TOKAKUSHIN
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新コスモス
 「月刊新コスモス」で連載中 1996年09月掲載開始
第001--105号・・・

INDEX

------------------------ 1996/09--2000/09 ----------------------------------

■ 001 -- ■ 049  001--049

------------------------ 2000/10--2005/01 ----------------------------------

■ 050 -- ■ 051  050--099

------------------------- 2005/02--     ----------------------------------

■ 100 -- 100〜最新号

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■ 001 日本映画「「男はつらいよ」 あなたにとって寅さんとは

■ 002 第一回投稿作品の発表 わたしにとって寅さんとは

■ 003 続いて投稿作品の発表 寅さんには濡れ場がない!

■ 004 新城せつこさんからの投稿 一度も見たことがありません

■ 005 新城せつこさんへのメッセージ 寅さん映画と『E・T』

■ 006 「寅さん」は死んでいない しょうがないのではないか?

■ 007 論理的な批判はやさしい! 「政治運動者の論理」

■ 008 私のヒガミというものか? 言葉の論理と本音の心情

■ 009 日常に侵入する寅さん 寅さんに対する恐れがない!

■ 010 寅さん映画の喪失の次には? 「失楽園」と「うなぎ」

■ 011 この連載もそろそろ閉幕? 日本人が好む映画の内実

■ 012 タテマエ論ではなくて 「失楽園」と「うなぎ」の考察

■ 013 明らかに変化しつつある 映画の中の時代を読む

■ 014 時代の声を読み解こう 映画の映像は現代を証言する

■ 015 必見のアメリカ映画 「エアフォース・ワン」

■ 016 世界の政治状況を読む セブン・イヤーズ・イン・チベット

■ 017 見るべきお正月映画 「阿片戦争」をどう読む?

■ 018 思考の老いは行動をパターン化する 久しぶりの投書ですが

■ 019 映画をどう読み自己論理化するか? 最新作「アミスタッド」

■ 020 アメリカ映画人の願望 「タイタニック」が意味するものは?

■ 021 アメリカがちょっとやばい 生気のない「話題作」--「恋愛小説家」「ジャッキー・ブラウン」

■ 022 論理性を欠く感情論 東條英機が主人公の映画  「プライド運命の瞬間(とき)」

■ 023 若者が疾走する映画 「アンラッキー・モンキー」

■ 024 楽しくなければ福祉じゃない 福祉映画祭 in NAGOYA

■ 025 長い徒労の時間を描いた映画 9月公開「愛を乞うひと」

■ 026 戦場の臨場感の背後に郷愁が 「プライベート・ライアン」

■ 027 入念なアナクロニズム 「カンゾー先生」と「時雨(しぐれ)の記」

■ 028 寅さん映画の時代が終わって… 山田洋次監督「学校V」

■ 029 イランの映画が持つ迫力 一月公開の新作「りんご」

■ 030 「踊る大捜査線」のヒット フジテレビが製作映画「踊る大捜査線 THE MOVI」

■ 031 長い長いイライラと不安 「スネーク・アイズ」

■ 032 日本兵たちが死んでいく 「シン・レッド・ライン」

■ 033 99年アカデミー賞授賞式 エリア・カザンへの非難

■ 034 赤狩り旋風の中で ベルトルト・ブレヒトの場合

■ 035 人間不在の空虚な絵空事 「スター・ウォーズ」の新作が詰まらない!

■ 036 今の日本に充満する怨念 映画「鉄道員(ぽっぽや)」大ヒットの意味は?

■ 037  古典的教養人キュープリック 「アイズ ワイド シャット」

■ 038 それは時代の空気を証明する レンタル・ビデオのベスト10。「インディペンデンス・デイ」「スピード」「ミッション・インボッシブル」「セブン」「ディープ・インパクト」「もののけ姫」「フィフス・エレメント」「ダイハード3」「12モンキーズ」「ザ・ロック」

■ 039 どの陣営にもよくある現象 「金融腐触列島/呪縛」

■ 040 現代日本をシンボライズ 「M/OTHER」

■ 041 大島渚監督13年ぶりの新作 「御法度」をどう読み解く?

