こどもたちの命と健康を危険にさらし
民間委託反対の立場から |
| 8月22日、杉並区議会の文教委員会が開かれ、区教育委員会が強行しようとしている学校給食の民間委託化に反対する請願と陳情が審議されました。都政を革新する会のけしば誠一区議は、民託化反対の立場から、請願を出した教職員組合杉並支部委員長の教師と栄養士の訴えを熱心に聞き、区教委を鋭くただしました。 文教委員会では、請願・陳情についての採決は見送られ、継続審議となりました。9月定例区議会が学校給食民託化を許してしまうか否かをめぐる正念場となります。区教委は、これまで区内で開いた説明会でも多くの疑問と反対の声があがっていることを認めざるをえず、9月に各学校ごとに保護者への説明会を開くとしています。さらに民託化反対の運動を大きく広げていきましょう。 杉並の学校給食は、戦後50年以上にわたる現場の努力により、全国でも評判の安全でおいしい給食として、育まれてきました。民託化することは、それを台無しにすることです。なによりも衛生管理や調理での安全性が問題です。 すでに民託化されている他区では、さまざまな問題が起きています。民間会社に委託されれば、調理の現場はパートなどの不安定雇用の労働者に変えられます。文教委員会でも「一生懸命指導して、やっと仕事になれてきたと思ったら、調理師が会社の都合で他に異動させられ、新人がやってくる。自分たちの仕事は調理師養成所なのかとなげきたくなる」という他区の栄養士の声が紹介されました。 また、教育の一環としての学校給食という観点も重要です。生徒たちが自分たちのために安全でおいしい給食を作ってくれる現場の職員と日常接し、食生活について学んでいく姿も委員会で紹介されました。民託化は、こうしたあり方も台無しにしてしまいます。 区は「民託化によって経費削減になる」としていますが、具体的根拠は何も示すことはできず、これも疑問です。そもそも、こどもたちの命と健康を危険にさらしてまで「経費削減」することなど許されません。学校給食民間委託化をはばむために、ともに立ちあがりましょう。 父母はみんな不安と疑問を感じている 教育現場の声全く無視許せない けしば区議+保護者+教師 文教委員会を傍聴した保護者と教師、けしば区議に、学校給食民託化の問題について、それぞれの立場から大いに語ってもらいました。 文教委員会としては、今日は時間切れということで、九月定例議会へ継続審議になりました。与党会派は、みんな民託化に賛成なのですが、反対の声の大きさに強行するのは先のばしにしたのです。 私が、どうしても納得できないのは、民託化しても「給食の内容は変わらない」という言い方です。栄養士と調理師が一体となった現場になるのに十年はかかる。この共同作業の問題を区は軽視しています。区には、安全でおいしい給食をつくっていくという心がありません。 |
![]()