002年10月掲載
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連載 第074回 日本映画「刑務所の中」
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■杉並映画村通信 075 2002年11月掲載
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連載 第075回 「日本心中/針生一郎・日本を丸ごと抱え込んでしまった男。」
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■杉並映画村通信 076 2002年12月掲載
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連載 第076回 ポーランド=フランス合作「戦場のピアニスト」
母国ポーランドで「水の中のナイフ」を作り、ヨーロッパに渡って「反撥(はんぱつ)」を作り、アメリカに渡って「ローズマリーの赤ちゃん」を作った後に、幼女とのセックス・スキャンダルでアメリカを追われ、イギリスで「テス」を作った、異才監督ロマン・ポランスキー。その彼ももう、今年で70才である。 |
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■杉並映画村通信 077 2003年02月掲載 |
連載 第077回 「たそがれ清兵衛」と「刑務所の中」
山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」と、崔洋一監督の「刑務所の中」が、2002年の日本映画の、特に面白く見られた作品であったようだ。映画雑誌「キネマ旬報」のベスト・テンでも、「たそがれ清兵衛」が1位で、「刑務所の中」が2位だった。どうやらそんな評価が、定着してきそうな気配(けはい)である。 |
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■杉並映画村通信 078 2003年03月掲載
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連載 第078回 「ピノッキオ」を見る
第二次大戦によるイタリア社会の荒廃をふまえて、戦後始まったイタリア映画のネオリアリズムの潮流は、「無防備都市」や「戦火のかなた」や「自転車泥棒」といった作品を生んだ。この流れを、抽象的な映像表現の方向に歪め、導いていってしまったのが、フェデリコ・フェリーニ監督の「道」と、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「さすらい」という黒白画面映画だった、と私は思っている。 |
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■杉並映画村通信 079 2003年04月掲載
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連載 第079回 アメリカ映画「シカゴ」を見て考える
アメリカのミュージカル映画「シカゴ」は、ブロードウェイの舞台ミュージカルの名振付師兼演出家で、映画監督に進出して自らのヒット舞台「キャバレー」を映画化もした、亡きボブ・フォッシーの、ステージの大ヒット作の映画化である。 |
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■杉並映画村通信 080 2003年05月掲載
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連載 第080回 「スパイ・ゾルゲ」おまえは何者だ?
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■杉並映画村通信 081 2003年06月掲載
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連載 第081回 ドイツ映画「名もなきアフリカの地で」
ドイツ映画「名もなきアフリカの地で」は、女性監督カロリーヌ・リンクが、女性作家シュテファニー・ツヴァイクの自伝的小説を現地全面ロケで映画化した、2時間21分の大作である。
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■杉並映画村通信 082 2003年07月掲載
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連載 第082回 ブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」
ブラジルから、ラテン・アメリカの「仁義なき戦い」(!)とでもいうべき、不思議な映像的な熱気をはらんだ映画「シティ・オブ・ゴッド」(2時間10分)が、やってきた。リオデジャネイロ郊外にあるスラム「シティ・オブ・ゴッド」を背景に、そこで育った恐るべき暴力少年たちや、犯罪者の若者たちの、人間群像ドラマである。 |
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■杉並映画村通信 083 2003年08月掲載
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連載 第083回 映画版「踊る大捜査線」2作目を考える
とここまで書いてくると、まるで48作も作られた映画「男はつらいよ」シリーズのような、きまりきったワン・パターンの娯楽ドラマを、制作側と観客側がいわば馴れあって、和気あいあいで作っていくタイプの作品の、典型例であることが、わかるはずである。そういえば「男はつらいよ」も、元々はテレビのシリーズ・ドラマであった。 |
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■杉並映画村通信 084 2003年09月掲載
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連載 第084回 北野武の座頭市映画に思う
北野武監督が、俳優としての芸名ビートたけしの名で主演もした映画「座頭市」の、公開が始まった。亡くなった勝新太郎の座頭市とくらべると、ビートたけしの新座頭市は、やや図太さに欠け、都会的で線が細い。そのかわり(?)、次から次へととっかえひっかえ、殺陣のシーンを画面にくり出して、あきさせない。 |
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■杉並映画村通信 085 2003年10月掲載
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連載 第085回 101才で死んだドイツ人女性監督
レニ・リーフェンシュタールが、101歳でこの世を去った。テレビなどまだなく、真空管ラジオが日々のニュースを伝え、新しい映像メディアとしての映画が世の注目を集めていた時代に、ヒットラーのナチス第3帝国の威容を世界に誇示した、ベルリン・オリンピックの記録映画「民族の祭典」「美の祭典」2部作を作った、女性監督である。 |
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■杉並映画村通信 086 2003年12月掲載
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連載 第086回 「いつかA列車に乗って」
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■杉並映画村通信 087 2004年01月掲載
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連載 第087回 日本映画「ヴァイブレータ」
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■杉並映画村通信 088 2004年02月掲載
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連載 第088回 前号の私の文章のタイトルについて
映画の世界における差別とは、いったいどんなことであるのか、ということを時々、考える。例えば、東京・神田の岩波ホールで上映されるような作品というのは、いつも定評のある、保証つきのいい映画である、というような考え方がある。
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■杉並映画村通信 089 2004年03月掲載
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連載 第089回 犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」 成島監督の「油断大敵」 山川元監督の「東京原発」
ミニシアターで公開される日本映画に、いろいろと面白いものが出てきている。昨年公開でヒットし、えんえんとロングランが続いている、犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」が、まず面白い。田辺聖子の小説を映画化した、池脇千鶴の身体に障害をもった不思議な個性の女性と、妻夫木聡の気弱な現代の若者の、奇妙なラブ・ストーリーだ。 ぶっきらぼうで、ぶあいそうな監督の映像造型が、とても効果的で、観客が自分自身の感性で、この現代的なラブ・ストーリーを、自分流に読み解いていくうちに、心身ともに爽快になれる、といったタイプの映画だ。 「笑う蛙」のシナリオ作者だった成島出が、初めて監督して作った映画「油断大敵」も、面白い骨太な現代的な人間ドラマである。実際に刑事だった人物の書いた、実録的なエッセイ集を、自由に脚色して作られた、柄本明の初老の名人泥棒と、役所広司のもっさり型の中年刑事の、虚々実々の関係を描く、人間喜劇である。 山川元監督の「東京原発」という作品も、悪くない。役所広司のカリスマ的な東京都知事が、幹部職員を都庁の会議室に招集して、「都財政をどん底から救うため、東京に原発を誘致する!」と宣言して、一同をアッと言わせるというお話である。 |
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■杉並映画村通信 090 2004年04月掲載
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連載 第090回 「ロスト・イン・トランスレーション」
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■杉並映画村通信 091 2004年05月掲載
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連載 第091回 ポルトガル映画「永遠(とわ)の語らい」
船はポルトガルを出て、フランス、イタリア、ギリシャ、トルコ、エジプトに寄港し、紅海を抜けてイエメンに行き、インドをめざす。そして、それらの国々のさまざまな歴史的な風物に接して、娘が素朴な質問をする。それに母親が、寓意に富んだ答えをする。 |