■ 042 現在の風潮反映する時代劇 「雨あがる」と「御法度」と

■ 043 たった一人のフロンティア 老人が中古トラクターで大陸横断。「ストレイト・ストーリー」

■ 044 混乱と焦燥とカルト 必見の三本のアメリカ映画。「マグノリア」「グリーンマィル」「アメリカン・ビューティー」

■ 045 癒しの人間群像ドラマ 「グリーンマイル」に客席の号泣

■ 046 苦悩の果ての人間主義の復権 「エリン・ブロコビッチ」と「インサイダー」

■ 047 人間主義復権の映画第三弾 アメリカ映画「ザ・ハリケーン」

■ 048 溺れず酔わずしたたかに! 「ザ・ハリケーン」をめぐるアメリカ映画群

■ 049 発掘された音楽の記録 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

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■ 050 初老のスリはまだ死なない! 黒木和雄の十年ぶりの新作「スリ」

■ 051 「仁義なき戦い」の30年!  神作映画「新・仁義なき戦い」とは?

■ 052 暗くて哀しい現実を描く映像バラード  お正月映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

■ 053 観客の幸福感に託した寓意 張芸謀の新作「初恋のきた道」

■ 054 捨象された松本サリン事件 「日本の黒い夏〔冤enzai罪〕」の問題点

■ 055 生き生きと美しい人間たち ドキュメンタリー映画「こどものそら」

■ 056 「羊たちの沈黙」に遠く及ばず! アメリカ映画「ハンニバル」

■ 057 「エリン・ブロコビッチ」の次の映画 実験作品「トラフィック」

■ 058 古風で不器用な構造が生む涙 東映映画「ホタル」が表現したもの

■ 059 アメリカ映画「A・I・」 人間の感情を与えられたロボット

■ 060 フランス映画「今日から始まる」 現実革新のためのエネルギー

■ 061 日本映画「ウォーターボーイズ」 爽やかな映画の迫力とは

■ 062 アメリカの記録映画「テルミン」 ロマンティックな電子音楽

■ 063 日本映画「赤い橋の下のぬるい水」 ぬるい水がしずめるものは

■ 064 アメリカ映画「ハリー・ポッターーと賢者の石」 長い長い謎解き物語の意味

■ 065 「千年の恋/ひかる源氏物語」について エレクトリック・シネマの時代

■ 066 「息子の部屋」と「ピアニスト」ノーマルとアブノーマル 二本のヨーロッパ映画を見て

■ 067 アメリカ映画「ロード・オブ・ザ・リング」 コンピーューター・ゲーム映画

■ 068 「トゥーランドット」と「エトワール」 舞台裏の記録映画が面白い!

■ 069 「光の雨」と「突入せよ!『あさま山荘』事件」 連合赤軍事件の映画

■ 070 アメリカ映画「チョコレート」

■ 071 ドイツ映画「es(エス)」 七日闇で中断した「監獄実験」

■ 072 まず東映公開の「命」 秋の見るべき日本映画

■ 073 時代劇映画「たそがれ清兵衛」 おもしろいのだが限界あり

■ 074 日本映画「刑務所の中」 実に面白い崔監督の新作!

■ 075 「日本心中/針生一郎・日本を丸ごと抱え込んでしまった男。」 ついに4回も見てしまった

■ 076 ポーランド=フランス合作「戦場のピアニスト」 ポランスキーの意欲作への批評

■ 077 あなたは、どっち!? 「たそがれ清兵衛」と「刑務所の中」

■ 078 イタリア映画の惨状 「ピノッキオ」を見る

■ 079 アメリカ映画「シカゴ」を見て考える

■ 080 篠田正浩監督の「最後の映画」を見て 「スパイ・ゾルゲ」おまえは何者だ?

■ 081 アフリカで苦悩するユダヤ人一家 ドイツ映画「名もなきアフリカの地で」

■ 082 君はそれを、どう思う? ブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」

■ 083 いつか来た道のその先は? 映画版「踊る大捜査線」2作目を考える

■ 084 勝新太郎とビートたけしの差 北野武の座頭市映画に思う

■ 085 101才で死んだドイツ人女性監督 リーフェンシュタールとは何者?

