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まえがき
石原知事の言動、政策は、一体何をめざしているのか。それは、ずばり本気で戦争をやるということです。2期目のブッシュ政権は、「自由の拡大」「神意による民主化」「圧制国家の打倒」を掲げて「世界戦争宣言」を発しました。小泉政権はこのブッシュ政権と一体になってイラク侵略戦争を拡大・激化させ、北朝鮮、そして中国への侵略戦争にまで突き進もうとしています。だからこそ、「二度と戦争をしない」という誓いの上に立つ憲法と教育基本法を改悪し、破棄しようとしています。この戦争の道を激しく突進しているのが、首都・東京の政治と教育を牛耳る石原知事です。
処分をふりかざして学校現場に「日の丸・君が代」を強制し、都議会の壇上から公然と「命をかけて憲法を破る」と叫ぶ石原知事。この知事をファシストと言わずして何と言うのでしょうか。ところが、今の都議会の多数を占める自民・民主・公明の議員たちは、石原知事に拍手喝采を送り、日本共産党など「野党」も「石原人気」に恐れをなし、真っ向から対決姿勢を示せない。マスコミは批判の声も上げず、石原知事にこびへつらうばかり。こうした状況がますます石原知事を増長させています。 このような事態にたいし、歯がみするような思い、危機感、怒りを抱いている人々は膨大に存在しています。石原知事の暴走をなんとしてでも止めよう! この思いを一つの力にしようではありませんか。石原知事に真っ正面から「挑戦状」をたたきつけ、思いっきり対決して、そしてうち倒そうではありませんか。私はそういう呼びかけをすべての労働者、市民のみなさんに発したいと思い、この本を出しました。とくに私をかりたてたのは、処分をはねかえし、職をかけ、人生をかけて「日の丸・君が代」強制拒否のたたかいに決起している教育労働者に、なんとしてもこたえたいという気持ちでした。 石原知事との最大の対決の場は、教育と介護・福祉です。
石原知事と都教育委員会のファシストたちは、学校教育への「日の丸・君が代」の強制に異様なまでの執念を燃やしています。それが、戦争を否定する教育基本法を破壊し、憲法を破壊して、民衆を戦争に動員していく最短コースであることを知っているからです。戦前の日本も学校教育によって侵略戦争を担う兵士を作り、戦争に協力する労働者を生み出しました。だからこそ戦後の教育労働者は、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを掲げ、「日の丸・君が代」の学校教育への持ちこみを阻みつづけてきたのです。石原知事は、この教育労働者の学校職場における抵抗とたたかいに憎しみを燃やし、これを根絶やしにしようとしているのです。
石原知事は、社会保障の解体という政策でも突出したやり方をしています。高齢者・「障害者」・児童の福祉を切り捨て、医療や保育などで全国に例のない民営化と全面的市場化を実施しています。石原都政のもとでは、労働者民衆は本当に殺されてしまいます。介護と福祉のゆくえが石原都政との対決にかかっているのです。 本書の第1部の斎藤貴男さん、西川重則さんとの鼎談、第2部の「とめよう戦争教育」の章では、この教育をめぐる石原知事の攻撃を心の底から批判しています。そして、3〜4月の卒業式・入学式における「日の丸・君が代」強制拒否のたたかいに勝負がかかっており、すべての労働者と市民がここで決起するとともに、全職場で戦争協力拒否のたたかいを広げることを訴えています。
本書の第2部は、教育とともにファシスト石原知事が攻撃の標的としている介護・福祉・医療・保育の社会保障分野、労働組合つぶしを目的とした民営化攻撃と戦争動員、「ディーゼル規制」の裏で進められる大型道路建設などの環境破壊を取り上げ、批判しています。 第3部は、差別主義者で女性差別の権化のような石原知事に怒りを燃やす女性労働者との座談会です。
本書が、ファシスト石原知事打倒のたたかいの口火の一つとなることを心から願っています。 2005年2月 長谷川ひでのり |
目次
まえがき
斎藤貴男(ジャーナリスト)
第2部/石原都政批判
1.教育 とめよう戦争教育 「日の丸・君が代」強制はねかえそう
第3部/座談会 女性労働者と語る 女性の敵・石原は倒さなきゃダメ
メッセージ 都政を革新する会顧問 桜井善作
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