■ 086 「いつかA列車に乗って」 音楽のプロたちが作った大人の映画

■ 087 日本映画「ヴァイブレータ」 ロマン・ポルノとピンク映画の合体

■ 088 前号の私の文章のタイトルについて 映画の世界における差別

■ 089 3本の面白い日本映画の共通性

■ 090 「ロスト・イン・トランスレーション」 変わっていないアメリカ人

■ 091 ポルトガル映画「永遠(とわ)の語らい」 95歳監督のシンプルな重厚さ

■ 092 黒木和雄監督の「父と暮らせば」 ぎりぎりの勝負が生んだ力

■ 093 珍しい西部劇の新作「ワイルド・レンジ」 西部の自由人と新保守派の戦い

■ 094 記録映画「らくだの涙」 ゴビ砂漠に生きる、らくだの涙

■ 095 ロンドンで生きる貧しい外国人たち イギリス映画「堕天使(だてんし)のパスポート」 

■ 096 山田洋次監督「隠し剣 鬼の爪」 幕末の地方子藩の下級武士

■ 097 「ハウルの動く城」 奇妙で巨大な動く城は宙に浮く

■ 098 大林宣彦監督の「理由」 107人が証言する殺人事件の謎

■ 099 原一男監督の「またの日の知華」 ドキュメンタリーから劇映画へ

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■ 100 ●「晩春」 ●「叛乱」 ●「仁義なき戦い」 戦後60年読み直し日本映画 ベスト6 その(1)

■ 101 ●「愛のコリーダ ●「病院で死ぬということ」 ●「刑務所の中」 戦後60年読み直し日本映画 ベスト6 その(2)

■ 102 「黒部の太陽 ミフネと裕次郎」(新潮社/1600円・税別) 「黒部の太陽」という映画が持つ意味

■ 103 アメリカ映画「Shall we Dance?」 日本人必見のアメリカ映画?

■ 104 骨太の複眼的な人間群像ドラマ 日本映画「樹の海」

■ 105 「Dear フランキー」と「ヴェラ・ドレイク」 話題の作り話映画よりリアルな秀作を

■ 106 思わずゾッとしてきてしまった!  今年の夏の日本映画を回想する

■ 107 今「ヴェニスの商人」映画化の意味は? ユダヤ人への差別の問題

■ 108 韓国ドラマの民族的エネルギーに脱帽 「宮廷女官チャングムの誓い」について

■ 109 戦艦大和はなぜ沈んだのか? 男たちの大和/YAMATO」シナリオ製作のプロセス

■ 110 「キング・コング」と「SAYURI」/巨大な野獣とゲイシャの関係

■ 111 2005年の日本映画の傾向/逃避映画が賞をもらう

■ 112 ハマのメリーさんとは誰? 映画「ヨコハマメリー」をめぐって

■ 113 そんなことが確かに あった… 日本映画「バッシング」

杉並映画村通信 001 1996年09月掲載開始 第1回の通信

 

杉並映画村通信あなたにとって寅さんとは

連載 第001回 

「男はつらいよ」

 

 この『新コスモス』に、映画の連載をスタートさせることになった。「杉並区に住んでいる映画評論家なのだから、ぜひやってほしい」ということらしいのだが、この革新系の議員さんたちの出している、こむずかしい(?)政治新聞に、映画のことなんか書いても果たして読む人がいるんだろうか?
 そう言ったら「だから、白井さんの連載をいれて、もっと軟らかさをだしたいんです」とのことである。なるほどねえ。しかし、この新聞に他の新聞や雑誌でやるような、ただの映画の評論などをのせてみたところで、あんまり意味がないような気もする。そこで、ちょっと変わったことをスタートさせることにした。
 映画「男は、つらいよ」シリーズ四八本でおなじみの、寅さんを演じた俳優渥美清が、亡くなった。あの「男はつらいよ」シリーズ映画、そしてそのシンボルのような存在である寅さんこと車寅次郎とは、あなたにとって何であったのか?というテーマを、この新聞の読者のみなさんに、提出したい。
 それに対して、ハガキ(スペースがないので手紙は認めません)に、あなたの「意見」を書いて、投稿して下さい。虫メガネが要るような小さな字で、えんえんと書くのも、認めません。あなたの「意見」を、俳句か短歌でも書くように、短く一言でまとめて投稿して下さい。「思い出してもなつかしく、悲しい……」なんていう文章もダメです。そういう「後ろ向きの、追想の感傷的文章は、他の新聞や雑誌にたくさんのっています。「私にとって、寅さん映画とはこういうものだった」という、前にふみ出した「白分なりの論理」を、自分の生活に根ざして書いてください。
 「寅さんの映画なんて見たことない」なんて人も、困ったものですねえ。日本の大衆のアイドルを知らずして、日本で革新運動をやろうと思っているんですか?

お兄ちゃん! また行ってしまうの?

投稿は、〒168…東京都杉並区上高井戸1-32-40 新コスモス編集部気付 「自井佳夫の杉並映画村通信」あてにどうぞ。

 

 

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